ずっと看板が気になっていました。
都内企業でビジネス英語の先生をしているアメリカ人の男性が開いたアトリエでした。大人も子供も家族でもママ友だけでも、誰でも木を使って作りたいものがあれば何でも作れるとのことで、今回子供向けワークショップ(材料費込み・2時間・5千円)に参加してみました。
子供たちはこの道具を使ってモノづくりができることに興味津々です。
レッスンが始まる前にまず確認書にサインをします。リスクを理解した上で真面目に取り組むというこのサインは、お互いの気持ちを確認しあえるので安心につながりました。
優しいお姉さんという雰囲気の先生が「英語で12月まで書いてみましょう。」「英語でゼロから10まで書いてみましょう。」との一言に、みんなダメ元でも積極的に書いていました。
初めて英語のレッスンを受ける子供もマンツーマンで丁寧に教えてくださり終始リラックスムード。
英語が分からなくても途中で通訳してもらったり、ティム先生がゆっくり作品や機材を見せて何を使い何を作るのか、何が危険かなど説明してくれるので子供も自力で理解しようと前のめりで聞いていました!
これには親もびっくりです。
今回は高学年がサイズを自由に変えられるブックスタンド、低学年は木のぬくもりがある万年カレンダーを作ります。
配られた木の棒を真っ二つに自分の手でのこぎりを使って切ります。
大きな機械はティム先生が使い、その二本の木を同じ長さに揃えます。
目を保護するゴーグルをかけてティム先生のご指導の下、すごい音とともに穴を開けていました。
パイロット気分なのか男子はゴーグルに大喜びでした。
サンドペーパーを使い、根気強く木の表面を磨きます。磨くのは大変ですが、磨けば磨くほどお店に置いてあるようなツルツルな木材に変化していくのが楽しいようで、ティム先生からコツを教えてもらい頑張って最後まで磨き上げました!
先ほど習ったばかりの英語でカレンダーに書き込みます。カラフルなペンで丁寧に書き込んでいました。
ブックスタンドも形になってきてますます真剣に作業していました。
1滴の接着剤をそっと穴へ入れた後、棒を差し込みました。直角になっているかを専用の機材で確認します。
釘の一本、一本を自分で打ち込んでいきます。
ティム先生が抑えてくれているので子供たちも先生の指を誤って打たないように慎重に真剣に。
子供たちは緊張から解き放たれ、モノづくりの喜びと出来上がった作品を手にニッコリ満足の笑顔を見せてくれました。
「次はカレンダーを作りたい!」とそれぞれ相手が作ったものを今度は作りたいと口々に言っていました。
途中、メジャーを使って遊び出した低学年の男の子にティム先生は「身長を測ってみよう!」と測ってくれたり、磁石で釘を集めて遊んでいたら「その磁石で釘を運んでね」と子供の興味を全てくみ取り子供たちは納得するまで遊んでいました。
レッスンが終わるころにはティム先生も英語もすっかり好きになっているようでした。
子供のワークショップは今のところ土曜日、3名から体験できます。
夏休みには自由研究大作戦や、今後は親御さんが自宅からアトリエの子供の姿をいつでも見れるようカメラの設置も準備中とのことです!ホームページに詳細があります。(http://kitewa.jp/japanese)
子供に木工も英語も集中力も体験できる穴場空間。
子供たちの喜ぶ新しい姿が見れるのでぜひ皆さんも体験していただきたいです。
今後も通いたい!と親子で思える場所が見つかってうれしいです。