まずは駅裏手にある岩屋山古墳へ。
古墳へ続く階段は住宅街に突如現れます。笑
階段を登った先には小さな洞窟のような空間が。
こちらの岩屋山古墳は横穴式石室のあるれっきとした古墳です。
住宅街に古墳があるって、すごい。
駅へ戻ってきて旅に出る前にまずはランチタイム♩
駅前にある飛鳥カリーカフェは飛鳥の古代米や野菜を使用したカレーが楽しめるお店。
後に紹介する亀石のロゴが目印です。
オーダーしたのは人気の飛鳥の亀石ランチ(900円)と飛鳥の焼チーズカリー(800円)。
亀石ランチは古代米を使用し、亀石をイメージしたライスが豪快にトッピング。
3種類のチーズを使用したチーズカリーはたっぷりの野菜がトッピングされ美容効果も期待できそう♡
【営業時間】11:00~19:00
(12月~3月の閑散期11時~18時)
【定休日】第2.4水曜・木曜(臨時営業する水曜あり)
お腹もいっぱいになったところで早速自転車をレンタル!
駅前には様々なレンタサイクル店がありますが、今回はレンタサイクルひまわりさんにお世話になりました。
料金は前払い制、自転車900円、電動自転車1500円です。
HP定時で嬉しい200円オフ♩
体力に自信ありのわては自転車をチョイス。これがのちに後悔を生むことになるとは...。
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】年末年始
気合を入れて出発だ〜!
まずは駅から北側にある欽明天皇へ。
こちらにあるのが教科書でよく見る鍵穴に似た形の古墳、前方後円墳です。
一見森にしか見えませんが空から眺めるとしっかりと鍵穴になっています^^
再び自転車で疾走してたら道中コスモス畑を発見!
こんな景色に気付けるのも自転車ならでは♡
徒歩だと多くのスポットを巡ることが困難ですが、自転車だと効率よく巡れて、自然豊かな景色も楽しむことができますよ。
お次に到着したのは国営飛鳥歴史公園。
館内では飛鳥の歴史について学ぶことができる他、これから巡るスポット確認できる巨大なジオラマもあります。
【開閉時間】9:30~17:00
【定休日】12/29~1/3
場所の確認をした後は高松塚壁画館へ。
館内は撮影禁止ですが、こちらは後に巡る高松塚古墳で出土した壁画の模写を一部復元したものや現状模写、再現模写、古墳に祀られていた装飾品などが展示されています。
歴史の教科書で見た壁画は古来ものとは思えないほどの美しい色合いをしており、しばし見とれてしまいました。
【開閉時間】9:00~17:00
【定休日】年中無休(12月29日~1月3日まで休)
【入場料】一般 250円
そしてこちらが先ほど紹介した壁画が出土した高松塚古墳。
丘にしか見えないこれが古墳だと...!?
今まで見てきた古墳のイメージが覆された光景でした。
またこちらは美しい星空が眺められる星座広場としても有名です。
この辺りでようやく自転車に慣れてきました。笑
この辺りは傾斜が多いので休憩しながら進みます。
ちなみに時期からか社会科見学で訪れている学生さんがめちゃめちゃ多いです。笑
公園の北側にある中尾山古墳へ向かいます。
中尾山古墳はかなり急な坂道を登った先にあるので徒歩がおすすめ。
駐車スペースは公園内の至る所にあるので安心です。
参道はコンクリートですが、苔が生えている場所もあるので雨上がりなどは滑りやすいかも。
息を切らしながら登った先にあるのが、中尾山古墳です。
こちらは高松塚古墳と比較して周囲の木々と一体化していてわかりにくいです。笑
さて公園を抜け、ここからしばらく自転車を走らせます。
住宅地の抜けた先、周囲を田んぼに囲まれた場所に鬼の雪隠(おにのせっちん)があり、
道を挟んだ山側には木々に囲まれた場所に鬼の俎(まないた)があります。
※雪隠とはトイレのこと
こちらのふたつの古墳は以前は繋がった一つの古墳だと考えられています。
言い伝えでは、ここに鬼が住んでいて人を騙して食べていたという説があり、昔の方の感性に驚きます。笑
鬼の俎と雪隠の先には天武 持統天皇陵があります。
こちらは初めに見た欽明天皇陵や文武天皇陵に似ていますが、名前の通り二人の天皇が納められた合葬陵。
他の古墳と違うのはその豪華さ。大理石を使用しただけでなく、天武天皇の棺は朱塗りに、持統天皇の骨壷は銀箱を使用した豪華すぎるお墓でした。
また持統天皇は天皇として初めて火葬された人物としても有名です。
さて、お次はランチで食べたカレーに再現されていた亀石へ。
石を見てびっくり!本当にお店のロゴそのまんま!
可愛らしい目もついています。笑
大きさは長さ3.6m、幅2.1m、高さ1.8mもあるのだそう。
明日香村のシンボルとされ、村の至るところで亀石を見つけることができますよ^^
亀石を眺めた後は橘寺へ。
建立の時期は不明ですが、確認できる最も古い時期から1300年以上の歴史があることがわかっています。
こちらのお寺は聖徳太子誕生の地としても有名です。
こちらで人気のスポットの一つに二面石があります。
こちらの石は右側が善面、左側が悪面と言われており、作成された意図がわかっていません。
また境内はほのかに色づく木々たちで秋の風情を感じます。
橘寺は桜の名所としても人気で春には咲き乱れる桜により境内床が桃色に染まります。
本堂前に建つ馬の像は「黒駒像」と呼ばれ、聖徳太子の愛馬。
その他、本堂や春の秋のみ特別公開される聖倉殿も見どころです。
【参拝時間】09:00~17:00
【入館料】大人 350円
橘寺からまっすぐ坂道を下った先にあるのが川原寺跡。
寺跡には以前ここに巨大な寺院があったことを知らせる石造りの土台が残されています。
その奥にある中金堂跡地に建つ弘福寺へ。
こちらのある体験が今とっても人気なんです♡
それが写経体験!なんとここ弘福寺は写経誕生の地!
こちらでは事前予約なしで300円から気軽に写経体験ができるんです♩
一般的に写経体験をする場合は1週間前に予約をする必要があり、それが億劫で今まで体験したことなかったんです。
今回は時間の関係で一番簡単な300円の写経にチャレンジ!
体験時間は15分ほど。精神統一って大切だわぁ。
【参拝時間】9:00~17:00
【定休日】年中無休(特別な事情がある場合を除く)
【拝観料】300円
【写経体験料】300円/500円/1,000円
弘福寺を後にした頃、スポットがたくさんあるためお腹を無視して爆走してきましたが、そろそろお腹の虫が限界だ...。
明日香村には古民家を改装したカフェがたくさんあるのでこまめに休憩しながら回ることもできます。
これを回ったらお茶すると決めて伝飛鳥板蓋宮跡へ。
田んぼの中に建つここは大化改新のはじまりの舞台となった場所。
未だ多くの謎が残り調査中の場所です。
さて、この旅もそろそろ終盤。その前にあすかむで休憩しましょう!
正直、2時間に1回休憩してもいいくらい運動不足なのだが...。笑
万葉文化館横にあるあすかむは飲食や雑貨のテナントが入った小さなショッピングモール。
飲食スペースはフードコートになっているのでペアで訪れても、自由に好きなお店のフードを楽しむことができます♩
今回はしきうららでしきしき(600円)を、THECURRYONで万葉ソーダフロート(400円)とカレードック(350円)をいただきました♡
しきしきは小麦粉の中にたまごとミルクを入れて焼いたもの。
パンケーキやホットケーキよりももちもちとした食感が特徴です。
アイスクリームが豪快にトッピングされたフロートは濃厚な抹茶の味が疲れた体にしみるわぁ。
あすかむ
【営業時間】
4月~11月 11:00~17:00
12月~3月 11:00~16:00
【定休日】月曜日(祝日の場合は翌曜日)
たっぷりと休憩した後は隣にある飛鳥の郷万葉人へ。
ここでは明日香村特産のお土産を購入できるだけでなく、亀石の形をしたこんにゃくなど、その場で味わうことも可能です。
【営業時間】10:00〜17:00
【定休日】
毎週月曜日(年末年始は休み)
県立万葉文化館の休みに準ずる
その先にあるのが奈良県立万葉文化館です。
この場所も多くの園児が訪れていました!
飛鳥は教科書に載っている歴史に触れることができる場所として、年代問わず社会科見学に大人気です!
ここは万葉集をテーマとする美術館兼博物館。
万葉集に関することだけでなく、期間限定でイベントも開催しています。
【営業時間】10:00~17:30
【定休日】
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の平日)
年末年始・展示替日
【入館】大人 600円
万葉文化館を下った先にあるのが飛鳥寺!
実はこちらが今回の旅のメインです。笑
推古4年(596年)建立の飛鳥寺は日本最古の寺として知られています。
実は鎌倉時代に建物のほとんどを焼失した為、こちらの本堂は江戸時代に再建されたもの。
実際は今の20倍もの敷地面積を誇った寺院でした。
本堂に鎮座する銅造釈迦如来坐像は別名、飛鳥大仏と呼ばれ重要文化財に指定されています。
その独特な目の形となんとも言えない朗らかな表情が大仏界でも話題に。
実際見た感想は1400年の歴史を感じさせないほど温かみがあり、まるで息をしているかのようでした。
また飛鳥大仏の左側には聖徳太子像も確認することができます。
その他、庭園や資料室もあり、見所が多く大満足でした!
平日でしたが来場者も多く、コンパクトな本堂は混雑していました。
【拝観時間】
4月~9月 9:00~17:30
10月~3月 9:00~17:00
※4月7日~4月9日は拝観不可。
飛鳥寺堪能した後はさらに山奥にある飛鳥坐神社へ。
ここは縁結びの神様として知られており、毎年2月第1日曜に催されるおんだ祭りは奇祭として有名。
ここにきた目的は力石を試すこと!
階段を登った先には赤い格子に入った力石があります。
男性は左手、女性は右手で持ち上げると幸福が訪れるとされています。
これ、めちゃめちゃいい塩梅なんです。持てるか持てないかギリギリの重さを攻めてます。笑
石を掴む場所を変えたら数秒だけ持てました!
その他、結びの神石と書かれた石など魅力満載です。
ここから徐々に日も暮れてきたので自転車をかっ飛ばしこの度最後2つ目のメインへ!
やってきたのは数多くのメディアでも取り上げられている石舞大古墳!
こちらは巨石30個を積み上げて造られた日本最大級の石室古墳!
しかも誰が誰のために作ったのか未だわかっていないミステリーに満ちた古墳なんです。
なんとこちらの古墳は中に入ることもできちゃいます!
目の前にした時もその大きさに圧倒されましたが、中に入るとより一層そのすごさを体験することができます。
石と石の間に挟まれた小石もぴったり挟まっていて一ミリたりとも動きません。
これは飛鳥に来たからには絶対見て欲しい場所です。
【開閉時間】08:30~17:00
【定休日】年中無休
【入場料】大人 250円
自転車の返却時間まで残り1時間!ということで急ぎましょう!
帰り道、築約170年の元酒屋を改装した人気農家レストランことだまを発見。
その他、石舞大遺跡周辺にはお土産やさんはレストランがたくさん!
時間がある方はぜひ足を運んで見て下さい^^
カフェ ことだま
【営業時間】
土・日・祝 10:00~18:00
平日 10:00~17:00
【定休日】火曜、第三水曜 (祝日の場合は問い合わせ)
無事に飛鳥駅へ戻って来て自転車を返却した後は駅前大通を挟んで向かい側にある道の駅へ。
ここでは地域の農家さんが育てた新鮮な野菜や加工食品がたくさん!
地元の方も多く利用する人気スポットです。
ここでお土産をゲットするのもおすすめ♩
【営業時間】9:00〜17:00
【定休日】年中無休(但し正月は除く)
最後は駅前にある総合案内所へ。
ここは販売所を併設しているだけでなく、観光客向けに飛鳥の情報を提供してくれるとても便利な施設。
帰りの際に立ち寄るもの良いですが、何かトラブルがあった際などでも知っておくと安心です^^
【営業時間】8:30~18:00
【定休日】無休 (年末年始除く)
お疲れ様でした〜!
いやぁ、今回はさすがに身体にきました。笑
1泊2日でゆっくり巡るくらいがちょうど良いかも。
しかしそんな疲れを忘れちゃうくらい、楽しい旅となりました^^
皆さんも飛鳥時代の古代ロマンを体験しに雄大な自然の広がる奈良県明日香村へ訪れてみてはいかがでしょう。
【明日香村HP】https://asukamura.com