こんにちは!
御朱印ガールの 高橋 のりこ です。
みなさんは、毎年、初詣には行きますか?
新たにスタートする年の初め、
厄除けや合格祈願など具体的なお願いがある人はもちろん、
今年こそ素敵な出会いをしたいという方も、ぜひ、初詣に出かけてみてはいかがでしょう。
今回ご紹介するのは、全国2位の人出だと言われている「成田山新勝寺」
千葉県成田市にあるお寺さんです。
アクセスは、電車なら「京成電鉄 京成成田駅」または「JR線 成田駅」より徒歩10分。
駅から伸びる参道には、たくさんのお土産屋さんがあるので、10分と言っても、あっという間!です。
また、車なら東関東自動車道成田ICから、国道295号線へ出て、寺台インターへ。
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)にてお越しの方は、大栄JCTで東関東自動車道に乗り継ぎ、成田ICでお降りください。
お正月三が日は、この道路に人が溢れかえってますが…
それ以外の日は、朝早めに到着するととても空いてます。
やはり、お詣りは”朝活”が大事!ですよ(*^^)v
ただ、成田山は、参道でのお買い物も楽しみのひとつですので。
お店が続々とオープンする9時過ぎがベストの時間かも。
お食事処は10時オープンが多いので、それまでにお詣りを済ませるのもGOODです。
最初に出迎えてくれるのが、開基1070年の記念事業として、平成19年建立された「総門」
見上げるほどの大きな総門は、高さ15mの総欅造りです。
蟇股という欄間にあたる部分には、十二支の木彫刻が施されています。
また、総門の上の部分にあたる場所に、
八体の生まれ歳守り本尊が奉安されているのだとか…見てみたいですね♪
そして、その先にあるのが「仁王門」
1831(天保2)年再建の国指定重要文化財。
門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊が奉安され、昔から成田山の門を守ってきました。
また、裏仏として、広目天、多聞天の二天が奉安されています。
中央の「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯は、魚河岸講の奉納によるものだそうです。
こちらが大本堂。
お正月の飾りつけがされ、1年でもっとも賑わう三が日。
これはわたしが『年末詣で』の時の様子。
三が日は、ここをたくさんの人が埋め尽くしているんです。びっくりしますよね(^-^;
中では、1日に数回、護摩祈祷が行われています。
これがなんとっ!誰でも入れるんです。(お護摩札をいただかない方もです)
これはなんとありがたい。
その迫力ある護摩祈祷。
その中でも大人気の「御火加持」というものがあります。
みなさんの大切なもの(鞄や財布など)を、御護摩の火にあてることでお不動さまのご利益をいただきます。
ぜひ、成田山に来たら、本堂に入り、護摩祈祷に参加してみましょう。
ここで、少し縁起のほうを…
939(天慶2)年関東の武将・平将門が新皇と名乗り朝廷と敵対、平将門の乱が勃発します。
乱世の中で人びとは、不安と混乱の中で生活していました。
寛朝大僧正は、弘法大師空海みずからが敬刻開眼した不動明王を捧持して京の都を出発。
大坂から船に乗り、房総半島の尾垂ヶ浜に上陸します。
寛朝大僧正は、成田の地に御尊像を奉安し、御護摩を焚いて乱の21日間戦乱が鎮まるようにと祈願します。
祈願最後の日、平将門が敗北して関東の地に再び平和が訪れます。
その後、寛朝大僧正が都へ帰ろうとしたところ、御尊像が磐石のごとく動かず、この地に留まるよう告げます。
そうして、ここに成田山新勝寺が開山されたのです。
なんとも不思議なお話ですね。
それだけに、ご利益も多大なのかも…♡
成田山新勝寺には、いろいろなご利益のお堂がありますが、
特に人気なのは、こちら「出世稲荷」です。
なんとお正月には、お詣りの列が100m以上並ぶこともあります。
こちらは鳥居がありますが、神社でなく紛れもないお寺です(笑)
御本尊は、江戸時代に成田山を篤く信仰した、佐倉藩主・稲葉丹後守が寄進されたものです。
商売繁昌、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられており、古くから出世稲荷と呼ばれて親しまれています。
彼の出世を願って、お詣りされるといいですよ。
ちなみに、こちらでは絵馬に名刺を貼って奉納します。
忘れずに持って行きましょう。
本堂となりにあるのは「釈迦堂」です。
こちらは、いまのひとつ前の本堂になります。
こうしてみると、昔から立派な本堂をお持ちでしたのね…(^-^;
こちらのお堂は、1858(安政5)年に建立された重要文化財。
現在の大本堂の建立にあたって、1964(昭和39)年に現在の場所に移されました。
仏教を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。
周りの素晴らしい彫刻の数々も見どころのひとつです。
こちらでは、厄除お祓いの祈祷所が行われ、特にお正月はお祓いのために、毎年、人がごった返しております。
お詣りの際にはご注意を!
向こうに見えるのは「平和の大塔」成田山公園の先にあります。
こちらの平和の大塔は、1984(昭和59)年に建立されました。
総高は58mで、一階は大塔入口、成田山の歴史展、写経道場各種受付があります。
二階の明王殿には、大塔の御本尊不動明王、四大明王、昭和大曼荼羅、真言祖師行状図が奉安され、
五階の金剛殿には五智如来が奉安されています。
特に見ていただきたいのは、最上階。
安置されている仏様も素晴らしいですが、天井のステンドグラスは、これまた圧巻!
これだけを見にいらっしゃる方もいるほどです。
お正月も本堂付近よりは空いてますので、ゆっくりと見て回る事が出来ると思います。
釈迦堂より階段を登った先にあるのが「光明堂」です。
1701(元禄14)年に建立された重要文化財です。
釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期における貴重な建物だそうです。
堂内には、大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。
後方には奥之院の洞窟があり、毎年祇園会の時に開扉されます。
実は、平成30年は開基1080年の特別開帳があり、奥の院も特別に開扉されました。
また、毎年5月には、光明堂前の特設舞台にて成田山薪能が上演されます。
なかなか見ごたえがありますので、一度、ご覧になる事をオススメします♪
その奥にあるのが「醫王殿」
こちらは、成田山新勝寺の中でも一番新しいお堂で、2017(平成29)年に開基1080年祭記念事業として建立されました。
そのせいか、普段からいつも混雑しております。
木造総檜、一重宝形造の御堂には薬師瑠璃光如来、日光菩薩、月光菩薩、十二神将が奉安されており、
健康長寿と病気平癒の祈祷所となっております。
以前は、別の場所に薬師堂がありました。(現在も、その場所はあります)
この度の記念事業で、境内に薬師如来さまを安置することになったそうです。
成田山の参道ランチと言ったら、やっぱり「うなぎ」でしょう!
成田駅から新勝寺までの参道には、たくさんのお店が並びます。
自分の好みのお店を探す楽しみもありますね。
王道なのはやはり「川豊」さん。
店前でさばくうなぎを見ながら、香ばしく焼かれたうなぎを召し上がれ!
ゆっくりしたいなら、こちらの「近江屋」さんも穴場。
こちらは、あの「ブラタモリ」で、タモリさんが立ち寄ったお店。
タモリさんは、こちらの風格ある建物が気になったようで、女将さんに話を聞いていたんだとか。
そりゃそうです!こちらは、新勝寺の参道に店を構えて300年になるそうです。
もとは、旅籠近江屋だった建物で、現在はうなぎ屋を営んでおります。
こちらのうなぎはふんわりして、タレはさっぱり系。
気になった方は、ぜひ、お立ちよりを♡
以上、成田山新勝寺をご紹介しました。
境内はかなり広く、そして、お正月はたくさんの出店も並びます。
わたしのおすすめは、大晦日から元旦にかけてお詣りする「二年詣で」
その後、銚子・九十九里方面に向かえば、初日の出を見る事もでき、一度で三度美味しいお出かけになる事でしょう。
みなさんもぜひ、予定を立ててみては?