ガヤガヤとした平日の夕方、新宿駅。
ちょっとどこかに寄りたい気もするけど、どこに行っても混んでいるような気がして、少し面倒に思ったり。
そんな時は、新宿に散らばる「レトロ喫茶」を訪れてみませんか?
東南口方面に駅から5分。こんな昔ながらの喫茶店があるのをご存知でしたか?
こちらは昭和どころか大正ロマンな情緒を感じるレトロ喫茶「珈琲西武」。
通路に貼られているポスターも趣があって…逆に「エモい」とかじゃ表せない雰囲気のある喫茶店です。
店内はなんと250席近くあり、スプリングの強い昔ながらのソファで、若者からおじいさんまで好きに時間を過ごしているような雰囲気です。
ショーケースに入ったケーキもおいしそう。
意外な感じですが、珈琲西武の名物はこちらのデカ盛り「フルーツパフェ」と「プリンアラモード」。
ランチの代わりになるくらいの大きさですが、お値段なんと1100円。
「映え」文化によるスイーツのおいしさよりも見た目を追求する風潮のそれとは一線を画しながらも、しっかりとワクワク感を感じさせる、遊園地のようなスイーツでひとエモです。
珈琲西武と同じ通りに、「名曲喫茶」を名乗るレトロ喫茶があります。
こちらは「珈琲らんぶる」。土日は列を作ることもある人気店です。
12時前後、早めのお昼ならあまり混まず、スムーズに入店できますよ。
こちらもなんというか、「はいから」な雰囲気を感じる喫茶店です。
地下にある禁煙席は吹き抜けのような作りになっていて、誰かの別荘に遊びに来たような気持ちになります。
ランチタイムはサンドイッチのセットやケーキセットを注文できます。
ロールパンにぎっしりと詰まったツナロールはどことなくお母さんの味。
昨今の開放的な明るさのあるカフェとは違い、閉鎖的で暗さのあるカフェですが、なぜか落ち着いて長い時間を過ごしてしまいます。
隣の席に座っていた、長年付き合っているらしいカップルの昔話を小耳にはさみ、ふたエモ。
お次は東口方面へ。
アルタの通りにある「喫茶 凡」はシニアにも人気のある昔からのカフェです。
店内に入るとずらりと並んだコーヒーカップの棚に驚かされます。
「凡」の名物といえばこだわりの茶葉を使った紅茶に、素敵なアンティークのコーヒーカップ。
そして、究極のおいしさを突き詰めた「大人のショートケーキ」です。
大きめのズコットサイズのケーキは、甘すぎずいちごの味が際立ちます。
こちらは他の店舗に比べて年齢層が高くより落ち着いた雰囲気です。
一人読書するおじいちゃんを見て、「こんな老け方をしたいなあ」と考えながら、みエモ。