本日ご紹介する喫茶ゾウは駅から西側、住宅街を抜けた先にあります。
訪れたこの日はちょうど近隣に建つ小学校の下校の時間帯と被り、多くの子どもたちとすれ違いました。
住宅街といえど頻繁に通過する車両から子供達を守るためか、下校を見守る大人たちも多く安全・安心の街といった印象です。
そんな住宅街の端にオープンしたのが「喫茶ゾウ」。
レンガ調の外観に同系色の控えめな看板を掲げた外観はthe昭和レトロといった感じ。
建物自体は以前ブラジルコーヒーショップとして利用されていました。
お店の前には見事な食品サンプルが設置され、その食欲そそる見た目に通行人の多くが足を止め数秒間見つめていました。
名古屋を代表するご当地グルメ「味噌煮込みうどん」などの他に「プリンアラモード」など、
いかにも昭和の喫茶店に置かれてそうなメニューも多数あり、興味をそそられます。
お店に伺ったのは良いのですが、5組待ちということで名前と電話番号を書いて、順番を待つことになりました。
ただ待つにもここは住宅街。時間を潰せる場所といえば公園くらいしかありません。
せっかくなので、近隣の観光スポットへ足を運ぶことにしました。
喫茶ゾウから歩いて8分ほどの場所にあるのが、陰陽師 安倍晴明公を祀る晴明神社。
元々「魔除け」「厄除け」の神社として有名ですが、
2017年〜2018年にフィギュアスケーターの羽生結弦選手がプログラムにて陰陽師の衣装を身にまとい「SEIMEI」を演じ、
自身も参拝したことで、ファンの間では聖地として知られています。
境内には祈祷呪符の一つとして知られる「五芒星」が多く用いられ、神聖かつ独特の雰囲気を醸し出しています。
本殿横には桃の形に五芒星が刻まれた「厄除桃」が置かれ、魔除け・厄除けを願い優しく撫でる参拝者を多く見かけました。
また境内横には推定樹齢300年の楠の御神木があり、目を閉じて優しく触れると御神木の気を分けていただくことができると評判です。
異様にヒゲの長い龍が特徴の手水舎の横には「晴明井」があり、こちらは晴明公が念力により湧出させた井戸として有名です。
向きはその年の恵方を向いており、吉祥の水を得ることができます。
参拝を終えたタイミングでちょうど電話が鳴り、再び喫茶ゾウへ。
閉店30分前ということもあり、店内はすっかり空いていました。
温かみを感じる赤褐色の店内には同系色に統一されたテーブルとレトロ感のある革張りのソファ、
滑らかな曲線とくぼみが特徴のカウンター席が設置され、その優しい雰囲気と居心地の良さからこだわりを感じる店内となっていました。
この日オーダーしたのは名物の味噌を使用した「みそ屋のたまごサンド」(780円)と「クリームソーダ」(660円)。
喫茶メニューの王道と名古屋めしがコラボした夢のようなメニューにワクワク。
こちらはレトロな見た目と可愛らしいゾウのクッキーが話題となっている人気のクリームソーダ。
カラーはブルーとピンク、グリーンの3種類があります。
爽やかなブルーカラーは暖かくなるこれからの季節にぴったり!お客さんの8割がオーダーしていました。
こちらのたまごサンドは今井醸造特製の肉味噌を使った人気メニュー!
分厚いたまごサンドと肉味噌、さらにはからしマヨネーズがアクセントとなり、ランチにもおやつにもおすすめ!
食材が売り切れ次第終了ということで、早い時は16時にお店を閉めてしまうこともあるのだそう。
関西初出店に加え、本場の名古屋めしが食べられるということでしばらく混雑しそうな予感...。
今回ご紹介したように待ち時間に晴明神社へ参拝すると効率よく時間を利用することができるのでおすすめです♩
昭和レトロ感漂う喫茶ゾウで純喫茶と名古屋めしを堪能してみてはいかがでしょう。