海の中道線のキハ47を楽しむ電車旅〜もうすぐいなくなるあの電車にさようならとありがとうを〜

まずは、香椎線で乗り換えるために、博多駅から電車に乗ります。
15分ほどで香椎駅に到着するので、しばし都会とお別れをしましょう。

香椎駅に到着しました。

そもそもどうして香椎線が「海の中道線」と呼ばれるのでしょう？
西戸崎駅 - 香椎駅間は、海の中道を通っているため、この区間には「海の中道線」という愛称が付けられているそうです。
春夏は特に賑わう香椎線は、たくさんの人に使われているんですね。

撮り鉄と思われるくらい、香椎駅に停車するキハ47をカメラにおさめました。
ちょっと色あせたホワイトとブルーのラインがとってもキュートですよね♩
レトロな駅とよく似合う色で、なくなってしまうのかと思うと涙が出ます・・・

さて、西戸崎に向かうべく電車に乗りました。
楽しい電車旅の始まりです。

ゆっくりガタゴト走る音、振動、クーラーではなくて扇風機が回る古めかしいシステム、
ちょっとおばあちゃん家の香りがしそうな座席・・・なんだか懐かしいレトロな雰囲気の電車です。
窓辺に刻まれた落書きも無くなってしまうのかと思うと、ますます寂しくなりますね。

西戸崎に到着しました。
これと言って目的があったわけでもありませんが、知らない町を散策してみるのも乙なもの。
何か面白い発見があると、旅もより楽しくなりますよね。

せっかくキハ47が止まっているのだから、楽しまないともったいない！
と思ったので、キハ47をさらにカメラにおさめました。
窓から差し込む光も素敵ですね。

西戸崎の町はとても静かです。
たまにおじいちゃんやおばあちゃんがお散歩していたり、子どもが遊んでいたり。
知らない場所なのになんだか懐かしいような気がする場所です。

海に向かう途中で発見した本屋さん「ナツメ書店」。
店内は撮影NGだったので、看板だけ撮らせていただきました。

静かな町の中に静かにひっそり佇んでいる様子が、まるで小説の中の世界に来たみたいでした。
中ではイラストレーターさんの展示があっていたり、珈琲を提供していたり、面白い本が置いてあったり。
とても素敵な本屋さんでした。

帰る前に、もっと西戸崎を堪能しておきたいので、海を目指しました。
淡い水色の海と、サラサラな砂浜を眺めてのんびり。
時が止まったような場所に出会いました。

のんびりした時間を堪能したので、そろそろ帰ります。
帰りももちろん電車で。
キハが私を待っています。

もはや遠距離恋愛の恋人のような出会いです。
本当にキハ47は可愛い電車です。
どうやら2019年の3月になくなってしまうみたいなので、ローカル線がお好きな方は今がチャンスですよ！

完全に撮り鉄・電車オタクのような感じでしたが、
福岡からローカル線を手軽に楽しめる沿線ってなかなか少ないと思います。
その点で、宇美町から西戸崎を結ぶ香椎線はとても貴重で、素敵な沿線です。
ちょっと電車に揺られて本を読みたいな、と思う方はぜひ行ってみてください。
まるで小説の中にいるような、そんな気分も味わえますよ。