熊本から島原半島の旅へ。まずは熊本港を目指します。
朝9時ごろ熊本駅の新幹線口から九商フェリーのシャトルバスに乗ります。事前に予約をしないと乗れませんのでしっかり予約しましょう。
噴火でできた山を横手に見ながらバスに乗って雲仙地獄を目指します。島原半島はジオパークに認定されており豊かな自然を楽しめるんです。
特に雲仙は有史以来過去に何度も噴火もしており、雄大な自然そのものです。
島鉄バス雲仙営業所で下車します。
バスから降りるととにかく霧がすごい。
さすが山の上。しかしこの霧が何か不思議な雰囲気をつくりだしています。
バス停の近くには足湯があったり、博物館があったりしますが、今回はわき目もふらず雲仙地獄を目指します。
雲仙地獄は湯けむりで溢れています。
雲仙地獄の至る所から高温の温泉と噴気が激しく噴出し、硫黄臭が漂っています。
この様子は、まさに地獄の景色とのこと。これを楽しむために雲仙地獄へ行くんです。
それでは実際に行ってみましょう。
早速雲仙地獄へ突入します。
遊歩道が整備されており、天候が悪くても歩きやすいです。
霧と湯気が激しくて幻想的でした。
道に沿って行けば大丈夫です。
地獄の遊歩道沿いでは真知子岩、婆石、鏡石といった奇岩を楽しめます。
少しわき道にそれると眺めがいいところに出るのですが、そこには十字架が。
なんと雲仙地獄で処刑された33人のキリシタンを称える記念碑だそうです。長崎で捕らえられたキリシタンは雲仙地獄へ送られ、さまざまな拷問が科せられた歴史があります。
強い硫黄臭が漂う湯けむりと霧の中を散策して行きますが、雲仙地獄にはたくさんの地獄があります。地図を見ながらぐるっと散策していきましょう。雨の日はカッパやウインドブレーカーは必須です。
雲仙地獄巡りは1周して約45分でした。
1時間半ぐらいあればゆっくりと楽しめると思います。
この雲仙地獄はあのシーボルトによって江戸時代に外国に紹介され外国でも有名なんです。
そして雲仙地獄でフォトジェニックなのがここ。泥火山。かなり幻想的な写真を撮影することができました。
灰白色の粘着性のある土質のため、地中から噴気で土が盛り上がり円すい形の小さな山がたくさん形成されています。
お昼はせっかく長崎に来たので長崎名物を食べたいなと思いました。
雨の中しきりに勧誘されたのでこちらのお店に。
朝日食堂ではちゃんぽんや皿うどんなど定番の長崎グルメを楽しめます。今回はトルコライス。
900円くらいでおいしいカレーピラフとカツを楽しみました。
島原市は他にも湧水で有名で市内のいたるところに湧水があります
そこで四明荘に立ち寄ってみましょう。入場料は300円です。医者の別荘として建てられたお屋敷には美しい庭園があります。湧水の池を中心につくられた庭園は雲仙地獄と対比すると天国です。
湧水と緑の植物のコラボレーションは幻想的です。
島原市の中心はきれいな湧水にたくさんの鯉が泳いでいます。
このあたりは鯉が泳ぐまちと呼ばれ観光地になっています。
まちの中にある清流を紅白や黄金の錦鯉が泳ぐ美しい姿を目に焼きつけておきましょう。