富士山の北側に位置する北口本宮冨士浅間神社がお祀りしているのは「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」という女神様です。
この女神様、同じく北口本宮冨士浅間神社で祀られている夫の「天孫彦火瓊瓊杵尊(てんそんひこほのににぎのみこと)」が一目惚れしてしまうほどの美しさだけでなく、その夫との子を猛火の中で産むというとても強い女神様なのです。
一目惚れから始まる運命的な恋をして、強さも同時に併せ持った木花開耶姫命が祀られている北口本宮冨士浅間神社は、私たち女の子の味方なんです♡
国道に面した鳥居とその奥に続く参道は木漏れ日が気持ちよく、あたたかい気持ちになるだけでなく、なんだかここを歩いているだけで勇気がもらえるような道でした。
参道を歩いているときにもチラチラと目には入っていたけど…近くにくるとより一層感じる厳かな雰囲気、そして何より、本当に大きい!
それもそのはずこの大鳥居、日本最大の木造鳥居なんです。
こちらは随神門。歴史の深さを感じますよね。
随神門の奥に見えるのは神楽殿です。
そして随神門をくぐると左手に手水舎があるのですが、この随神門、神楽殿、手水舎も国指定重要文化財です。
ちゃんとした写真が撮れていなかったのですが、手水舎はかなりのパワースポットらしいですのでみなさんはぜひたくさんパワーをもらってきてください(泣)
決して派手な色使いをしている訳ではないのになぜか目を惹く拝殿も、国指定重要文化財です。
上を向くと大きな天狗。
そして正面の黄金に輝いているのが本殿です。まばゆいほどのきらめきを放っていました。
先ほども述べたように、この神社の御祭神はまず「木花開耶姫命」とその旦那様の「天孫彦火瓊瓊杵尊」、さらに木花開耶姫命のお父さんである「大山祇紙(おおやまづのかみ)」という三人の神様です。
木花開耶姫命のように美しく強い女性になりたいという願い事や、縁結び、恋愛成就の願い事をするにはうってつけです。
また、猛火の中で子を産んだ木花開耶姫命は安産の御利益や物を産み出す神様とも言われています。
さらにさらに。
一目惚れした木花開耶姫命を見事お嫁にもらった旦那様の力なのか、それともやっぱり男気と言えばお父さんの力なのか、
北口本宮冨士浅間神社には強く太くまっすぐな気が流れているそうです。
そのため、勇気や自信が持てる、心の迷いを消してくれる、悪運を浄化してくれる、後ろから背中を押してくれるといった、力強い願い事をするのもよいそうです。
美しい女神様とその旦那様とお父さんの神社。
やっぱり女の子の味方と言っても過言じゃないですね!!
拝殿の左側に根付いているのは県指定天然記念物である「太郎杉」です。樹齢厄1000年の太郎杉はどっしりしていて、どこか安心感を覚えるような樹でした。
そして拝殿の右側に根付いている少し変わった「夫婦檜」は恋に恋する女の子必見!
よく見ると、二本の檜が根元で一本にくっついていますよね。そして一度分かれながらも地上12メートルあたりで再びくっついています。見るからに仲良しな檜!!
ここはもちろん縁結びや恋愛成就のパワーが立ちこめているそうですよ!
順路が左手に伸びていたのでそちらの道に進んでみるとこれまた陽の差し方がなんともあたたかい道が。
そして「七色もみじ」というかわいらしいもみじの樹がありました。この七色もみじの見頃はなんと4月下旬だったそうです。
「碧々としたもみじももちろんきれいだけど、紅いもみじも見てみたかったなぁ…」なんて贅沢なことをど堂々と口に出して過ぎ去ると(なんと失礼な…)まさかの頭上から紅く染まった葉っぱが!
木漏れ日の中で輝くもみじがすてきでした。
そして反対側には「夫婦梅」という梅の木。こちらも花は咲いているわけがなく、新緑を楽しんできました。
七色もみじのその奥には東宮本殿がありました。こちらも国指定重要文化財。
そして順路を進むと西宮本殿があります。
…が!先に急がずその間の恵毘寿社を忘れないで!!
本殿の真後ろにあるこの恵毘寿社は商売繁盛の恵比寿様と財運の神様大黒様を祀っているだけではありません。
恵比寿様の向いている方向に富士山があるため、並々ならぬ金運の御利益があるそうです。
自分磨きにかわいいカフェ巡りに友達との女子会。女の子はお金もかかるものですよね。
ここでの参拝も忘れずにどうぞ♪
もっと先に進むと様々な神様の祀られているお社がたくさん並んでいました。
そして北口本宮冨士浅間神社には諏訪拝殿もありました。
諏訪神社には必勝祈願の御利益があるそうです。
憧れのあの人と結ばれるためにライバルに負けるわけにはいかない!という恋する女の子や、自分のやりたい仕事のためにこのプレゼンは負けられない!といった働く女の子、勝負事はぜひここでお祈りしましょう。
「なんだろうこの紙は…」
参拝を一通り終えて神楽殿の前まで戻ってきた私たちがつぶやいていると、優しい神社の方が教えてくれたのは、厄払いについて。
右側の人型の紙に自分の名前と年齢を書いて夏越大祓式でお祓いをしてくれるとのことでした。
「お祓いっていわれてもなぁ…」と思っていたんですが、人間は肉や魚など命を頂いて生きているので、生きているだけでも穢れがついてしまうんだとか。
せっかくなので最後に人型の紙を300円で購入し、でかでかと名前と年齢を納めてきました。
必要のないものは払い落とすのも、大事です。
恋も自分らしさもどっちも捨てなくていい。
参拝が終わった後はそんなすがすがしい気持ちになれる北口本宮冨士浅間神社。
ぜひ一度足を運んでみてくださいね♡
[北口本宮冨士浅間神社 公式HP]
http://www.sengenjinja.jp/