北鎌倉から散歩しながら、鶴岡八幡宮まで人気のお寺を見て回りました。
小町通りでランチをしたら、江ノ電に乗って「長谷駅」まで移動します♪
鎌倉駅から一番新しい車両に乗って出発です(^o^)丿
長谷駅を降りて、海とは逆方向(山側ですねwww)に向かいます。
人の流れに乗っていけば、まず、迷子になることはありません。
長谷駅から真っ直ぐ、歩くこと7分。
「大佛」の石碑のところを中へ。
見えてくるのが「仁王門」です。
山号「大異山」を記す扁額が掲げられた山門は、18世紀初頭、内部に安置された一対の仁王像とともに他所より移築されたものと伝えられています。
仁王門をくぐると、売店、そして発券所があります。
こちらは拝観料大人200円、小学生は150円になります。
その先に見えるのが鎌倉のシンボル「鎌倉大仏」です。
こちらの大仏さま、国宝に指定されています。
関東の小学生は、修学旅行で一度は訪れる思い出の場所なんですが…
大人になってから、改めて見てみると「こんなに小さかった?」なんて思ったりしました(笑)
作者は不明ですが、「慶派」(運慶とそれに連なる仏師達)の作風と宋代中国の仏師達からの影響の双方を併せ持つ、いかにも鎌倉期らしい仏像といわれています。
それにしても、鎌倉の大仏さまって、イケメンだと思いませんか?
整えられた顔立ちで、そっと見守ってくれるようなそのお姿…
仏像好きさんからは、美男と言われています。
高さ約11.39メートルの緑色のお姿。
穏やかな表情を浮かべて、そっとみなを見守っている、こちらの大仏さまの正式名称は「銅造阿弥陀如来坐像」です。
鎌倉時代に書かれた歴史書『吾妻鏡』によると、暦仁元年(1238年)に、現在の場所に大仏が建立され始め、寛元元年(1243年)に開眼供養が行われたという記録があります。
当初、大仏さまは木造で、その後の建長4年(1252年)から、新たに銅製の大仏が造られ始め、これが現存する大仏さまだと言われています。
また、本来あったであろう大仏殿は、鎌倉時代・室町時代の台風、地震、津波により倒壊し、応安2年(1369年)以降は再建されていないとの事。
そのことは、平成12年〜13年(2000年〜2001年)の発掘調査によっても明らかになっています。
現在は露座の形をとっています。
また大仏像の中は空洞なので、胎内に入ることもできます(1回20円)
ただ、中は暗くて、なんにもありません(笑)
後ろには明かり窓がふたつ。
その姿はちょっとシュールですが…(^_^;)
そして、その下には蓮の葉がなぜか4枚だけ?置かれています。
こちらは台座の蓮台にしようと作られた蓮弁(れんべん)が、4枚残されています。
江戸時代中期、32枚作られる予定でしたが、完成したのはこの4枚のみ。
表面には寄進者の名前が刻まれています。
大仏像に向かって右側の回廊内壁には、常陸太田市松栄町に活動拠点を置く松栄(まつざか)子供会によって奉納された、長さ1.8m、幅0.9m、重量45kgにも及ぶ大きな藁草履がかけられています。
この草履の制作・奉納は、戦後間もない1951年、「大仏様に日本中を行脚し、万民を幸せにしていただきたい」という願いから始められ、3年に1度、新しくされているそうです。
高徳院内には、たくさんの石碑もあります。
上の画像は、与謝野晶子の歌碑。
「鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな」とあります。
与謝野晶子も大仏さまを”美男”だと思ったんですね( *´艸`)
ちなみに、歌碑は「株式会社味の素」の寄進によるものだそうです。
また、敷地内には特徴的な礎石があり、かつての大仏殿の様子も想像できます。
さらにタイ王室御手植えの記念樹、ジャヤワルダナ元スリランカ大統領碑なども見どころのひとつです。
大仏さまの裏手に回ると、ひっそりと佇むお社が見えます。
こちらは「観月堂」
江戸後期の作品とみられる観音菩薩さまが安置されています。
さらには、高徳院を再興した祐天上人の像も祀られています。
こちらは15世紀に朝鮮王宮内に建築されたと伝えられる建物で、現「山一證券」の社長・杉野喜精氏によって移築・寄贈されました。
また、こちらは鎌倉三十三観音の二十三番札所となっております。
こちらの聖観世音さまは江戸幕府二代将軍であった徳川秀忠の持仏と伝わります。
鎌倉のシンボルともいえる高徳院の大仏さま。
まだ謎多き美男子ですが…(笑)
鎌倉の歴史を知る上でも、ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
大仏さまをお詣りしたら、セットでこちらも行ってみたいですね。
こちらも、みなさんお馴染みの”紫陽花”で有名な「長谷寺」です。
実は、こちら、紅葉が美しい事でも有名です。
境内にあるかわいいお地蔵さま「なごみ地蔵」も、落ち葉の囲まれ、人気のフォトスポットになっています。
夜はライトアップもされるようです。
ちなみに、梅の時期もおすすめですよ。
こちらの詳しい様子はこちら!
https://play-life.jp/plans/20231