今回は最寄り駅のレンタカー店から朝6時に出発しました。東北道を進むので千葉や北関東から出発してもいいと思います。
道中の栃木で高速を降り、紅葉が有名な蓬莱山へ。紅葉は終わりかけでしたがたくさんの方が見物に来られていました。午前中はすいているのでゆっくり楽しめると思います。
福島に入り、目的地の飯坂温泉もすぐそこ。気温が低くなってきましたが、名瀑を求めて最後の寄り道。一見の価値ありの、絵になる滝です。滝の近くまで寄ることができます。
木造建築の共同浴場。昔から飯坂の人たちをあたためてきたであろう、風情を感じさせる建物です。実際に入浴したのは翌朝ですが、観光客の私たちにも気遣いをしてくれる、やさしい温泉です。歴史は道後温泉よりも古く、松尾芭蕉もこの湯に入ったと言われているそうでした。(建物自体は平成5年に改装)
あまり写真がうまく撮れていませんが、とても雰囲気の良い空間です。地元の実力者の邸宅だそうで、敷地内にあるもみじのライトアップが絶妙です。門を出たすぐ正面にある提灯の通りも、少し異国情緒を感じさせます。
夕食の店で順番待ちをする間、冷えた体をあたためようと足湯にやってきました。飯坂温泉を歩くときは常にタオルを持っているといいと思います。川沿いの、雰囲気のいい足湯でした。
翌朝行ったのは鯖湖湯と、この切湯。コンクリートの階段を下った先に浴場がありますが、これがまた雰囲気のあるつくりになっています。少し武骨な感じが千と千尋の神隠しに出てくる、ボイラー室への道のようでした。
宿泊は川と接している旅館、橋本舘。入り口は4階で、客室へは階段を下りて向かいます。建物の中がレトロな雰囲気にあふれていて、しばらく歩き回るだけでも楽しめました。館内の温泉も居心地よく、外に出かけずとも温泉を楽しめます。
温泉地独特の硫黄のにおいが充満する、国立公園です。公園のイメージからは程遠い殺風景です。殺生石とは溶岩で、その昔近づく鳥獣を毒気で殺したという九尾の妖狐が姿を変えたものだと語り継がれています。いまでも有毒なガスが出ているらしく、多量に発生しているときは入場が規制されることもあるとか。
帰りは那須で一息入れました。平家物語で那須与一(なすのよいち)が揺れる船の扇を射る前に祈祷した那須温泉神社です。大事な時になにを温泉のこと考えているんだと学生の時は思っていましたが、由緒正しい神社だったんですね。
旅も終盤です。那須高原の一角にある牧場で、おやつ休憩をとりました。馬やロバ、チョウザメなどたくさんの生き物とお土産選びを楽しめるスポットです。
キング牧師のフレーズでおなじみの「I have a dream」という看板のパン屋さん。何気なく入りましたが、コンテストで一位をとるなどとても有名なパン屋さんだったようです。"60歳からのあんぱん”などネーミングも印象的でした。館内は撮影禁止の注意書きがありました。
ということで福島の飯坂温泉までの道すがら、寄り道をしながら紅葉を楽しんだりご飯を食べたりする旅でした。特に飯坂温泉の雰囲気は格別で、ぜひ訪ねてみてもらえたらと思います!ほとんどのスポットが駅から歩いて5分くらいのところにあるので、女性や子供さんでも無理なく楽しめます。それではよい旅を!