今回の出発は京都駅。超近代的な駅と京都のシンボル「京都タワー」が一度に楽しめます。
少し歩けばタイムスリップしたような通りもあり、古都京都の面影も。まさに新旧の京都を感じられるのがここ京都駅。
さあ、ビジネスマン、学生、観光客…いろんな人に混ざって1番線ホーム向かいます。
京都、山科、そして大津京(滋賀)を超えて湖西線に入ると見えてくるのが日本一の広さを誇る琵琶湖!
キラキラと光る湖面に映る日の光は、なんだかこれからのいい旅の予感を確信に変えてくれるよう。
右側には琵琶湖、そして左側には比叡山、比良山をはじめとする比良山系の勇壮な山々が。しばし、湖(うみ)と山の景色を堪能できます。
京都を出発して1時間45分ほど。第一目的地は「港と鉄道の町」として有名な敦賀。
今回は時間の関係で行けませんでしたが、かつて欧亜国際連絡列車の発着駅でもあった「敦賀港駅」まで線路が伸びていたそうです。
そんな歴史的にも鉄道重要地点だった敦賀。2023年春にはついに北陸新幹線もやってきます。
敦賀駅から歩いて約15分。北陸道の総鎮守でもあるこの氣比神宮、見どころの一つは立派な鳥居。
実はこの大鳥居、日本三大木造大鳥居の1つなのです(あとの2つは、春日大社(奈良)と厳島神社(広島))。
厳かさの中にも壮大さを感じられるこの鳥居をくぐり、パワをーチャージして次の目的地に向かいましょう!
敦賀からはローカル線のJR小浜線でコトコトと。
窓から望む景色は癒し感満点。海が覗き、田畑が広がり、時には湖(三方五湖)も。
都会の喧騒をしばし忘れ、1時間ほどすると次の目的地、小浜に到着です。
敦賀から約1時間。若狭地方の中心地である小浜に到着です。
かつてアメリカ大統領としてオバマ氏が就任した時に、同じ「オバマ」として一躍脚光を浴びた都市としてご存知の方もいるのでは?
そんな小浜は名前だけでなく、歴史的にも産業的にもとても重要な町。帰りの列車まで3時間半。可能な限り小浜を堪能してみましょう!
小浜駅から歩いて10分ほど。ビルの2階にある「かねまつ」。
ここに来たら食べてほしい名物丼が「てんはま丼(1,500円・税抜)」!
写真のように、その日に取れた魚と北陸若狭では欠かせない松葉ガニがてんこ盛り!まさに若狭の海の幸を堪能できる一品です。
あと、うれしいのが「あら汁」食べ放題!! いろんな魚から出てくる出汁がもう…絶品。
小浜漁港に併設されているのが、ここ若狭フィッシャーマンズワーフ。
海の幸を利用した製品やお土産にピッタリな品が勢ぞろいです。
この日は外海の風が強くて運休していたのですが、奇岩や洞窟が並ぶ「蘇洞門」をめぐるクルーズはここが発着。時間があればぜひ(所要時間約50分)!
2020年春に新しくオープンした、鯖街道のことがよくわかる資料館(入館無料!)。
京都の有名郷土料理のひとつとして有名な鯖寿司。このサバもともと若狭産だってこと、知っていましたか?
ここ小浜から京都までを結ぶ鯖街道は、サバを通していろんな人や文化を運ぶ道として、なんと日本遺産(しかも第一号!)として認定を受けているんです。
そんな歴史的にも文化的にも重要な鯖街道についての「へぇ~そうなんだ」がたくさん詰まった資料館です。
食の町、小浜。海産物があまりにも有名ですが、スイーツもあるんです!
おススメは地元で江戸時代に創業した歴史あるお菓子屋さん「志保重(しほじゅう)」。
名前からすると和菓子な雰囲気ですが、店主の創意工夫が詰まったケーキや焼き菓子などの洋菓子も充実のラインナップ!思わず大人買いしてしまいました(笑)。
ちなみに一番推しは「バスクチーズ」。ホルスタイン柄のかわいい容器に入ったチーズケーキですが、まるでクリームチーズをそのまま食べているような濃厚さがたまりません!
チーズ好きにはぜひおススメの一品です。
小浜市街地の西部に広がる、国の重要伝統的建造物群保存地区(長い!)にも指定されている地区。
かつての城下町の面影を残している「小浜西組」といエリアで、その中の三丁町の街並みが特に小京都の面影を残しています。
散策前には「小浜町並み保存資料館」に行くのがおススメ。見どころを押さえて散策すると、また違った感覚で街歩きが楽しめますよ。
穏やかな若狭湾を眺めるのにぴったりの場所。東側は夏には海水浴でにぎわいそうな海水浴場。西側には外海を遠くに眺められます。
リズムのいい心地よい波音、のんびりした時間、心地よい風、そしてスイーツ。もう癒ししかありません!
このままずっとこのままで…と言いたいところですが、帰りの時間が刻々と近づいてきました。いよいよ旅も終盤です。