エントランスのある敷地内に3台の駐車場があります。
1台分は立派な木と可愛らしい石の動物が使っています。
エントランスに貼ってあるポスターを見るだけでも、既に涼しい気分になってきました。
「水のうつわ・空のうつわ 涼を招く東洋陶磁」と「 エコール・ド・パリを中心に」は2018年6月5日(火)~10月13日(土)まで開催中です。
96歳で亡くなるまで1,800件ほどの美術品を世界中から集め、2,000年4月にこちらの美術館が完成しました。
こちらのホールでは定期的にコンサートなどのイベントが開催されています。
小さいながらも見事な中庭の景観に和みます。
館内に緑の光が差し込んで綺麗です。
二階からもソファに座ってゆったりと眺めることができます。
エジプトからミイラが入っていた「彩色木棺」が展示されています。
美しい象形文字のレリーフなど古代が凝縮されたエリアです。
常設展示の中核となっている古代東洋彫刻です。
広い展示室にはインドや中国など東洋の仏像がずらりと並んでいて圧巻です。
足を一歩踏み入れると、爽やかな寒色の器が並んでいます。
この部屋だけエアコンが強めに効いている?
体感温度が少し下がったような気持ちになりました。
涼しい器の隣の部屋にはなんとピカソの作品が!
突然ピカソとの出会いにびっくりです。
更にこちらの美術館はすべて写真撮影が可能(ただしフラッシュ、電子音のするスマホカメラなどは禁止)、鉛筆デッサンであれば作品を描きに訪れることも可能なのです。創設者の「自分が蒐集したものを人々に広く見せたい」という美術への思いからのようです。
1920年代を中心にパリで活動し、出身国も画風もさまざまな画家たちの総称を「エコール・ド・パリ」といいます。そんな当時のフランスで活躍した「パリ派」の作品展です。
シャガールの淡いタッチの筆遣いとカラフルな色合いのバランスは美しく、そんな作品をじっくりと見られます。
こちらの美術館は作品との距離が極めて近いです!
創始者は茶道を極めたいという思いもあり、茶室の展示室もありました。
エコール・ド・パリの横で、狩野派の橋本雅邦の水墨画が静かに鎮座しています。
この部屋のコントラストはインパクト大です。
作品の解説版が多いと目障りという意見からQRコードを読み込むと携帯で解説が読めるスタイルを導入。無料WIFIもあり心ゆくまで世界の美術品を見ることができます。
ミュージアムショップもオリジナルグッズや可愛い花瓶など種類が豊富です。
ショップの定員の方も丁寧に説明してくださったり、騒ぐ息子にも優しく語りかけてくださったり、、と居心地の良い、素晴らしい美術館でした。
白金エリアのお散歩コースにぜひ立ち寄りたいスポットです。