本日は今関西で話題のお出かけスポット兵庫県福崎町へ。
ここは人気のお出かけスポット神戸三田プレミアムアウトレットから車で1時間ほどの小さな街。
まずはここ福崎駅からスタート。
本来は駅前に設置された水槽からカッパに出会える予定でしたが、運悪くトンネルがふさがってしまい今は会えないのだそう...。
※4枚目の写真は福崎町のHPから抜粋。
出だしの悪い出発でしたが、気にしても仕方ない。
気分を変えるために立ち寄ったのは駅前にあるパン屋さん「パン工房 幸福堂」。
こちらは2018年末にオープンした話題のパン屋さん。
国産小麦と白神こだま酵母を使ったこだわりのパンはふっくらもちもちとした食感が特徴。
約40種類の豊富なパンを常時取り揃えていて、地元の人を中心に人気のお店です。
人気の食パンは予約しておかないと売り切れることもある人気ぶり。
妖怪探しの旅に出る前に小腹が空いては見つけられないと思い、購入しておきました。笑
早速英気を養うためにパンをもぐもぐ食べながら(おい)向かったのは駅から車で5分ほどの辻川山公園。
なんでもここは福崎で最も多くの妖怪に出会える場所なのだそう。
パーキングに車を停車させ、石橋の上で携帯片手に情報収集していると...。
突然、「ボコボコ」と池が泡立ち真っ赤なカッパが姿を現しました!
これにはびっくり!「私別に金の斧も銀の斧も落としてないのだけれど...。」
河童の河次郎(ガジロウ)はこの池に住む河童。
訪れた人々を驚かせようと、毎日午前9時から午後5時までの間、毎時0分15分30分45分に各3回出没する時間に忠実な河童。笑
池に身を潜める河次郎に手を振り周囲を見渡すとたくさんの妖怪たちを発見!
河次郎を羨ましそうに見つめるのは兄の河太郎(ガタロウ)。
手に持っているのは尻子玉と言い、これを抜かれた人間は溺れ死ぬのだそう。恐ろしや...。
その他の妖怪たちは妖怪の造形作品を募集する「全国妖怪造形コンテスト」での優秀作品。
一般人が考えたとは思えないほど、リアルで恐怖心を掻き立てられる作品が並びます。
「これは夜来たら絶対怖いやつやん...。」
公園の中腹には何やら木製の小屋を発見。
「キ●ロウでも出てくるのか...。」と思いきや、こちらは逆さ天狗の住処。
こちらも流行病の影響か外出を控え"春休み中"とのこと。
通常、9時05分~17時05分までの間、毎時5分20分35分50分にどら焼き片手に飛び出してくるのだそう。
(※写真3枚目は辻川山公園の掲示板に掲示されていた写真を抜粋)
「なんでこんなに妖怪が多いんや...」と考えていると立て看板を発見。
なんでもここ福崎市は妖怪伝承の研究家であり「遠野物語」や「妖怪談義」なども執筆した民俗学者 柳田國男の生誕の地として知られており、
先ほど登場した河童の河童の河次郎と河太郎は柳田氏の著書「故郷七十年」に登場する河童をモチーフにしているのだそう。
さらにここ辻川山公園には柳田國男生家に柳田國男・松岡家記念館、歴史民俗資料館があり、(残念ながら今回は流行病により臨時休業でした)柳田國男の半生に触れることができます。
また柳田國男には4人の兄弟がおり英才兄弟として知られていたことから、柳田國男を含め5人の銅像が山中に設置されており、それらを巡る「学問の成就の道」も受験を控える人々に人気です。
さぁ、ここからが妖怪探索の本番!
福崎市には妖怪ベンチと呼ばれる妖怪と2ショット写真が撮れるベンチが街の至る所に設置されていて、それらを巡るのが定番。
まず初めに見つけたのは、辻川山公園のパーキングで出会える「油すまし」。
ギョロリとした目でこちらを見つめる油すましを横目に"澄ました顔"で「ハイチーズ」。
お次は辻川観光交流センターへ。
こちらにいるのが、河童。
「あれ、君さっき会ったよね。」と言いたくなりますが、なにやら真剣な顔で将棋をしていたので向かいに座って勝手に対局することに。
幻の河童と対局できるなんて光栄です。
辻川観光交流センター前の道を挟んで斜め向かい。
ミートショップ松井にいるのが、なんともアグネッシブなポーズを決めた海ぼうず。
「海の漢」と書かれた勇ましいサーフボードを片手にハイポーズ!
妖怪探索はまだまだ続きそうなので、ちょっくらランチを挟むことに。
「カフェ ムク」は料理研究家兼パンシェルジュとして有名なゆーママさんがオーナーを務めるカフェアンドレストラン。
DIY風のカジュアルかつ温もりを感じる店内は地元の人にも評判のお店。
今回はMukuランチAセット(1,000円)とMukuのトマトチキンカレーセット(1,000円)をオーダー。
中華風のワンプレートランチは炒飯と生姜焼きが絶品。
スパイスの効いたトマトチキンカレーは食欲をそそる一品。
さぁ、お腹もいっぱいになったところで妖怪探索へ!
ファミリーマート福崎南インター店の入り口で遭遇したのは、ゲ●ゲの鬼太郎にも登場する人気の妖怪「一反もめん」。
こちらではベンチに腰掛けてお茶しながら世間話が楽しめちゃいます。
「妖怪って悪い奴ばかりじゃないのね。」
ここから車で探索する方は要注意!
一本道の左右に妖怪が登場するのですが、お店の軒下にひっそりと潜んでいるので見落とさないように!
サラダ館の入り口に登場したのはいたずら好きな「一つ目小僧」。
火を噴く「油坊」は奥ばった焼肉ハウス北山にいるので見落とさないように!
スーパーボンマルシェの入り口にいたのが、妖怪「スネコスリ」。
いや〜犬と間違えるところだった。笑
自家焙煎珈琲店サタディサンで見つけたのはアイスクリームを落として泣いている「コナキジジイ」。
「ヨシヨシ、泣かない泣かない」とおじいちゃんを慰めたのは人生でこれが初めて。
今にも動き出しそうな、なんともリアルなその表情に(コナキジジイには悪いが)思わず笑いがこみ上げてきます。笑
ひのストアで見つけたのが、自撮りをする「鬼」。
妖怪たちはとってもユーモアなので写真の撮り甲斐があります。
ちなみにベンチの中には数取器が設置されているものもあるので、見つけたら「カチッ」とカウントしておくと良いでしょう。
天狗寿司にいたのは妖怪「天狗」。
以前は油すましのいた辻川山公園にいましたが、油すましに譲ってこちらへお引越し。
神妙な顔つきでPC画面を見つめる天狗様。画面には"ロト6抽選番号"の文字が。
「いや、ロト6かーい!」と思わず突っ込みたくなる場面です。笑
さぁ、妖怪探索も終盤に差し掛かってきました。
福ふく温泉で遭遇したのは、恥ずかしがり屋の「雪女」と施設が独自に召喚した「透明人間」。
透明人間は"愚か者には見えない"のだそう。
「え、私?無論、見えてますとも!」最後はがっちり握手して妖怪探索終了。