江戸時代末(天保年間)の深川佐賀町の町並みを再現している深川江戸資料館。ここで、8月25日・8月25日の2日間限定で「お化け縁日」と「お化けの棲家リターンズ」が開催されていました。
2日間と言えど、館内は来場者でぎゅうぎゅうになるほどの人気さ。
子連れの方も多く、子供から大人までが楽しめる、お化けまみれのイベントをみなさんにご紹介します。
まずは常設展示へ。
大人は400円・小中学生は50円払うと入場できます。
お部屋の最初は江戸時代の文化にまつわる資料が展示してあるのですが、そのお部屋を抜けるといきなり暗い部屋になり、三層にわたる高い吹抜けの深川の町が現れます。
夜の町はちょっぴり幻想的。
なんとここには20体のお化けがいるそう。
全て見つけられたらすごいかも!
長屋に一歩足を踏み入れると、そろばんや台帳が置いてあり、実際にそこで生活をしているかのような気分になれます。
その中に佇んでいたのは…座敷童?
ろうそくがある場所が、お化けのいる目印。
簡単に見つかる妖怪もいれば、戸をあけたり下をのぞき込まないと見つからない妖怪もいます。
ここはまだ難易度低!油断していると肝を持っていかれますよ~。
春米屋土蔵には、猫又が!
一見ほかのお化けに比べると可愛い顔をしているのですが、実はこの猫にはしっぽが2つあるのです…。
代々伝わる話によると、猫が老いるとこのような姿になり、人間に化けることもあるのだとか。
ヒェエーーッ怖いようぅ…。
江戸時代のトイレは、「惣後架(そうこうか)」と呼ばれていました。
男女共同で、戸が半分しかなかったため落ち着かなかったのだとか。
ドキドキ、いかにもお化けが出そうな木の扉を開けると…
1軒目。居なかった。
2軒目、いたぁああーー!
よく都市伝説にもなっている「青い手」。今ではこのような形式のトイレはなくなっていますが、いきなり暗闇からこんな手が現れたらもう2度とトイレに行こうとは思いませんよね(汗)。
縁の下にも昔からよく伝わっているお化けがいるのはご存知でしょうか。
その名も「縁の下から出る畳揚げの妖怪」と言われています。
狸が化けてこのような姿になったという諸説もありますが、いずれにしても鬼のような形相をしています。
まだ小さいからいいですが、夜中に巨大化して布団の下から出てきたらさすがにチビりますよね(笑)!
ここは見落としがちなスポット。
どこに出現するかは行ってみてのおたのしみ。
柱の陰から三目小僧が!
こちらの正体も、狸なのだとか…?
人を脅かしたり、池に放り投げたりと色々と悪さをするそう!
ですが、この三目小僧は子連れの方に大変人気のスポットでした(笑)!
ちょっと暗いですが、顔の下にライトを当てて2ショットを撮ることもできますよ☆
傘のお化け、からかさ小僧も可愛いです!
明るいですし、スマホでも写真が撮りやすいです。
ほかにも、イタチのお化けや突如道端に現れ出る提灯お化け、長屋の天井からのぞき込むゴジラと猛禽類がかけ合わさったお化けなど、探せば探すほど、面白さが見つかります。
深川江戸資料館のいいところは、スリリングなお化け発見体験ができることに加え、米搗き体験ができたり、当時使われていたそろばんに触れたりするので歴史学習もできちゃうのです!
2時間半、あっという間でしたが本当に楽しめました。
残りの10分でお化け縁日に行きました。
20:00には閉まってしまうので、ゆっくりみたい方はこちらから回ったほうがいいかもしれません。
お面やお化けガチャ、光る人魂など、お化けをモチーフにした雑貨がたくさん売られています。
実際に使ってみないと想像がつかないものもありますが、500円ぐらいから販売しているものもあるので思い出に買ってみては。
蒸し暑い夏の夜、浴衣を着て背筋も凍る体験がしたいなら深川江戸資料館へ。
ぜひ来年の参考にしてみてください。
【公式HP】http://fukagawakaidan.tumblr.com/