徳島県は四国の東側。徳島に行くには、東京羽田空港から徳島阿波おどり空港まで約1時間10分、大阪からは車か高速バスで約2時間の距離です。
今回はそんな徳島県の3大観光スポットである『大塚国際美術館』『鳴門の渦潮』『祖谷のかずら橋』をご紹介!
これらの観光スポットは訪れて後悔しない、いい意味で期待を裏切るスポットばかり!
東京や大阪の都市部から思ったほど時間も掛からないですし、ちょっとしたお出かけ気分で足を運んでみませんか?
最初にご紹介するのは『大塚国際美術館』。ポカリスエットの大塚グループが設立した日本最大級の延床面積を誇る美術館です。大塚グループって徳島が創業の地って知ってました?(^^;)
ここに飾られる美術品は、世界26カ国190余りの美術館から厳選された1,000点余りの西洋名画の複製。陶器の板に複製された名画は2,000年経ってもそのままの色と姿で残るというから驚きです。文化財の記録保存という観点から国際的にも賛同と賛辞を集める世界初で世界唯一の美術館です。
また複製された陶板名画ということもあって館内の写真撮影もOK(フラッシュや三脚を使用した撮影、作品のみの撮影および商業目的の利用は禁止)。来館の思い出を写真に残すこともできますよ!
『どうせ複製なんでしょ』と思うなかれ。オリジナルと同じ大きさに復元された名画は迫力満点! 職人によるレタッチで作者の筆遣いまで再現されているため、ぱっと見る分には本物です。
世界中から厳選された1,000点余りの名画が複製されているので『美術の教科書に載っていた』『カレンダーで見た』『ネットで見た』といったような名画はほぼ展示されています。
また名画にはそれぞれ詳しい解説+音声ガイド(主要な作品約100点のみ)がついています。ガイドによって絵の意図を理解できると絵が違ったふうに見えてくるから不思議ですね。
さらに環境展示として、古代遺跡や教会などの壁画を空間ごとそのまま再現した場所もあり、その臨場感は本物に迫るもの。システィーナ・ホールの環境展示では、2018年のNHK紅白歌合戦で米津玄師が『Lemon』を熱唱した舞台にもなりました!
作品は、古代 → 中世 → ルネサンス → バロック → 近代 → 現代、の順に展示されています。
展示を順に見ていると、その時代に何があったのか、どういう意図をもって絵が描かれていたのかがすごくよく理解できます。
古代の人が何を求めて壁画を描いていたのか。キリスト教美術として発展した中世と、ルネサンスで何が『再生』したのか。バロック時代に表現された自然主義やダイナミズム、近代美術が目指したアカデミックとは何だったのか。そして物質文明である現代に美術が問う『物質と人間との関係』の真の意味。
知らなかったことを知ること、そして絵画が語る言葉にできない威圧感。知的好奇心が満たされて、これまで感じたことのない深い満足感を味わいました!
展示スペースは山の斜面に立地する地上2階、地下3階の5階建て。館内の鑑賞ルートは約4km。
見所をピックアップしたモデルコースで約1時間20分、普通にまわって3~4時間、ゆっくり見たら6時間超の圧倒的ボリューム!
これだけのボリュームだと一気に観るのは無理なので、館内のあちこちに休憩所や屋外庭園があります。そして、その雰囲気も素晴らしい。美術館だけに美しく設計された庭園や調度品、美しい緑や咲き乱れる花々にうっとり。庭のテラスでベンチに腰掛けてると、ずっとここに居たくなります。
はぁ~大満足。次はぜひ本物を観に海外へ行きたいなあ。(^^;)
入館料は、一般 3,100円/大学生 2,100円/小・中・高生 520円。ちょっとお高い感じもしますが、その価値は十分にありますよ!
次にご紹介するのは大塚国際美術館からすぐ近くにある鳴門の渦潮。
鳴門の渦潮を観る方法はいろいろあるのですが、やはり船に乗って間近に観るのが一番!
今日乗ったのは『うずしお汽船』。小ぶりの観潮艇ですが、小さな船のほうが渦潮に影響を与えにくく、渦潮を間近に観られるので良いって知ってました?
港を出て海上を移動すること5分で渦潮スポットに到着。『え、もう観れるの?』(^o^)
すでにあちこちで渦が発生しています。渦はできると海流に流されて移動していきます。そして同じ場所から次々に渦が...『おおお、これはすごい!』(゜_゜)
ちなみに渦潮は一日のうちの満潮と干潮の時間に大きくなり、一ヶ月のうち月の満ち欠けでも大きさが変わります。うずしお汽船のホームページには『うずしおワクワク度』が表示されていますので事前に調べていくことをお勧めします!
https://www.uzushio-kisen.com/
渦潮の真上にそびえ立つのが『大鳴門橋』。神戸淡路鳴門自動車道の一部で四国と淡路島をつないでいます。全長1,629m、高さ144.3m。本州と四国を結ぶ3つの本四架橋ルートの中では3番目に長い橋です。
真下から見上げるとさすがにデカい! 真下では海の中に岩の段差があって潮流が川のように流れおちていく様子が分かります。
橋脚と渦潮とのマッチングも映えますね!(^-^)v
観潮船の運賃は、大人 1,550円/小人(小学生) 780円/幼児 無料(大人1名につき1名無料) 。一度乗船してみる価値はありますよ!
最後にご紹介するのは徳島県をずっと西に移動した三好市にある『祖谷のかずら橋』。
この地方では昔から『かずら』というつる性の植物を使って橋を作ってきました。
なぜ植物で橋を作ったのか? 一説には平安時代の末期に源氏に追われた平家の落人がこの地に潜み、追手が来てもすぐ切り落とせるようかずらを使った、という説もあります。歴史のロマンを感じますね。
そんなかずら橋『ただの吊り橋でしょ』と思うなかれ! 実際に渡ってみるとスリル満点です。というのも橋床の板の間には大きな隙間が...(゜Д゜)。隙間に足を踏み入れることはないと判っていても、体がこわばる、腰がひける...。
さらに橋の下は渓流...いやちょっとした激流(゜_゜)。さらに歩く毎に橋は揺れます。『おおお、やめてくれー』
橋を渡る料金は、大人 550円/小人(小学生) 350円。この本能的に感じるスリルは体験する価値ありです!
今回は徳島の3大観光スポットとして比較的メジャーなスポットを紹介しましたが、マイナーながら満足度の高いスポットは他にもたくさんあります!
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