鹿島田には崖の上に無料の動物園があるんだって！〜「田」のつく駅旅 第①弾〜

皆さん、「田」のつく駅って一般的に印象が薄い…とネットで書かれているのを見かけたことはありませんか？
私が以前住んでいた地元「田無」駅付近も、そのように言われていました。
ですが、地元民に言わせてみればちゃんと遊べるところがあるんです！
ということで数回の連載に渡り、「田」のつく駅で遊べるところはあるのか？ということを検証したいと思います！

それでは、まずは慶応義塾大学があることで有名な田町駅からスタート！
今回はあえてその反対側の出口・東口に来てみました。

まず最初に発見したのは、「なぎさテラス」。
ここは田町駅東口の開発プロジェクト「ムスブ田町」によるもので、2018年からオープンしました。
まだまだ開発途中ですが、なぎさテラスの隣のビルは、
・msb Tamachi田町ステーションタワーN（オフィス）
・msb TamachiステーションタワーS（オフィス）
・プルマン東京田町（ホテル）
と大規模な高層タワーが構築される予定です。

駅出口からいきなりカフェやレストランなどの飲食店がずらっと並んだこの綺麗なビル。
なんだか色々期待できそう…！

ちょこっと歩いていると、緑豊かな散歩道が見えてきました！
人が歩けるように整備されているので、行ってみることに。

まるで東京のみなとみらいのような場所に辿り着きました♡
運河沿いの船着場が整備され、居心地の良いデッキになっています。

近くにはベンチもあって、かっこいいモノレールを眺められます。
炎天下の散歩は辛い…そんな悩みを解決してくれる、日陰の休憩スポットがあるのはポイントが高い！
ここでちょっと座って行こうっと。

程よく休み、夜景も素敵なんだろうなぁ…そんなことを思いながら次へ。

そこから橋を渡り、さらに歩いていくとまた公園が！
この公園には遊具もあり、昼下がりの芝生で子供たちがワイワイと遊んでいました。
この街の象徴でもある「プラタナスの木」が高くそびえたち、のびのびとできます。

【結果】
高層ビルやタワーマンションが多い田町駅。
大人にとっては思いっきりはしゃげる場所は少なかったですが、公園が多いのでまったり大人デートにはいいかも！
グルメ旅をしたいなら東口ではなく西口がおすすめ。

お次は南武線が通る鹿島田駅。
駅名だけ聞くと何があるとピンとこないかもしれませんが、実は今回の旅の1番の目玉ともなるこの駅。
私は過去に鹿島田からちょっと歩いた多摩川河川敷でマラソンしたことがあります！

いやいや…マラソンかよと突っ込みたくなったあなた。
それ以外にも、今流行りの「●●温泉」や無料で入れる「●●」もあるんですよ！

ちなみに鹿島田駅を出て左には商店街、右のデッキを進んでいくと、小さなショッピングビル新川崎スクエアに辿り着きます。

ここまでだと、遊ぶ場所がない！という結果で終わってしまうので、
またしばらく散歩することに。

新川崎駅を通過して、10分ほどいった住宅地の中に公園らしきところが。
無人の公園。
ちょっと怖いぞ…（汗）
近隣の人も遊びにこないのだろうか。

と、丘に続く階段を発見。実はこの上には動物園があるらしい。
「崩壊危険区域」って書いてあるけど…大丈夫⁉

急な階段。
ジージーと蝉が鳴いていて、炎天下が続き、暑さはピークに。
結構ハードな階段だったけれど、その先には「耳をすませば」に出てきそうな見晴らしのいい景色が！

よし、もうちょっと頑張ってみよう。

登った先には、動物園ではなく、古墳があっ…た…。
今度はトトロの住む家か⁉
公園全体が古墳になっているため、そんなに古墳感はないけれど、この辺にはちらほら人が。
何故かホッとしてしまったのは何故だろう。

ほかにも江戸城を築城をしたことで名をあげる太田道灌の記念碑や、空襲による慰霊碑もありました。

しばらくうろうろさ迷っていると、無事に動物園を発見！
見つけるまでにちょい時間がかかりました。
この動物園はレッサーパンダ舎、シマウマ舎…とたくさんの舎に分かれていて、なんと入場は無料！
そして空いているので、人気の動物がじっくり見られないというストレスもありません。
これは嬉しい。まさか鹿島田でこんなにいいところを発見できるとは思いませんでした。
時間があるときにまた来たいです！
【営業時間】9:00～16:00
【公式HP】http://www.city.kawasaki.jp/shisetsu/category/30-26-0-0-0-0-0-0-0-0.html

だんだんと日が陰ってきたので、矢向駅まで足を延ばしました。
南武線って普段使わないので何があるのか分からなかったのですが、
矢向駅には縄文天然温泉という温泉があります。
縄文文化が再注目されつつある今、これは行くしかない！と思い、商店街を抜けて辿り着いたこのスポット。

「げん氣」を取り戻すことをモットーにしたこの温泉は、岩のミネラルや海草、草木の成分や繊維などが溶け込んだ「化石海水」と呼ばれる太古の海水を使用しているのだとか。サウナや蒸し風呂、露天風呂があるので汗を流していきましょう！
【営業時間】10:00～24:00
【公式HP】http://www.shiraku.jp/

【結果】
鹿島田駅周辺には動物園と温泉が！
温泉も1,000円ちょっとなので、お財布に優しい価格で1日遊べちゃいます。

旅の最後は稲田堤駅へ。
私も降りたことがない駅でした。
稲田堤は歩いていけば多摩川、稲田公園があるのですが、今回はあえて商店街を通り、京王線の稲田堤駅をゴールにすることに。

途中、アロマ屋や豆乳スイーツを販売している豆腐屋があるのですが…
わぁ！と心が躍るような発見は特に見つからず。
【結果】
飲み屋やカフェはありましたが、遊べるところはありませんでした。
めちゃめちゃディープな街が印象的だったので、時間がある人は夕日に向かって走れ！

ということで、「田」のつく駅旅第1弾は、鹿嶋田駅が優勝！
次回もお楽しみに！