こんにちは!
御朱印ガール♡の 高橋 のりこ です。
みなさん、初詣には行かれましたか?
普段、神社仏閣に興味のない方も、逆にお正月には必ず行くという方は多いですよね。
新たな年の初めですから、ぜひ、お詣りして1年の無事をお願いしましょう。
さて、今回、ご紹介するのは千葉市にある「千葉神社」
そちらの境内にある摂社「千葉天神」で行われる『うそ替え神事』について、ご紹介したいと思います。
ここで、千葉神社のご由緒を簡単に。
平安時代末期、関東南部を広く統治した平良文(たいらのよしぶみ)は、
戦のたびごとに妙見様に祈願してその御加護をいただき、常に大勝利を収めておりました。
この良文公を祖とする千葉氏は、一族郎党の守護神として妙見様を各地にお祀りし、
その後、七代目・常重(つねしげ)の頃に、現在の千葉の街にお祀りしたのが始まりとされております。
かつては、源頼朝や日蓮上人、徳川家康などからも厚く信仰されていたそうです。
ちなみに、こちらの社殿は、平成2年(開創990年)の「平成の大造営」により新たに竣工され、
上下に二つの拝殿を有する、日本で初の重層社殿だそうです。
千葉の中心部にありながら、境内はかなりの広さがあります。
周りはビルに囲まれておりますが、ここだけは静かな空間が広がります。
境内は、とても綺麗にお手入れされており、
いつ来ても気持ちよくお詣りができます。
たくさんの末社もあるので、ご自分の願いにあった神様にお願いもできますよ。
通称『妙見様(みょうけんさま)』とも呼ばれる
こちらの御主祭神は、「北辰妙見尊星王」(ほくしんみょうけんそんじょうおう)です。
天の中央を示す、北辰(つまり北極星と北斗七星)の御神霊であり、
諸星諸神・方位方角を支配する尊い星の王であると讃称されております。
その絶大なる霊力を人間界に投射することにより、
人間の星(=人間の運命)や全ての方位を守護・掌握する神様であると
古来より伝えられているそうです。
この北辰妙見尊星王は道教・陰陽道や易学・九星気学・風水学の根幹となる特殊神であり、
あらゆる守護能力を発揮する神様として、広く崇められております。
こちらには、都会の神社さんでは珍しい、お水取りができる場所があります。
古来より、妙見さまと「水」は大変御縁の深いものとされております。
しかも、こちらのご神水は、遠くからわざわざ汲みに来る方がいるくらいご利益があるようで。
この時も、たくさんの方がペットボトルを持って、お水取りをされてました。
お詣りの際には、ぜひ!一口どうぞ♪(*^^)v
そのご神水の裏手には、こんな子が… 存在感たっぷりの「亀岩」です。
その名も”福授の亀岩”
なんでも妙見さまのお使いは、「玄武」(亀)であり、その形をした岩に、霊力が宿っているとされ、
この岩を撫でることにより、福運が授かるとされているそうです。
みなさん、ヾ(・ω・*)なでなで!忘れないでね♡
千葉神社の境内には、天神さまも祀られております。
県内最大の天神さまのお社だそうで、それもそのはず!
こちらは、以前の本殿だそうで、どうりで立派な造りだと思いました(#^^#)
平安末期・寿永元年(1182年)9月25日、
千葉神社境内に勧請された学問の神様・菅原道真公を御祭神とする御社です。
御本社・千葉神社の御祭神・妙見尊の御神力も同時にいただけるとされることから、
その神紋・月星に由来しての “ツキ(月)を呼び、勝(星)を拾う” という
縁起の良さが広く知れ渡るところとなり、年々参拝者・祈祷者が増加しているそうです。
毎年、その年の初天神の日に合わせ、「うそかえ神事」が行われます。
「うそかえ神事」とは、旧年中の”凶”を祓い、新しい年の”吉運”に替えるというもの。
“幸運を招く鳥”とされている「鷽(うそ)」の木彫りを神社に納めて、新しい鷽(うそ)に「とり(鳥)」替えることで、
これまでの悪い事が「嘘(うそ)」になり吉運を招くとされています。
また、鷽(うそ)の字が學(がく)の字に似ていることから、学問の神様である天神様とのつながりが深いとも考えられています。
こちらの「木鷽」は、一番小さな子からお迎えして、
毎年、ひとつずつ、大きな子に替えていきます。
一巡したら、また一番小さなものから始めるのだそうです。
都内では、「亀戸天神」「湯島天神」「上野五條天神」などが有名。
しかも、通常25日のみしか行わないところがほとんどなので、毎年、かなりの人出になるのだとか…
人気の場所は、数時間待ちという情報も。
しかし、こちらの千葉神社では、25日から2月の節分までと期間が長いので、
比較的混雑せずに拝受することができます。
なんとも愛くるしい姿の木鷽。
見ているだけで、なんともほっこりしてしまうのが、人気の秘密なのかもしれません。
多くの天神さまでは、早咲きの梅も少しずつほころび、
春の訪れも感じられるようになる、この季節。
みなさんも、幸運を呼び寄せる「うそ鳥」を授かりに足を運んでみてはいかがでしょうか?