今日の旅は京都市内にあるJR二条駅がスタート。世界遺産に登録されている二条城までは1kmも離れておらず、歩いても10分弱で行けます。
この駅の特徴は何といってもドーム状の屋根。内部から見えるグッドデザイン賞を受賞した「木造トラス式」の天井は圧巻ですよ。
京都駅から姫路駅まで(場合によってはもうちょっと先まで)は新快速で快適にラクラク移動できる、青春18きっぷ愛用者にはありがたい移動区間です。
途中には、神戸タワーや本州と淡路島を結ぶ「明石大橋」などもよく見えます。
長距離移動にはこのような車窓からの景色も楽しみのひとつですよね。
姫路、網干(あぼし)、播州赤穂の各駅で乗り換えて、ようやく到着したのが相生(あいおい)駅と東岡山駅を結ぶJR赤穂線の「日生(ひなせ)駅」。
列車を降りると、どこか懐かしさを感じる港町の景色にかすかに香る磯の香りが心地よさを感じさせてくれます。
ここから、瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながら、今日の目的のひとつ、「カキオコ」を求めてのんびり歩いていきます。
日生駅からぶらぶら30分ほど歩いて到着したのが、「カキオコ屋 暖里(ゆるり)」。
日生の名を一躍有名にしたのが、特産品である牡蠣をたっぷりと入れたお好み焼き、「カキオコ」。今回は「カキオコ(レギュラー・税込900円)とチーズカキオコ(レギュラー・税込1,200円)をオーダーしました。
一口口に入れるとプリップリの牡蠣の食感とあふれる磯の香りに大満足!あっという間に平らげてしまいました。日生に来たらマストグルメです!!
カキオコを堪能した後はぶらり散歩をしながら、日生駅を目指します。
途中には日生諸島のひとつ、鹿久居(かくい)島と日生市街を結ぶ橋「備前♡日生大橋」が見えたり、ホタテの貝殻が積んであったり、港がある小さい漁師町の雰囲気を味わったりと、飽きることはありません。
日生駅から4駅目が次の目的地「播州赤穂駅」。ここは赤穂浪士、忠臣蔵で有名ですが、もうひとつの隠れた名産品が「赤穂の塩」。
この塩を使ったお菓子も多く、そのひとつが塩味饅頭。地元の老舗メーカー、かん川さんの「しほみ饅頭」を味わってみました。あんこの甘さとほんのりとした塩味のバランスが絶妙!
駅構内の観光案内所には、ほかにもこの赤穂の塩を使ったお菓子や名産品がありますので、お立ち寄りを。
播州赤穂駅から瀬戸内海に向かってまっすぐのところにあるのが、忠臣蔵の舞台でも有名な赤穂城。
赤穂城址までは、江戸時代に作られた上水道の跡や井戸なども見られ、当時の生活を想像しながらのんびりと散歩することができます。
赤穂城址内には、鯉が泳ぐ立派な堀や忠臣蔵討ち入りのリーダー、大石内蔵助の住まい跡なども。
次の目的地は駅から明石城が見える明石(あかし)駅。明石市は子午線が通っており、日本の標準時刻の町としても有名です。
でも、今回の目的は城でも子午線でもありません。食べ物です(笑)。
ここ明石の海は潮の流れが速いことでも有名で、そこで鍛えられた「明石のタコ」もかなり有名。その明石のタコを使った明石名物グルメを食べにLet's Go!!
その明石名物は「明石焼」。地元では「玉子焼」と言われています。明石焼を味わえる名店はたくさんありますが、今回は明石駅からすぐの「松竹」さんに行ってみました。
メニューは「玉子焼(700円)」と卵とタコを増量した「特別玉子焼(800円)」の2種類(もちろんどっちも注文!)。
お好みでみつ葉を入れただしにくぐらせて食べると…たこ焼きとは少し違ったふわっふわの玉子焼きにしっかりとした弾力のタコが!噛めば噛むほど味がじゅわ~っと染み出てくるのがわかります。
1人前で15個出されるのですが、すべて平らげるまではあっという間。ソースもあるので途中で味変して食べてみるのもいいかも。