シロクマ食堂は、JR小樽駅から歩いて25分ほどかかります。
冬は寒いので、バスに乗って向かうのがおすすめ。
北海道中央バス 小樽駅前ターミナルから「小樽水族館行き」に乗りました。
バスに乗って7分ほど、バス停「錦町」で降ります。
錦町に停まるバスは複数あるので、バスターミナルの案内所で伺うのがよいですよ。
バス停「錦町」から徒歩3分ほど、シロクマ食堂に着きました!
2018年に放送されたTEAM NACSのハナタレナックス 全国特番や、2019年1月に放送されたぴったんこカンカンに登場。
食べログは3.70で、TOP5000入りをしています。(2019年1月22日現在)
店内は、カウンター9席のアットホームな雰囲気。
ランチは予約不可で、ディナーは予約のみになっています。
店主さんがおひとりで調理されているため、ディナーの予約電話は15:00頃がつながりやすいようです。
平日の11:30頃に行ったので、すぐ座れましたが、12:00頃には満席になっていました。
ランチメニューは、パスタやハンバーグ、海鮮丼などがあります。
TV番組では、かにみそクリームスパゲティがよく取り上げられていますが、お客様が注文しているメニューはハンバーグやオムライスなど様々です。
お目当てのかにみそクリームスパゲティ(1,700円)がきました。
一口サイズに巻いたスパゲティの上に、ベニズワイガニと、かにみそをのせていただきます。
無添加のかにみそが濃厚なアクセントになり、クリームとマッチして絶品♡
バゲット付なのでクリームをつけて食べると、これがまたおいしい。
山中牧場の牛乳(400円)は、優しく飲みやすいお味で和みます。
デザートに頼んだシロクマアイス(250円)は、さっぱりしていてシメにぴったりでした。
シロクマ食堂は北運河地区にあるので、小樽運河の北運河沿いを歩いておなじみの中心部へ向かいます。
小樽運河は1923年(大正12年)に完成した港湾施設で全長1,140m。
海岸を埋め立てて造られており、船と倉庫をつないで荷物を運びやすくしていました。
おなじみの中心部は1986年(昭和61年)道路拡張で埋め立てられて幅20mですが、北運河は当時のまま幅40mで小型船が係留しています。
北運河は中心部より観光客が少なく、港の雰囲気が漂っているかんじ。
シロクマ食堂から北運河沿いを10分ほど歩いて、中央橋を挟んで中心部にやってきました。
同じ小樽運河なのに中央橋を挟むと、雰囲気がノスタルジーでワクワクする観光地へガラッと変わります。
街歩きや地図が好きな方は、小樽運河の中心部~北運河をお散歩すると楽しめると思います。
小樽運河の中心部の道路向かい側に、小樽芸術村ミュージアムカフェとステンドグラス美術館があります。
ミュージアムカフェの右側で入場券を購入し、奥に進むとステンドグラス美術館につながっています。
小樽芸術村は、周辺に固まっているステンドグラス美術館、ニトリの美術館である似鳥美術館、旧三井銀行 小樽支店等の総称です。
建物間は自由に通り抜けでき、3館共通券(2,000円)を購入しておいて、後日に回り切れなかった建物へ行くこともできます。
ステンドグラス美術館には、19世紀後半~20世紀初頭のイギリスの教会の窓に飾られていたステンドグラスが、約140点展示されています。
荘厳で神聖な煌びやかな空間。
写真撮影OKなのが嬉しい♪
ただし、自撮り棒は禁止です。
うっかりステンドグラスを割ったら大変ですからね((;゚Д゚)))
各ステンドグラスには題名と解説が展示され、無料で音声ガイダンスも貸し出されています。
約140点の展示は見応えがあり、3点目から音声ガイダンスは聞くのを諦めました(汗)
本気で鑑賞するなら、何度か通う必要がありそう。
キリスト像、マリア像、天使、王様、王女、戦士など様々なテーマのステンドグラスがあります。
色使いや印象も異なるので、どのステンドグラスの前が落ち着いて心地よいか、探りながら鑑賞するとおもしろいです。
ステンドグラス美術館は旧高橋倉庫を利用しており、歴史的建造物でもあります。
1923年(大正12年)に小樽の小豆将軍と呼ばれた高橋 直治氏が建てた木造石造の2階建て倉庫で、大豆を収めていました。
高橋氏は、大量の大豆を貯蔵して直輸出を行い、日本やロンドン市場を左右するほどの影響を与えた豪傑。
ステンドグラスを眺めながら、小豆将軍にも思いを馳せる歴女的に胸アツスポットでございます。
続いて、旧三井銀行 小樽支店に来ました。
1927年(昭和2年)に建築された重厚な石積みのルネサンス様式の外観は、威厳がありとても立派!
時間帯により、天井へプロジェクションマッピングも上映されています。
地下1階には貸金庫室、貸金庫回廊があります。
旧銀行の秘密を覗くような気持ちになる、おもしろい必見スポット!
貸金庫回廊は誰が歩いているかわかるように、四隅に鏡が設置されていました。
最後に、ニトリの美術館である似鳥美術館を鑑賞しました。
1923年(大正12年)に建築された旧北海道拓殖銀行 小樽支店を利用しています。
4階は横山大観、川合玉堂などの日本画、3階は岸田劉生などの日本・海外の洋画、2階は髙村光雲と弟子たちの木彫、地下1階はアールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリーで、見応え十分です。
1階には、アメリカのステンドグラスギャラリーもあり、先ほどのイギリスのステンドグラス美術館と比較するのも一興。作風が全然違います。
小樽芸術村の3館を2時間ほどで、ざっと鑑賞しました。
美術好きな方は、半日過ごせるでしょう。
ずっと歩いて美術鑑賞をしたので、お茶休憩。
堺町通りでおなじみの北一硝子の北一ホールへ行きます。
石油ランプ 167個の灯りが幻想的な癒しの空間。
明治期に造られた石造りの倉庫を利用しています。
ミルクティソフト(450円)と粉雪ココア(550円)を注文。
寒い冬は特に雰囲気満点なので、居心地が良いです。
今回訪れた観光スポットのように、小樽は歴史的なスポットと現代の観光が上手に融合している街。
街歩きをすると、どんどん興味深いところが見つかるはず。
ぜひ、観光しながら小樽の魅力をご堪能ください。