昔ながらのお屋敷が残る、高級住宅地である覚王山ですが、日泰寺の通りを中心にオシャレなカフェや一風変わった雑貨屋さんなど、様々なお店が並ぶことでテレビの取材などでもしばしば見かけます。そんな覚王山駅の1番出口から日泰寺の方へと10分程歩いたところにお店はあります。
客室は全部で5部屋あり、完全個室です。全部屋が囲炉裏のあるお部屋となります。
そして部屋に入った瞬間に目に飛び込んで来たのは囲炉裏だけではなく、、鮎の塩焼きです。なんと1時間半前から焼いているとのこと!
※ちなみに、お店は3人以上からの完全予約制ですのでカップルでの利用は難しいです^^;(この日は予め電話を入れた時に11:30に来て下さいとのことでした)。
この日はお昼に伺ったのですが、昼は4800円のコースのみとなります。
女将さんがコースの説明をして下さった後、まずは90分囲炉裏でじっくりと焼き続けた鮎の塩焼きからいただきます。いやーもう、ホクホクで頭から尻尾まで骨ごと全部美味しく食べれちゃいますね。お好みで甘味噌をつけて。お次はとうもろこしとエイヒレ。とうもろこしはお醤油で軽く炙って。エイヒレは網の上で軽く炙ります。こちらも美味しい。その次はお刺身と、お口直しのドリンク(この日はピンクグレープフルーツジュース)が出てきました。
炉端焼きの続きは、牛串焼きと焼き豆腐。牛串はミディアムレアで。豆腐は一度焼けた後に味噌をつけてから軽く炙ります。いや、これが美味いのなんのって。牛串はそのまま食べてもよし、みそをつけても良し。豆腐も軽く焦げた味噌が香ばしくてとても美味。続くズッキーニの豚バラ肉巻き、豚バラの脂をズッキーニが余すことなく吸ってくれて、とってもジューシー!
料理③
そして鮭の西京焼き、海老しんじょのお吸い物、〆の土鍋の蟹ご飯!蟹ご飯は蟹の出汁がご飯によく染み込んでます。当然美味い!鮭の西京焼きは味がしっかりついているので、お好みで蟹ご飯と一緒に!お吸い物でほわっと幸せな気持ちに。なお、蟹ご飯ですがあまりの量に完食は難しいと女将さんに話した所、残りは持ち帰り用に包んでくれるということに!嬉しい!
最後に、この日のデザートは杏仁豆腐・フルーツゼリー・ぜんざいとお抹茶。もう本当に大大大満足です。そして居心地が良すぎて結局3時間近く滞在してしまいました。これで4800円は超良心的!まさに故郷の田舎に帰った時のような、懐かしい居心地の良さを感じずにはいられない、超オススメの穴場スポットでした。
料亭というとどうしても“値段が高い・堅苦しい”感じがあると思いますが、この店はおそらく畳の張り替えなど、料亭が高い最も大きな理由である“維持費”を最小限にしているからこそ、この料理をこの値段で提供できているのだと思います。僕はこういうお店が大好きなんですよ!なので今後もこういうお店を紹介できればと思います。
皆さんも特別な日に、是非行かれては?
読んでいただきありがとうございました!