ナビなどで「伊勢神宮」と検索すると「伊勢神宮内宮」「伊勢神宮外宮」の2つの検索結果が出てきます。
先に参拝するのは「伊勢神宮外宮」です。
外宮か内宮のどちらかだけを参拝するのは「片参り」と呼ばれ、タブーとされているそうです。
伊勢神宮外宮の駐車場近くにあるのは北御門口の鳥居。そちらではなく、少し歩いた先にある表参道口の鳥居からスタートしましょう。
ちなみに伊勢神宮は朝の5時から参拝可能です。
平日でも多くの参拝者が訪れるので、できれば早朝から参拝し始めるとスムーズに進めます。
目印の「火除橋」を渡ると神域です。
そして立て札に書いてあるように、外宮は左側通行で参拝しましょう。
一の鳥居を発見。鳥居をくぐる前に忘れてはいけないのが一礼です。
私は霊感などは皆無ですが、鳥居をくぐると辺りはひんやりし、まさに神域!という空気に感じました。
そんな神域の中でのんびりしたいのは山々なのですが、手水舎で手と口を清めてからはとにかく一目散に正宮へ向かいます。
ちなみにこの伊勢神宮外宮では「豊受大御神」という食事を司る神様が御祭神です。
かわいらしい言い方だと伊勢神宮内宮の御祭神「天照大御神」の「食事係」なんだとか。
1番初めに参拝するのは正宮なのですが、ここで注意点が!
正宮は「日頃の感謝を伝える場所」であり個人的なお願い事はNGなんです!!
さらにはお賽銭もNG!賽銭箱もありません。
そして撮影もNGです。
二礼二拍手一礼の流れを守って、神様に日頃の感謝をしっかり伝えましょう。
正宮の次は別宮に参拝に向かうのですが、その前にとっておきのパワースポットを要チェック。
20年に1度の式年遷宮の時に必ずお祓いをするという「三石」と、高倉山古墳という三重県最大の横穴式古墳の入口だった石と伝えられている「亀石」の2つ。
三石は囲いがあるので割とわかりやすいのですが、素通りしていく人の方がほとんどでした。
亀石は外宮の第一の別宮「多賀宮」へ続く橋のような石です。
横から見ると亀が顔を覗かせているように見え…ますね。
見落としがちですが、たくさんパワーをいただいていきましょう!
いくつか別宮がありますが、その中でも1番最初に参拝するのは「多賀宮」です。
正宮ではお願い事NGでしたが、豊受大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られている多賀宮はお願い事をしてOKです。
もちろん二礼二拍手一礼や感謝の気持ちを伝えることを忘れず、丁寧にお参りしましょう。
多賀宮へ向かう途中にあった向かい合うふたつの宮「土宮」と「風宮」への参拝も忘れずにしましょう。
正宮→多賀宮→土宮→風宮の順番です。
鳥居の横に必ず札が立っているので、確認してから参拝できてとても助かりますね。
参拝後は神楽殿やお神札授与所、そして境内の木々を眺めて少しだけのんびりしてみました。
どこも歴史を感じますが、それでもなぜか新しい空気が流れているような不思議な空間です。
北御門口の鳥居をくぐって外宮の参拝終了!…ではないんです。
忘れちゃいけないのが外宮から300m程離れた場所にある「月夜見宮」です。
車は外宮の駐車場に停めたまま歩いていくのがおすすめ。
参拝者が少なく、とても静かな境内でした。
境内にある大きな楠はパワースポットなんだそうです。
外宮から内宮へは車で約15分かかるので、歩いていくのは少し時間がかかります。
バスなども出ているそうです。
私たちは6時半くらいから外宮の参拝を始めたので内宮へ着いたのは7時半すぎだったと思うのですが、その時間でもう駐車場がいっぱい!びっくりでした…。
車で行く場合は駐車場情報をしっかり調べておくことが大事です。
恥ずかしながら私は「伊勢神宮」と言われるとこの景色しか思い浮かびませんでした…。
大きな鳥居の先には現世と神域を繋いでいるような雰囲気を醸し出す「宇治橋」がかかっています。
下に流れるのは五十鈴川。
そして外宮は左側通行でしたが、内宮では右側通行に変わります。
お間違いなく!
外宮では左側にあった手水舎が内宮では右側にあります。
きちんと手と口を清め、一礼をして鳥居をくぐることは変わりません。
鳥居をくぐったあとに右側に見えるのは神苑です。
宇治橋を渡った時に下に流れていた五十鈴川は心身を清めるスポットです。
飲水では無いこと、硬貨の投げ入れをしないこと、足を滑らさないこと!に気をつけて、川辺まで行ってみましょう。
外宮の流れだと清めたらまずは正宮!なのですが、内宮ではその前に行くべき場所が。
それが「瀧祭神」です。
御祭神である瀧祭大神は天照大御神に参拝に来たことを伝えてくれる神様なんだそうです。
受付のような役割の神様と聞くとわかりやすいですね。
ここでは住所と名前をしっかり伝えることが大事です!
そしてもちろんお願い事はNGです。
瀧祭神にご挨拶したあと、正宮へ。
外宮と同じように撮影NG、そしてお願い事NGです。
正宮へ参拝する前に少し気にかけて欲しいのが、正宮と向き合って右側にある杉の木。
ものすごく左に傾いている木が1本あります。
実はこの杉の木が不思議なパワーを秘めているとかいないとか…??
内宮の第一の別宮「荒祭宮」へ向かい、お願い事をしましょう。
こちらもお願い事は丁寧にすることをおすすめします。
少し行ったり来たりしてしまうのですが、次は「風日祈宮」へ行きます。
宇治橋のような橋を渡り、鳥居をくぐるときは一礼を忘れずに。
外宮と同じように神楽殿やお神札授与所、そして御厩(みうやま)など、見所はたくさん。
時間がゆったりとしかし着実に過ぎていきます。
まずは最大級のパワースポット!と言われているのが「四至神」。
四至とは神宮の四方という意味なので、神宮の四方を守る神様がいる場所と言われているんだとか。
やはり多くの参拝者がスルーしていましたが、きっちりパワーをもらいましょう。
そしてもうひとつはパワーツリー。
大きな大きな杉の木で、こちらは有名なようでみんなが触って歩いていました。おかげで木の表面はツルツル。
今まで何千人何億人?の人に撫でられてきたんだなぁと思うと、とてもありがたいですよね。
写真が撮れてなかったのですが、みんなが触っているのですぐわかると思います。ぜひ探してみてください。(笑)
最後に必ず向かいたいのは「大山祇神社」と「子安神社」のふたつの別宮。
大山祇神社は大山祇神をお祀りし、その名の通り山の神様。
そして女性必見の子安神社は大山祇神の娘である木花咲耶姫神をお祀りし、安産や子授けの神様として慕われているそうです。
ちなみにこの木花咲耶姫神、とっても綺麗な美しい神様なんだそうですよ?
帰り際、宇治橋を渡る前にちょっぴり右側に行ってみてください。
宇治橋と五十鈴川、そして宇治橋を渡る参拝者の姿が一望できるちょっとした写真スポットがあるんです。
意外と人も少ないのでオススメです。
帰り、宇治橋を渡りきるほんの少し手前。最後から2番目の擬宝珠(ぎぼし)の中に、橋の安全を願って御札が収められているんだそうです。
この擬宝珠に触れて帰るとまた参拝に訪れることができると言われているんだとか。
そのため、私たちもめちゃくちゃ撫でてきました!(笑)
外宮だけでなく、内宮にも月讀宮があるんです。
内宮の月讀宮は歩くと20分程がかかるので、駐車場もあるため車で行くのがおすすめです。
この月讀宮は4つの宮が並んでいるというちょっぴり変わった場所でした。
しかしやはり人は少ない…。
この4つの宮、参拝する順番がきちんと決まっているんです。間違えることはタブー。
まず初めに月讀宮。お願い事はNGです。
そして月讀荒御魂宮。ここでお願い事をしましょう。
つぎは伊邪那岐宮。詳しくは書かれていなかったのですが、お願い事はしませんでした。
最後に伊邪那美宮。こちらでもお願い事はしませんでした。
しっかり確認してから参拝しましょう!!
ちなみに月讀宮の鳥居を待受にすると恋愛運が上がるというウワサもあるそうですよ♡