徳島県は四国の東側。世界最大級の『鳴門の渦潮』や約400年の歴史がある『阿波おどり』が有名。
徳島に行くには、東京羽田空港から徳島阿波おどり空港まで約1時間10分、大阪からは車か高速バスで約2時間。
今回はそんな徳島県の西部にある、美しい自然や歴史に加えて地元の方との交流が楽しめる穴場スポットをご紹介します!
家族でドライブするのにちょうど良い距離ですし、ちょっとしたハイキング気分で出かけてみませんか?
今回の旅は徳島県の西部にある美馬市が舞台。
美馬市の脇町ICへは、徳島阿波おどり空港か香川県の高松空港から車でともに約45分。大阪からは車で約2時間30分です。
脇町ICから車で国道193号線を南に向かいます。
途中でマルナカ脇町店に寄り道してお買い物。この後は山に入っていくので、小腹がすいた方はここで軽食や飲み物を買っていくと良いですよ!
国道193号線から国道492号線に入って南に向かい、吉野川の支流である穴吹川を上流に向かいます。
穴吹川は過去に日本一の水質と認定されたこともある本物の清流。
その水は透き通るように美しく、周囲の山々の緑とともに心を癒やしてくれます。
夏は泳ぐこともできますし、子供たちも川遊びに熱中すること間違いなし!
リバースポーツもできますし、家族で思い思いにゆったり楽しんでみてはいかが?
穴吹川にそって国道492号線を南に向かい、宮内集落に到着です。
この地区には古くからの言い伝えが残る神社が多くあります。
白人神社は古墳時代(西暦250~538年)から『白髪の老翁が天下り・・・』という伝説に語り継がれる神社。
ご神燈の上には、神様の使いとされる『うさぎ』がちょこんと座っています。
この『うさぎ』を撫でると開運するという言い伝えもありますよ!
白人神社の南西にある石段を登ったところにあるのが神明神社。
石垣で囲まれた社地の奥には小さな祠(ほこら)が五座配置されています。
まわりにはシイやマツの木が密生していて、山のパワーを感じる落ち着いた場所です。
私たちはここで買ってきたお弁当を食べました。
車で10分程の場所にあるホテル『ブルーヴィラあなぶき』にはレストランもあるので、そこでランチしても良いですね。
穴吹川には珍しい『らんかん(橋の両側にある手すり)』のない橋があります。その名も『穴吹川潜水橋』。
四国では毎年のように台風が上陸しますが、台風で川が増水したときこの橋は水没してしまいます。
そんなときに、流木などが橋に引っかかり橋を壊さないよう、はじめから『らんかん』をつけていないのですね。
今日は増水していないのですが、この『らんかん』のない橋を渡るのは結構スリリングです!
潜水橋を渡って対岸にあるのが知野集落。
こちらの地区の皆さんは人なつっこく、他から訪れた方を暖かく迎えてくれます。
地元の人を見かけたら、勇気をだして『こんにちはー』って声を掛けてください。いろいろな興味深いお話しをしてもらえることでしょう。
私たちは『ど根情農園』という看板を見かけたのでご挨拶したら、話が弾んで楽しいティータイムとなりました。
疲れを癒やしに出かけたのが、穴吹川沿いにある宿泊施設ブルーヴィラあなぶき。
こちらの露天風呂はナトリウム炭酸水素塩泉の天然温泉。
美肌効果から『美肌の湯』と言われ、しっとりじんわり暖まること間違いなし!
受付で『日帰り入浴』と伝えればOK。料金は大人600円、子供300円(消費税込み)です。