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【マレーシア在住が教える】ワンオペ育児はありえない?!新米ママをサポートする産後ケア施設に滞在したよ

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2020/09/11
【マレーシア在住が教える】ワンオペ育児はありえない?!新米ママをサポートする産後ケア施設に滞在したよ

こんな人におすすめ

・マレーシアでの出産を考えている人
・駐在・マレーシア人と結婚している人

中華圏や韓国では一般的な産後ケア施設。産じょく期の母親と赤ちゃんのケアをする滞在型の施設です。残念なことに、こうした施設は「ワンオペ育児」なんて言葉がはびこる日本ではまだまだ一般的ではありません。一方、マレーシアでは華人系を中心に、こうした産後ケア施設に滞在したり、産褥アマさんと呼ばれるベビーシッターさんを雇ったりして、入念なケアを受けることが当たり前とされています。今回、マレーシアで第1子を出産したのを機に、地元の産後ケア施設(中国語で月子中心、英語でconfinement center、産後院とも)に1カ月滞在してみました。

・掲載時点の情報です。最新情報については各施設のHPをご確認ください。
・紹介している施設等について、アフィリエイトプログラムを利用した広告リンクを設置している場合があります。

Serenity Confinement centre

商業地区にある立地至便な産後ケア施設

今回、1カ月間にわたってお世話になったのは、スリペタリンにあるSerenity Confinement centreです。地元の中間層が遊びやグルメで集う賑やかなエリアにあります。自宅からのアクセスがよかったのと、パッケージ価格に比してサービスがよかったのでこちらにお世話になることに決めました。(写真は公式サイトから)

Serenity Confinement centre

赤ちゃんは新生児室で24時間ケア

産後のママの身体は満身創痍。そんな状態で新生児のお世話を始めるのは容易ではありません。産後施設では、ママの回復が第一。母乳での授乳以外の赤ちゃんのお世話は全て、新生児室に待機しているナースの皆さんが24時間つききりでケアしてくれます。こちらの施設では、新生児室のベッド1台ずつに監視カメラがついていて、もちろん夜中の授乳も心配ありません。母乳育児であれば事前に搾乳したもの、ミルク育児であれば粉ミルクを決められた量、決められた時間に飲ませてくれます。ママは栄養のあるものを食べて、ゆっくり寝たりリラックスしたりして、身体の回復に専念できます。

Serenity Confinement centre

1カ月間ゆったりとすごそう

お部屋は基本一人部屋で、部屋のサイズによって価格が変わります。今回滞在したのはシングルベッドルームで、バスルームはお隣のママとシェアするタイプ。このほか、ダブルベッドルームやバス・トイレ付きのお部屋もあります。シングルベッドルームで28日間、約1万1,000リンギ(2019年8月時点)でした。
夜中まで賑やかなエリアなので、お部屋の向きによっては騒がしいこともあるようでした。予約時に部屋を選べるので、外の様子もチェックを。

Serenity Confinement centre

パッケージにはこれだけ含まれてる!

産後院のサービスに含まれてるもの

・母子滞在費(1ヶ月)
・食費(3食プラスおやつ2回)
・ランドリー
・赤子の服
・新生児室でのお世話
・粉ミルク
・清掃
・wifi
・各種アクティビティ
・提携のお医者さんの回診

持ち込みは、紙おむつと、哺乳瓶と搾乳器、母の着替えや消耗品、お風呂道具くらいです。
(写真は、アクティビティのひとつ「手作り母乳せっけん教室」の際のもの。写真は主催者撮影)

Serenity Confinement centre

気になる食事は1日5回!!

食事は基本、朝昼晩の3食に加えて、午後のティータイムと夜8時の夜食がありました。食事は全て、中医学の伝統に沿った産後の回復を速める献立で、ティータイムには毎日からだの回復に合わせた漢方スープが提供されます。
この産後ケア施設はママと赤ちゃんだけじゃなく、付き添いの家族にもフレンドリー。ご飯時に家族が訪問していれば、無料でごはんとスープを提供してくれました。留守中のだんなさんや上の子のご飯の心配もいりません。おかずはシェアしても十分すぎる量なので、うちの夫はほぼ毎晩、仕事終わりにやってきては晩ご飯を食べていました。

Serenity Confinement centre

さまざまなアクティビティを楽しもう

いくら回復第一と言っても、28日も滞在していると飽きてしまいますね。産後院では、ベビーマッサージやヨガ、足型とり、授乳マッサージなどのアクティビティも用意。また、マッサージ室があって、マレー系の女性が出張マッサージに来てくれます(2回目からは別料金)
階下がクリニックになっており、お医者さんのトークセッションもありました。「おしゃぶりは使ってもOK?」「コリックのときはどうしたらいい?」「赤ちゃんは白湯を飲む必要ある?」「けいれんを起こしたときの対処法や赤ちゃんの心臓マッサージ」などの、育児で知っておくべき知識を得て勉強になりました。(各種アクティビティは中国語メイン、たまに英語)
また、退院前にはひとりずつ、赤ちゃんの沐浴法も教えてくれますよ。

海外での第1子出産ということで、頼るべき日本の家族もなく心細かったのですが、1カ月間にわたる手厚いケアで身体の回復を進め、育児の軌道を作ることができました。
30万円~と決してお安くはありませんが、この充実ケアを1カ月間受けられると思ったらお値打ちでは?

Serenity Confinement Centre
No. 1-2, 1-3, 3-2 Jalan Radin Bagus 3, Sri Petaling, 57000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
03-9055 4033
https://goo.gl/maps/bA1SXdcQt1aFKffr7

降旗 愛子
マレーシア・クアラルンプール在住のライターです。マレーシア華人の夫と息子の3人暮らし。 食べ歩きと旅行が趣味です! 地元&観光客の方に人気のスポットを紹介します!
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※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。