最終日の4日目はいよいよ、高野山へ向かいます。
途中に「かつらぎドライブイン」へ寄りました。
特産品のふゆう柿やみかん、柿の葉寿司など品揃え豊富。
高野山のキャラクターこうやくんを見かけると、高野山に近づいてきたなぁと実感が湧いてきます。
関ケ原の合戦後、真田親子が蟄居していた九度山が近いせいか、真田幸村グッズもありました。
高野山に着きました!
高野山の玄関と言われる大門を左に見ながら道路を進むと、お寺などの街並みがあります。
高野山は、816年空海が43歳で開山した地上900mの天空都市。
2004年に世界遺産登録されています。
所要時間は、新大阪駅から高野山駅まで電車で約2時間。
高野山駅から車で約8分で大門に着きます。
アクセスは、こちらをご確認ください。
高野山の三大スポットは、壇上伽藍(だんじょうがらん)、金剛峯寺、奥之院。
今回のJTBツアーでは、奥之院のみ行きました。
なので、高野山にはもう一度行ってみたし。
壇上伽藍(だんじょうがらん)は、空海が高野山で最初に開いた道場。
高野山のシンボルと言われる朱塗りの根本大塔もあります。
また、壇上伽藍の近くには、高野山の総本山である金剛峯寺があります。
高野山はお寺、学校や郵便局、商店がある街になっているので、宿坊も意外と訪れやすそう。
117あるお寺のうち、宿坊は52のお寺で実施。けっこう多いですよね。
外国人観光客にも大人気で、宿坊は7~8割がホテル代わりに利用する欧米のお客様のようです。
高野山宿坊協会もあるので、不明な点は問合せするとよいでしょう。
ちなみに、楽天トラベルやじゃらん等から、予約できる宿坊もあります。
【高野山宿坊協会HP】http://www.shukubo.net/contents/
高野山の街並みをバスで通って、本日のメイン奥之院へ到着!
専門のガイドさんのご案内で、1時間20分ほど散策とお参りをしました。
高野山奥之院では、入口に書かれている南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)と3回唱えて、中に進んでいきます。
行きは左の参道、帰りは右の参道(行きから見て右の参道)を歩きます。来た道を戻って帰るのは誤りとのこと。
空海は804年 31歳の時に遣唐使の一行として唐に渡りました。
唐の都・長安で高僧の「恵果」に師事して密教の正統後継者となり、真言宗を開きました。
高野山奥之院は、835年死期を悟った空海が62歳で入定(にゅうじょう)され、永遠に眠る場所。
空海がこの世にとどまり、人々の幸せを願い続けていると伝わるご霊場であり聖地になっています。
空海が眠る御廟(ごびょう)へ向かう参道には、お墓が立ち並び、その数20万基以上!
始めは有名企業や団体の塔や碑などが目立ちます。
日本しろあり対策協会による、しろありの慰霊碑もありました。
ちなみに、偉人や位の高い方が眠る地は「墓」ではなく「廟(びょう)」と呼ばれます。
風格のある樹齢700年以上の杉木立の中、歴史を感じるお墓が増えていきます。
厳かで神妙で独特な雰囲気…!
天気の悪い日に1~2人で歩くと、怖いかもしれません。
怖くなったら、入口に書かれていた南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)を3回唱えるとよいかも。
行く前に大丈夫かな⁉と調べたところ、空海が入定され人々の幸せを永遠に願い続けていると伝わる地なのに、悪霊がいると思うのは空海に失礼だという文章を読み、妙に納得しました。
偉人のお墓や碑の多さにも驚きです。
芭蕉句碑のほか、武田信玄・勝頼、上杉謙信・景勝、明智光秀、豊臣家墓所等、武将の供養塔も多くあります。
御廟橋の近くには、参道から少し上がったところに織田信長供養塔もあります。
このような形をした供養塔も多くあります。
開山1200年の歴史の重みを感じる参道です。
御廟橋近くにある一際立派なお墓が、越前松平家の石廟です。
徳川家康の次男秀康と母(長秀院)の石廟です。
重要文化財に指定されています。
秀康は豊臣秀吉の養子になりましたが、秀吉に鶴松が生まれたため、結城家の婿養子になった方です。
報われない境遇ですね‥。
とても歴史と物哀しさを感じさせる雰囲気です。
御廟橋(ごびょうばし)に辿り着きました。
ここから先は、空海の御廟がある霊域とされ、一礼をして進みます。写真撮影は禁止です。
死期の到来を悟った62歳の空海は、御廟橋の向こうで835年3月21日の早朝、大日如来(だいにちにょらい)の定印を結びながら入定されたと伝わっています。
真言宗では空海の死を「入定(にゅうじょう)=瞑想し悟りの境地に入った」と表現されます。
御廟橋の向こうでは、燈籠堂(とうろうどう)で空海の御廟をお参りできます。
2万基以上の献燈が灯り、厳かな雰囲気です。
お参りを終えて戻ってくると、休憩所や御供所(ごくしょ)があります。
御供所は、御廟で入定している空海の食事を作っている場所。
毎朝、御供所で食事を作り、籠に収められ毎日6時と10時30分に出発。
嘗味地蔵(あじみじぞう)に供えて味見の後、御廟に運びいれられます。
御供所は奥之院の寺務所でもあり、御守り等も販売されています。
お守りや線香、曼荼羅などの販売所もありました。
御朱印は添乗員さんが、御朱印帳を集めて一括してもらっていただけました。
帰りに珠数屋佳兵衛でおみやげを購入しました。
最後の観光地のため、お買い物にラストスパートがかかり、高野山のごま豆腐、高野豆腐(絹ごし)が飛ぶように売れていました!
みんな買うと買いたくなる、これぞバスツアーの醍醐味(^^)
おみやげ購入後は、関西国際空港へ行き帰路に着きました。
JTBツアーでは、交通の便が難しいところも観光バスで効率良くたくさん回れてとても良かったです。