ながーい自粛生活が過ぎ、少しずつ日常を取り戻しつつある今日、みなさんはいかがお過ごしですか?
この前、近所を散歩しているとき、綺麗な紫陽花が咲いてました。
まだまだ油断は禁物だけど、「with コロナ」の時代を意識しつつ、ちょっとだけ出かけてみようかな?
こんにちは。
絶景ハンターの 高橋 のりこ です。
有名な紫陽花の名所に行く勇気はない、だけど綺麗な景色が見たい…それならば穴場に向かうしかない… (笑)
そう考えて向かった先は、都内から高速で1時間、成田空港近くにある千葉県多古町という場所です。
街の中心部に位置する「道の駅多古」は、国道296号と栗山川の交差する”多古大橋”のたもとにあり、土日はもちろん、平日も観光客で賑わっておりました。(← コロナ前は…)
そして、その道の駅多古を中心に栗山川沿いに、「あじさい遊歩道」があります。
多古町の文化と生活を育んできた栗山川への感謝として、堤防沿いに約1万株のアジサイを植栽し、昭和55年に遊歩道は完成したそうです。
そんな紫陽花が見頃を迎える6月には、多古町主催の「ふるさと多古あじさい祭り」が開催されておりましたが、残念ながら今年はコロナの影響で中止となりました。
また来年を楽しみにしましょう。
祭り当日は”多古米振舞行列”などが行われ、美味しい多古米が振る舞われるとの事。子供たちには無料で乗れる”竹コースター”もありますよ!
また、”さっぱ舟遊覧船”も運航されます。(こちらも今年は中止)
遊歩道から見るあじさいも綺麗ですが、船上から見上げるあじさいは、さらに見応えあり!です。
この栗山川沿いに約2km、色とりどりの紫陽花が咲き乱れます。
遊歩道は歩きやすく整備されており、また、川からの風が心地よくお散歩にはもってこいです♪もちろん、わんちゃんも一緒に。
ここの紫陽花は川沿いのせいか普段は開花が遅めなのですが、やはり今年は少し早めの開花らしく、見頃はちょうどこれから。
青空の紫陽花も、雨に濡れる紫陽花も、どちらもおすすめ。
紫陽花を楽しんだら、ぜひ、道の駅多古でゆっくり休憩してください。こちらの道の駅にはお食事処もあり、多古米ややまと芋を使った料理が、リーズナブルなお値段で食べる事ができます。
開放的な店内は、とても明るく、目の前には美しい景色が広がり、時間を経つもの忘れてしまいそうです。
そして、道の駅と言えば旬の地元食材。激安価格でお財布にも優しいので、あれもこれもと買っちゃいそうです。
道の駅多古から車で数分。こちらは「正東山日本寺」地元ではあじさい寺として有名です。
正東山日本寺は、中山法華経寺(千葉県市川市)の三世日祐上人が元応元年(1319)に開基した日蓮宗の古刹。
仏教史上有名な檀林(学校)のある寺として知られ、全国から学僧たちが集まりこの地で学びました。
山門正面に掲げられている「正東山」の扁額は、本阿弥光悦の真筆といわれ、日本三額の1つにあげられています。このほか、日本寺には水戸光圀ゆかりの屏風も所蔵されています。
真っ直ぐに伸びた参道は、両脇には杉並木が続き、来る人を出迎えてくれます。その昔、ここには「学坊」があったとされています。
そんな場所に、いまはたくさんの紫陽花が植えられています。これからの季節が一番美しい景色が見られることでしょう。
日本寺に中村檀林が開かれたのは慶長4年(1599)。寺の十世を継いだ広才博学の僧日円によるもので、その歴史は明治5年まで続きます。
隆盛期には千人近い学僧がいたといわれ、数十棟の学坊が軒を連ねていました。
僧たちは東西に分かれて勉学に励み、春と秋の2回、それぞれ3カ月にわたり「新説」(しんだんぎ)とよばれる論争を繰り広げます。
討論のテーマは日蓮宗の教義はもちろん、世間での出来事、社会問題にまでおよび、席上活躍のめざましかった学僧は、番付表に名札があげられました。
こちらに来ましたら、まず、お詣りをしましょう。ちなみに、紫陽花の時期は、ご住職がいらっしゃる事も多いので、御首題をいただく事もできます。
また、境内では紫陽花の苗が販売されていたり、土日になると地元のお菓子屋さんがお団子を売っていたりと、ちょっとした楽しみもあります。
そして、紫陽花には雨が似合いますが、新緑も美しいこの時期は、晴れていても雨が降っていても、それぞれに楽しめると思います。
本堂でお詣りをしたあとは、左手より、紫陽花の小路に行きましょう。杉林の間を縫って、たくさんの紫陽花が植えられています。
お馴染みの子や珍しい種類の子まで、現在、こちら日本寺では世界中から約140種計1万本もの紫陽花があるとの事。
中には冬に咲く紫陽花もあるという事で、大変珍しいと数年前に新聞にも掲載されたそうです。
今でも次々と新しい品種が増えているようで、毎年行っていても新しい発見があるので楽しみが増えますね。
紫陽花が植えられている場所は遊歩道が完備されているので、たくさんの紫陽花の中をお花を楽しみながらゆっくりと散策することができます。
お気に入りの1株を見つけるのもいいですね。
実は、こちらのお寺、こんなにたくさんの紫陽花を一度に見る事ができるのに、なんと!すべて無料なのですっ!!びっくりでしょう?
有名な鎌倉のお寺などではしっかりと拝観料が取られる中、ここはまさに、穴場中の穴場なのです。
もちろん、駐車場も無料。わたしはその分”お気持ち”で、協力させていただきました。
みなさんも、出来ましたら現地で何かしら購入していだだけると、地元も潤うことでしょう♪
ご協力、お願いします♡
このまま帰ろうとも思いましたが、せっかく千葉に来たら、美味しいお寿司が食べたいっ!!
という事で、以前から気になっていたお店に行ってみる事に…
ここは、多古町から車で30分ほど、山武市にある「蛇の目寿司」さん。
お友達から「九十九里方面に行ったら、ぜひ寄ってみて欲しい」と言われていたところです。
入口には印象的な暖簾が掛かっています。
千葉県旭市出身の版画家土屋金司氏の作品なんだとか… わたし個人的にはとても好みです♡
中に入ってみると、大将の元気な声で出迎えてくれます。
注文したのは、特上にぎり2,500円と本日のおまかせにぎり3,000円。どちらもネタが新鮮で、さすが!という美味しさです。
そして、一緒に注文した特大エビフライがまたすごいっ!!
エビフライ好きのわたしがいろいろ食べ歩いても、このサイズはなかなかありませんよ(笑) ボリューム満点なので、これだけでも大満足です。
店内もとても綺麗で清潔感があります。
コロナ対策もしっかりとされておりましたので、安心してお出かけできました。