鹿児島県の奄美群島にある徳之島では、400年以上の歴史をもつ「闘牛」文化が未だ色濃く残っています。
薩摩藩時代の厳しい「サトウキビ統制」における徳之島の島民の唯一の娯楽だったそう。
他の島々でも闘牛文化があるところもありますが、徳之島は特に異色。
年3回行われる全島一大会では、軽量級・中量級・重量級、それぞれのトップを決めるために牛が戦います。その迫力といったらものすごい熱量で、常に圧倒されっぱなしです。
闘牛の大会が行われる時期は、1月の正月、5月、10月の年3回です。
島のあちこちに闘牛場があります。
今回は、伊仙町にある「なくさみ館」にて大会が行われるので、行ってみました!
「なくさみ」とは、徳之島の言葉で「闘牛」を表します。
ちなみに、闘牛場の収容人数に対して駐車場はめちゃめちゃ少ない!笑
ですので、始まる1時間〜30分前を目安に行きましょう。
入場チケットは3000円です。
お金を払ったら、チケットとその日出る牛が載ったパンフレットをもらえます。
大切に持っておきましょう。
ちなみに、一度闘技場を出るときは運営スタッフが出入り口に立っているので、もう一度チケットをもらいます。そして、また入る際にそのチケットを再度渡す、という仕組みになっています。
再入場が何度もできる仕組みになっているので、急なトイレ、飲み物を買いに行く、具合が悪くなった、という時に便利なシステムですね。
だいたい試合は、1日間で10試合ほど。
1試合20秒で勝敗がつく試合もあれば、25分ほどかかる長めの試合もあります。
試合と試合の間は3〜5分ほどあるので、その間にトイレを済ませることもできます。
勝敗の決め方は、逃げ出した牛が再び向き合い戦闘モードにならなかったら負けが決まります。
牛のそばにいる人は「セコ」と呼ばれ、牛がより興奮して闘うように奮い立たせる役割の人。
勝敗が決まるまで牛はそれぞれの体をツノで突き合い、体をぶつけ合います。
ものすごい迫力ですね。
初めて見た闘牛には、本当に迫力がすごすぎて、なかなか現実にいる実感が湧きませんでした。
この日のために牛の飼い主さんは牛を可愛がって育てているそうで、こうした文化がありながらも、とても牛のことを大切に生活を育んでいることがわかります。
子どもより可愛いという人もいるくらいでした(笑)
試合が終わったら勝ったほうが「ワイド!ワイド!」という掛け声で祝勝しあいます。
闘牛で勝った喜びを表す言葉なのだそうで、本当に嬉しそうにこの言葉を叫んでいました。
「ワイド節」という徳之島の民謡があるほどです。
闘牛が終わったので、なくさみ館から車で15分ほどの場所にある「犬田布岬」へ。
ここには荒い波が延々とうたれる絶壁と、戦艦大和の慰霊碑があります。
南西側にある観光スポットのため、夕焼けも綺麗に観ることができます。
絶景すぎて、現実にいるのかいないのか、わからなくなってきます・・
年末年始はやっぱりどこも営業していないので、基本毎日営業しているジョイフルへ!
特に島の郷土料理を出しているわけではありませんでした。
しかし、都会の味がなんだかホッとさせますね。
ホテルに到着〜
島の夜は都会と違って早いので、島時間に合わせて休みます。
元気があったら星がよく見えるので、星を見に行ってもいいかもしれませんね♩