西表島の旅の拠点にぴったりなこのホテルは、レンタカーサービスがあるのが助かります!
西表島は想像以上に広く、なんと沖縄では本島に次ぐ2番目の広さを誇ります(全国でも10番目の広さ!)。
そんな広い島に点在する見どころスポットをめぐるにはレンタカーが最適です。雨の日も楽しめるのがGood。
ちなみに、西表島は1周できませんのでご注意を!
大見謝(おおみじゃ)川が海に流れ出るところに位置する、この大見謝ロードパーク。
駐車場から階段を下りていくと、そこには海水に適応した植物「マングローブ」がたくさん!
ジャングルの映像でおなじみの熱帯植物ですが、特徴的なのはなんといっても根。生き残りをかけた植物の知恵と神秘を身近に感じられます。
西表島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれるほど、動植物学的に貴重な島。国の天然記念物に指定されているカンムリワシやセマルハコガメのような貴重な動物がたくさんいます。
ここでは、そんな貴重な動植物の生態やについて学んだり、はく製を見たりすることができます。
必見なのはこの西表島の名を一躍有名にした固有種「イリオモテヤマネコ」のはく製。今にも動き出しそうなリアルさにびっくり!
このイリオモテヤマネコ、現在は100頭ほど生息しているようです。
広~い西表島。でも、実は島には信号が2カ所しかありません!そのうちの一つ、西表島で一番大きい集落である大原地区にある信号を途中に見ることができます。
信号を越え、ひたすら進むと見えるのが忘勿石(わすれないし)。
ここは、太平洋戦争中に強制的に疎開させられた波照間島住民の多くがマラリアで亡くなるという悲惨な過去があった場所。
沖縄は悲惨な戦争の舞台になっていたことを思い起こさせるスポットです。いつまでも平和な世の中が続きますように…。
車道の終着地点に車を置き、そこからは歩いてジャングルの中の未舗装の道を歩いていきます。
ジャングルのトンネルを抜けると…広々とした開放的なビーチが出現!
晴れていれば目の前には波照間島と青い海。そして後ろには鬱蒼としたジャングル。このコントラストがなんとも言えません。しばしぼ~っとするのもおススメです。
実はここ、1965年に遠足に来ていた中学生がイリオモテヤマネコを発見、捕獲したというオマケ(?)もついているビーチなのです。
「日本最〇端の〇〇」は日本中にいろいろありますが、ここは日本最南端のバス停!
小さい集落にあるこのバス停は、定期バス路線の終点ともあってか、なんだかひっそりとした雰囲気。
バス停の前にある「開拓の里」という集会所の屋上が展望台になっており、サトウキビ畑と大海原のコンビネーションを楽しむことができます。
ここは西表島に数ある天然記念物を間近に見られるスポット。
「サキシマスオウ」という植物で、この植物の特徴は一目見たら絶対に忘れられないルックス。
そう、まるで「板が地面に刺さってる?」と勘違いしてしまいそうな板のような形をした根、その名も根板(ばんこん)を持っているのです。
遊歩道も整備されているので、心ゆくまでこの天然記念物をご覧あれ!
ドライブの〆に立ち寄ったのが、西表島の隠れたグルメであるイノシシの肉をいただける地元でも評判の食堂。
本州のイノシシに比べて小さく、豊富なドングリをはじめとする木の実をたくさん食べた身は、臭みがないことで好評だとか。
猟期も限られており、地元でも貴重なイノシシ肉は噛めば噛むほど味が出てくるので、いつまでも食べていたい感覚を味わいたい方はぜひ(笑)。
店の外ではサトウキビづくりも行っており、サトウキビから砂糖をつくる作業も垣間見れます。
ドライブを終え、午後から参加したのは宿泊先の「villa西表」のアクティビティのひとつ、鍾乳洞トトロの森洞窟探検ツアー(7,900円)。
西表には自然のまま手つかずの状態の自然がたくさんありますが、その一つが鍾乳洞!
スタッフからヘルメットとヘッドライトをもらい、童心に帰りながら道なきジャングルや川をずんずん分け入ること約15~20分。
ぽっかりと口を開けて現れる鍾乳洞は、熱帯雨林に囲まれた神秘的な雰囲気で明らかにマイナスイオンたっぷり!
人類の歴史よりはるか長い時間をかけてできた自然の賜物に感動すら覚えます。