広島県の竹原には、江⼾時代に塩づくりや酒造業などで栄えた文化と歴史が残っています。一歩足を踏み入れると、懐かさを感じる街並みが広がっています。
そんな竹原は、癒されたい人にとてもおすすめ!
おすすめの理由はこちらの4つ。
①保存地区なので非日常的な町並みを味わうことができる
②ほっと癒される古民家で宿泊できる
③広島県の人気観光地が近い
(うさぎの島・大久野島まで船で15分)
④瀬戸内の新鮮で美味しいグルメを堪能できる
今回は、2019年7月に竹原の歴史的建造物をリノベーションした古民家ホテルに宿泊し、美食と文化を体感できる非日常的なひと時を過ごしました。
詳しくは下の赤いボタンから見てみてくださいね。
竹原までのアクセスは、公共交通機関を利用すると大阪から120分、福岡からは150分です。
東京からは新幹線と在来線を乗り継いでアクセスできます。
今回は新幹線と電車を使って行きました。JR呉線を利用すると煌びやかに輝く瀬戸内の海も一望できましたよ。
友達とお話してたらあっという間に竹原駅に到着!
他のアクセス方法は、下の赤いボタンから確認してください。
竹原駅から10分歩くと、伝統的建造物群保存地区に選定されている竹原町並み保存地区に到着します。
一歩足を踏み入れると江戸時代にタイムスリップしたような感覚になります。
今回の宿泊ホテルはこちら!「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」です。
NIPPONIA(ニッポニア)とは、”なつかしくて、あたらしい、日本の暮らしをつくる。” をコンセプトに運営している古民家ホテルです。
現在は全国9地域で展開されており、今後、日本各地への展開が予定されています。
「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」は全部で3つの棟があります。
①HOTEI 棟(写真右上)
もとは昭和50年頃まで料亭として営業し、結婚式なども行っていた「旧水儀本店」。現在はフロントダイニングになっています。チェックインはこちらの1階で行います。
②MOSO 棟(写真右下)
HOTEI棟の目の前にあります。明治期に「旧芸備銀行(現広島銀行)」として建てられた後、「旧水儀旅館」として営業していました。隠れ家のような雰囲気で部屋によって銀行と旅館のそれぞれの面を楽しめます。
③KIKKO 棟(写真左)
明治期印は造り酒屋、大正から昭和にかけてはビリヤード場などの娯楽施設だった「旧水出邸」。明るいお部屋が揃い、お部屋の窓からは竹原の町並み保存地区が眺められます。
続いては各棟ごとにお部屋をご紹介します!
MOSO103室は、江戸情緒を感じられるお部屋です。MOSO棟のツインタイプは1〜4名で利用できます。
広々とした庭園は、103室から外に出ることもできます。また、長い廊下の先には3畳の隠れ家的なお部屋もあり、ここでしっぽり過ごすのもおすすめです♪
各部屋には職人が作ったこだわりの檜風呂もあります。木の優しい香りで贅沢に癒されるでしょう。
アメニティはフランスのコスメブランド「CODAGE PARIS(コダージュ)」。フレンチ・ファーマシーの伝統と先進テクノロジーを融合させた上質なブランドです。シャンプーやトリートメントなどが揃っているのは嬉しいポイント。
続いてはMOSO101室。蔵タイプは1〜2名で利用できます。2部屋限定なのでご予約はお早めに。
こちらのお部屋は元々銀行の建物だったので、1階には金庫だったお部屋があります!ついつい秘密の話をしたくなる雰囲気でした。
そして2階がベッドルームになっています。温もりを感じるプライベート空間でゆっくり過ごせますよ♪
こちらはHOTEI 棟から徒歩3分ほど離れた場所にある、KIKKO 棟の203室。
洗練された明るいお部屋でした。2階のベッドルームからは、窓越しには江戸風情漂う竹原の町並み保存地区が広がっています。
広々としたお部屋で4人で宿泊できるため、友達とわいわい楽しく過ごしたい時におすすめです。
夕食は「HOTEI 棟」にていただきました。
スイスのグランメゾンで活躍し、様々な賞を受賞したシェフが竹原の文化を伝える料理を作り出します。
食材はシェフが厳選した瀬戸内の旬の素材や竹原産ブランド牛”垰下牛(たおしたぎゅう)”など、地産の食材をふんだんに使用した美食のコース。
今回はディナーBを注文。
「オイスターぼんぼんの黄金焼き」は、竹原の大久野島で獲れた牡蠣を使用。チーズでほんのり焼いており、絶妙な美味しさを引き立てます。
また前菜には広島県大崎上島産の「とれ海老やん」が!甘くてぷりっとした食感で、スパークリングワインとの相性もばっちり♪
※メニューは季節によって異なります。
夜の竹原の町並みは、温かい光が照らして昼と全く違う雰囲気になります。
特に毎年開催されている「たけはら憧憬の路」というライトアップイベントは必見です。
5,000本の竹灯篭から溢れるろうそくの灯りで、幻想的な町並みが堪能できます。
ぜひ参加してみてください♪
※お写真は2018年フォトコンテストの最優秀賞作品
※2020年は10月31日(土)・11月1日(日)に開催予定
食後は、購入した竹原の地酒「宝寿」と「幻」で乾杯!宝寿は藤井酒造のお酒で、爽やかな風味が楽しめます。幻は中尾醸造のお酒で、リンゴ酵母を使っている変わったお酒。フルーティなテイストでとても飲みやすかったです♪
友達とおしゃべりしていたら、ついつい夜更かししてしまいました。
ベッドのシーツや枕カバーなどは最高級リネンを使用しているので、上質な睡眠がとれました。
柔らかい陽射しが差し込む開放感のあるダイニングで朝食をいただきます。
広島県の岡本醤油を使った和え物や魚のかますなど、瀬戸内の旬を感じる新鮮な食材を使用した和朝食でした!
※メニューは季節によって異なります。
竹原は、江⼾時代に塩づくりや酒造業などで栄えた文化と歴史が残っているので、この地域ならではの体験ができます。
今回は女子旅におすすめなアクティビティや観光地を紹介します♪
ホテルチェックイン後やチェックアウト後などの時間に体験してみてくださいね。
詳細は下の赤いボタンから見てみてください。
竹原の町並み保存地区で、着物のレンタルができます。
一部の着物は、昭和期に実際に作られ着られたものであり、シンプルな柄から古典なレトロな柄まで種類も豊富です。私はオレンジが基調の着物をレンタルしました♪
髪型もセットしてもらえて、かわいく大変身!
着物で外に出ると、このようにタイムスリップしたような写真が撮れます。
着物で映えるスポットを紹介します。
まずは元竹原町長、森川八郎の豪邸「森川邸」。入館料は大人300円。大正初期に造成した8棟の屋敷です。
四季折々に姿を変える立派な日本庭園もありました。ここで撮影した写真は格別です!
※令和2年4月以降「旧森川家住宅」に変更
※入館料は大人400円になります
続いては、竹原のシンボル「西方寺普明閣」。高台の普明閣からは、竹原の町を一望することができます。
天気が良い日だと瀬戸内海も見られますよ。この日は夕暮れ時だったので夕日がとてもよく見えました♪
竹原の町並み保存地区は、有名アイドルグループのCMロケ地でもあります
町家には独特のデザインをした”竹原格子”があり、CMでハートや手裏剣などの格子が出演します!
また、町の至る所にある竹細工もあります。
ぜひ着物と一緒に写真を撮ってみてくださいね。
竹原には創業150年を超える3つの老舗酒蔵があり、「藤井酒造酒蔵交流館」では酒蔵の見学や銘酒のテイスティングができます。
酒造の特徴である高い天井や太く大きな柱からは歴史が感じられ、日本酒の香りが漂う室内は老舗の落ち着いた雰囲気を今なお色濃く残していました。
おちょこや竹にちなんだ小物などオシャレな雑貨も並べられているので、見ているだけでも楽しめます。
また、手打ちそば処「たにざき」も併設していて、お酒とともにおいしいそばを味わうことができるので、お酒好きには嬉しい場所です。
こちらの「藤井酒造」で有名な銘柄“龍勢”は、『第一回全国清酒品評会』で日本一に輝いた人気のお酒。無料で試飲もできます。
“龍勢”黒ラベル純米大吟醸は、芳醇で品のある香りで、しっかりとした麹の甘みと米の深みが感じられる味わいです。
ほかにも「夜の帝王」や「宝寿」など様々なお酒を造っており、お土産に日本酒2本も購入しました♪
竹原は江戸時代から塩づくりで栄えた町。かつては町中に塩田が広がっていたそうです。
現在竹原では製塩は行われていませんが、流下式の塩づくりを再現した施設で塩づくり体験ができます。
海水の水分がなくなるまでかき混ぜながら窯で煮詰めていきます。
塩が出来上がる時を昔から「塩の花」が咲くと表現するんだとか!
自然のミネラルを豊富に含んだ竹原の自然海水塩は良質の塩の生産地として知られ、江戸時代には塩を購入することを意味する「タケハラを買う」という言葉があったほどだそうです。
炊きたての温かい塩を食べたのは初めてでしたが、味わったことのないかすかな甘みがあり、とても美味しい塩でした。
自分で作った塩を食べられるなんて貴重な体験ができるのも、竹原ならではですね!
昔ながらの歴史や文化が残る”広島県の竹原”でたっぷり癒されました♡
非日常を味わい、懐かしさに癒されたい人は、週末女子旅やひとり旅の候補地にしてみてくださいね。