水戸駅から徒歩圏内の、「弘道館」へ。
こちらは正門。
本瓦葺きの四脚門で、藩主が来館する際など正式の場合のみ開門しました。
学生や諸役人は通用門から出入りしたんだそう。
市街地のど真ん中に歴史的空間を感じられるのは素晴らしいことですよね。
弘道館は、人材育成の総合大学であります。
日本最大の藩校。
平成27年日本遺産にも認定されています。
風情がある建物です。
早速中へ参りましょう。
こちらはかつての弘道館の地図だそう。
玄関に飾られておりました。
こちらは、正庁正席の間です。
藩主が臨席をして、正席の間や二の間で行われた学問の試験や対試場で行われた武術の試験をご覧になった場所。
弘道館とは何であるかと、建学精神が示された弘道館記碑の拓本が掲げられています。
案内解説をスマートフォンで見れるのでぜひ活用してください。
諸役会所(しょやくかいしょ)
来館者控えの間。
床の間の「尊攘」の掛け軸は、水戸藩の藩医で能書家で知られた松延年の筆であり、
1856年に斉昭の命で書かれました。
諸役会所を出ると、展示室へ。
日本遺産に選ばれた、大日本史が展示されていました。
見学後には、梅を鑑賞しました。
偕楽園も梅で有名ですが、弘道館にも60種800本の梅が咲きます。
朝が特に梅の香りが強いんだそう。
ぜひ近くで見て蕾の力強さ、香り、形を味わっていってください。
梅が早咲きで2月でも楽しめるのでおすすめ観光シーズンとなっていて、
1本1本樹形が違うので近くで確かめてみてください。
屋根の部分をみてみると、
キリュウシという生き物がいるのでよくよくみてみてくださいね!
※鬼龍子(きりゅうし)とは、
猫に似ていて、すう虞を象ったものといわれています。
すう虞とは、虎に似た霊獣で聖人の徳に感じて現れる一種の義獣といわれ、
生物を食せず至信の徳があるとされています。
すぐそばには鹿島神社があります。
今回の弘道館見学を通して、
疑念の可視化・言葉を形にする斉昭公は素晴らしいなと思いました。
斉昭公の強い思い、まっすぐな思いが伝わってきました。
また、東日本大震災で被害を受けた弘道館ですが、平成26年には全面復旧。
復旧の歩みを知って感じたことは、
日本遺産を残すという事は大変難しいことであって、
たくさんの人々の想いと協力が必要なのだと身に染みて感じました。
【ウェブサイト】
http://www.koen.pref.ibaraki.jp/park/kodokan01.html
弘道館前には、
弘道館・偕楽園の創設者である水戸藩第9代藩主の徳川斉昭(なりあき)像があります。
ぜひご覧になっていってください。
水戸に来たら絶対立ち寄るべし。
Erika Anne Nagaoke 〜 Luxury Traveller Ameba オフィシャルブログ
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