本日は大阪駅から徒歩3分。大阪マルビルよりさらに奥に広がる大阪駅前ビルへ。
大阪駅前ビルは第1〜第4まで全部で4棟。高層階はオフィス、1階〜地下は数多くの飲食店が軒をつらねる大阪一サラリーマンに愛されたビル。
週末に限らず、毎日仕事終わりの多くの人で賑わう人気ぶりで安くてうまいお店が多いのも理由の一つ。
覚え切れないほど飲食店が集まっているため、「グルメの迷宮」とも呼ばれています。笑
まずは第三ビル地下2階にある「ぶどう亭」へ。
お店の前にはいつも行列ができており、ランチからディナーまで途絶えることがない人気洋食屋。
人気理由は何と言ってもコスパの良さ!ボリューム満点の肉料理が1000円前後で食べられ、ご飯とスープはお代わり無料の大盤振る舞い。
ジューシーハンバーグや食べ応え抜群のステーキは何度でも食べたくなる飽きのこない味!
大阪駅前ビルで一番好きなお店です。
食事の後は伝説の喫茶店へ向かいましょう。
第1ビルから第4ビルは地上からアクセスすることも可能ですが、地下は全てのビルと繋がっており、雨の日でも安心してアクセスすることが可能です。
またレストランや居酒屋が軒を連ねるだけでなく、打ち合わせや休憩に利用したい様々な系統のカフェが揃っており、オフィス街との相性が良いのも駅前ビルの特徴です。
第3ビルから第1ビルへ移動してしばらく歩くと「マヅラ喫茶」が見えて来ました。
クローバーの看板と入り口に立つ男爵のモニュメントが目印です。
入り口は北と南の2箇所あり、南口には大阪市が「生きた建築」として認定した証として「生きた建築ミュージアム」のパネルが設置されていました。
外観壁には創業当時の写真が飾られ、人々に長年愛された功績が伺えます。
また入り口では98歳の現役マスターが毎日元気に迎えてくれます。
店内へ一歩足を踏み入れると摩訶不思議な世界が広がります。
宇宙船をイメージして作られたという店内は、中央の柱や壁を鏡で覆い反射させることで閉塞的な雰囲気を開放的なものに変化させています!
中央には円形のソファ席が設置され、思わず「バブリ〜」とつぶやいてしまいました。笑
天井からは惑星をイメージした照明が吊り下げられ、窓がなく閉塞的な店内にはタバコの煙が充満していて、苦手な人もいるでしょう。
水色と白の衝立がさらに雰囲気をSF風に加速させていますが、年季を感じるくたびれたソファを見ると違和感を感じざる終えません。笑
ちなみに聞きなれない「マヅラ」という言葉は、現オーナーが学生旅行で訪れたインドネシアのマドゥラ島からきています。
そこで出会った素敵な女性との思い出を店名にするなんて、ロマンがありますよね。
メニューは純喫茶らしく、コーヒー類と軽食、パフェが並びます。
驚いたのはそのお値段!コーヒー一杯250円なんてこの時代にあるのね!
また喫茶店には珍しくビールが置かれているのも特徴。そのお値段、350円!
オーダーしたのはレトロ喫茶にぴったりの「クリームソーダ」(350円)。
鮮やかなメロン色の炭酸とバニラアイスのシンプルな組み合わせは何歳になっても好きな味。
女性には平べったいお皿に盛り付けられたクリームサンデー(550円)やパフェ(各550円)も人気です。
コスパグルメの宝庫!
大阪駅前ビルで人気の洋食レストランぶどう亭と伝説のマヅラ喫茶で大阪人が認めたコスパグルメを楽しみましょう!