緊急事態宣言が解除されましたね。お出かけしたいと思っているけど「afterコロナ」の旅はどうしよう?そう思っている方も多いでしょう。
密を避けるには空気の良い場所へ、車でドライブがいいかもしれませんね♪
こんにちは!
絶景ハンターの 高橋 のりこ です。
今回ご紹介するのは、秋にお出かけした長野旅のプランですので、これからの旅の予定の参考になれば幸いです。
1日目は、以前から行ってみたいと思っていた世界遺産「白川郷」へ…
この時、連休ということでかなりの激混みではありましたが、美しい景色に感動!合掌造りのお宅もじっくりと見学させていただきました。
今回は秋の訪問でしたが、季節を変えて訪れてみたい… そんな場所でした。
ここでは外を見て歩くので、三密も避けられ「afterコロナ」の旅のプランにもおすすめですよ。
実は、白川郷は急遽思いつきで向かった場所でして…(笑) 1日目はほとんどドライブで終わってしまったのですが…
今回の本来の目的は長野観光だったわけで、なので宿泊も長野県内に予約しておりました。
今夜のお宿はこちら!「大江戸温泉物語 鹿教湯 藤館」でございます。(← 大江戸温泉物語グループ制覇を目指してます(笑))
こちらのお宿は細い路地に立っておりまして、すれ違いにちょっと苦労します。
行かれる際は十分に気をつけてください。
鹿教湯温泉には、もう一か所「桜館」というのもあります。
ただ、こちらの施設にはレストランがないので、藤館までバス送迎になっています。ご注意ください。
お宿に着いた時はすでに5時半。周りはすでに暗くなり始めていました。
景色も見えないし、お散歩もできないけど… 仕方ない。明日にしよう。
お部屋は定番の畳敷きで、お布団はすでに敷いてあります。これも大江戸温泉物語Gではもうお馴染み。
途中でお部屋に入られる事もないので、プライベート空間が守られます♪
また、畳のお部屋は小さなお子さんがいる方にもおすすめですね。
思いっきりゴロゴロできますし、遊んだり、おむつ替えなどにも便利です。
お食事も定番のブッフェスタイル。好きなものを好きなだけいただいてしまいましょう!
お風呂は、大きな野天風呂や、天然生薬100%の漢方薬草を天然温泉にもみだして作る本格薬湯風呂など、他では味わえない珍しい温泉が楽しめます。
「鹿教湯温泉」とは、鹿が教えた湯と書きます。
猟師に打たれた鹿を追って行ったら、そこには菩薩さまがいて「この湯を広く世にしらしめよ」と言ったそうです。
やわらかなその湯は、江戸の時代より湯治場と栄えていたんだとか。「湯治場」の響き… 最近、憧れるんですよね~♡
次の日の朝♪おはようございます。お部屋からの景色です。
朝風呂を楽しんで、美味しい朝ごはんもいただいて、出発までしばしゆっくり♡
前の日には見られなかった景色、こんな感じでしたのね。
向こうには、「大江戸温泉物語 桜館」が見えます。
その先には、薄っすらと色づき始めまた山々も見えます。紅葉にはちょっと早かったかな?
今度はもっと秋深くなってから来てみよう。
さて、本日の目的地は以前からずっと行ってみたいと思っていた場所に向かおうと思います。
さてさて、今回の長野旅最大の目的地である場所に着きました。
そう、ここは長野を代表する観光地「国宝 松本城」でございます。
最近ね、城ガールデビューを果たした、わたし♡目的地を決める際の重要なポイントになっているのは、間違いありません(笑)
でもね、事前の調査が不足でした。実はこの日、ここ松本城で「お城まつり」が開催されていて周辺の駐車場が大混雑。
お宿を朝早く出たのに、駐車場探しでかなりの時間ロス。うっかりしました。
ただ、駐車場も結構な数ありますので、そのあたりは安心です。
入口付近にあったお手洗い。素敵な外観にテンション上がります。
入口は4か所ほどあるようですが、もしかして、バッチリ裏手だったみたい?!(笑)
真っ先に見えてきたのは、大天守と乾小天守、そして朱い「埋橋」
まぁ、でもOKです。この朱い橋とのコラボが見てみたかった♡ 朱い橋と黒いお城のコントラストがなんとも言えません。
ちなみに、ここは漫画好きさんには聖地らしいですね。(← わたしは知らなかったのですが…)
ここからの風景は高野苺さんのコミック「orange」の表紙に使われたことで、若い子たちに大人気だそうです。
(そういえば、そんな子たちがわんさかいたような…(笑))
ま、まさか、この日が「城まつりの日」だったなんて… ここに着くまで全くわかりませんでした。
見た目では混雑しているようには見えませんが、ここからが大変でした(笑)
この時は、まだコロナが流行していない時でしたので、やはりここも多分に漏れず、外国人客が多かったですね。
あちらこちらで記念撮影の姿が見られました。
さて、いよいよ本丸に突入です(笑)
中に入ると、松本市のゆるキャラあるぷちゃんが、甲冑(かっちゅう)を被り記念撮影用に設置されており、観光客を出迎えてくれます。可愛い♡
ただ城に向かうと、右手では剣道の大会が行われているし、左手では吟詠剣詩舞が行われているし…
しかも、連休の中日なので、もちろん観光客もたくさんいて、天守閣に上がるための列は1時間待ちとなっていました。(こんなはずじゃなかった(泣))
最近、お城人気がすごいというのは知っていましたが、まさか、ここでも行列に並ぶことになるとは思ってもいませんでした。(確か、鶴ヶ城でもそうでした)
特に外国人の方にお城は人気が高いですね。城の前では「松本城おもてなし隊」の方がいて、快く記念撮影に応じておりました。これは良い記念になりますね。
わたしも撮ってもらおうと思っていたら、いつの間にかいなくなってたーっ!残念…。
おもてなし隊は、六家(初代藩主・石川数正公を筆頭に小笠原家・戸田家・松平家・堀田家・水野家)の藩主に扮し、松本城へご来城のお客様をおもてなししているそうです。
見かけたら、ぜひ記念の1枚を♡
松本城の歴史は戦国時代の1504年(永正元年)に築城された「深志城(ふかしじょう)」が前身と言われています。
その後、城主となった小笠原貞慶(おがさわらさだよし)によって「松本城」と定められました。
江戸時代になると、石川氏・小笠原氏・戸田氏・松平氏・堀田氏・水野氏の6家が、松本城の城主を務めていました。その数、23名にもなったそうです。
現在、天守が残っているお城は全国で12城のみとなっています。
さらに、天守が残っているお城のうち、五重の外部構造を有しているお城は松本城と姫路城のふたつとなっています。
中も当時のままのもので出来ていて、ちょっと感動!(いままでは観光的お城しか行ってなかったので…)ロマンがあります♡
しかも、外部構造は五重ですが、なんと中は6階建て!そんな建物の高さを支えることができるのは「通し柱」があるからなんだそうです。
みなさんも行かれた際には、ぜひ、その様子を確認してみてくださいね。
最初にもお話した通り、この日は連休の中日という事で見学者が多数。天守閣に上がるまでも、かなりの時間を要しました。
次回は、もっと空いている時にゆっくりと見てみたいですね。
途中、見どころがたくさんあるんです。「石落」「武者窓」「隠し階」「柱に着いた縄のあと」などなど…混雑していなければ、もっともっとゆっくりと見て回りたかったくらいです。
また、大天守の4階にある傾斜が61度もある階段はみどころのひとつでもありますが、その急な傾斜なため、観光の際は十分に気を付けて昇降しましょう。
そして、最上階には「二十六夜社」が祀られておりました。(← 寺社ガールの血が…(笑))
ある武士が夜中に本丸御殿の護衛をしていたとき、美しいお姫様が突然現れ「二十六夜様を祀れば、城は栄えるでしょう」と告げたそうです。武士は姫のお告げを城主に伝えたところ、天守の6階の梁に二十六夜様を祀ったとされています。
1727年(享保12年)に松本城の本丸御殿は火事のため焼失してしまいましたが、天守は焼けずに残っていました。これは、二十六夜様のご加護だと言い伝えられています。
天守閣からの眺めは素晴らしいの一言。
季節によって見える景色が変わるので、何度も訪れてみたくなりますね。
松本城は戦国時代に建てられた部分と、江戸時代になってから建てられた部分があるのはご存じですか?
「月見櫓」は江戸時代に建てられた部分で、読んで字のごとく、ここは月見をするための場所なのでお城に不可欠な武器もなく、戦をするために建てられたお城には似つかわしくないものです。
裏を返せばここは平和の象徴でもあるという事。戦国の世を経て、平和を手に入れた江戸時代を象徴しております。
また、月見櫓の天井は柿渋で染められているとの事。いまも薄っすらと朱い色が確認できます。
観光する際にはその辺りも注意深く見てみるといいですね。
他にもたくたくさんの見どころがある、松本城。書き始めたらキリがありません(笑)
見どころだけでなく、伝説なんてのもあるらしいです。
そんな松本城ですが、やはり、ここからの景色がサイコーに美しい!!
”漆黒の松本城”の魅力は、白と黒のコントラストと後ろに見えるアルプスの山々とのコラボに尽きるでしょう。
みなさんもぜひ一度、その姿を見にお出かけしてみてください。
見どころはお城の中だけではありません。
一の門である「黒門」や22.5tもある玄蕃石(げんばいし)が見どころの「太鼓門」、水野忠直が奉納されたとされる灯篭などなど、城の周りにも注目ポイントがたくさんあります。
お城と併せて、ゆっくりと時間をかけてみて回ると良いと思います。
先ほども書きましたが、松本城には様々な伝説も残されているようです。その中でも「駒つなぎの桜伝説」は加藤清正にまつわるもの。
うそか誠かは別として、時代ロマンに思いを馳せながら、伝説となった場所を歩いてみてはいかがでしょうか?