ベビーフードを買うなら、日本人にもおなじみのミッドバリー・メガモール内の「ジャヤグローサー」がおすすめ。ジャヤグローサーの他店舗や伊勢丹、BIG、ヴィレッジグローサーなんかもチェックしましたが、最終的にはここが一番品ぞろえがよかったです。
離乳食を始めるにあたり、最初にぶつかったのは「甘いものが多い!」ということ。日本みたいに素材の味を生かしたベビーフードはあんまりありません。とくに、一番手軽(どこのスーパーでも売ってる)かつ安価で買えるネスレのベビーシリアル「CERELAC」は「Rice」と書いてあるプレーン味でもびっくりするくらい甘いのでご注意。
CERELACは後述する甘みなしのシリアルや豆腐と混ぜて食べさせてました。
これまた手軽に買えるMilnaのベビービスケットもかなり甘いです。ちなみにベビービスケットはハインツのものが甘くないのでべとつかず、安くてお気に入り。
共働きのため、うちの長男は生後1.5カ月から保育園に通っています。保育園では初期の離乳食は用意してくれなかったので、持ち込むことに。保育園からは「手作り品でもいいし、市販のシリアルでもいい」と言われており、持ち運びや気候を考えて手作りはせず、市販のピューレとベビーシリアルから始めました。
ベビーシリアルは、お米や穀物をパウダー状にしたもので、お湯をまぜるだけでどろどろのおかゆになるすぐれもの。面倒な10分粥を作る必要もなくてラクチン。鉄分などの栄養素も追加されているので、最近は日本でも人気らしいですね。
日本ではネスレの「Gerber」のシリアルが人気みたいですが、マレーシアのスーパーには国産、輸入品含めいろいろな種類があります。
写真のO’kiddosはマレーシアの国産品。サラワク州バリオ産のお米を使っています。焦がしたきなこのような独特の味がします。
いろいろ試しましたが、一番おすすめだと思ったのはハインツの「Farex」。クマさんの黄色いパッケージのものです。オーガニックのブランドは1パック30リンギ弱しますが、これは10リンギほどで安いし、甘みやフレーバーがないので激甘のCERELACと混ぜたり、日本から買った粉末のミートソースやホワイトソースなんかと混ぜたりと使い勝手がよかったです。
保育園に持っていくので、野菜のすりつぶしも手作りせずに市販の瓶詰めやパウチのピューレに頼りました。欠点はなんといっても高い!!!!!!!!!
一食10リンギ以下が当たり前のマレーシアで、小瓶のピューレは5~10リンギ前後します。しかも、こちらもフルーツ入りやカスタードなど甘いものが多い!!
初期食は野菜でもアレルギーを考えて1種類から・・・というのがセオリーですが、2~3種類ミックスだったり、1種類はフルーツだったりしてなかなか気に入るのがありませんでした。
いろいろ試して、ピューレで値段&種類的にお気に入りだったのは、ネスレの「Gerber」のツインパックのものと、フランスの「babybio」のシリーズ。
「Gerber」はツインパックで、食べる量の少ない初期でもあげやすくて便利でした。
Babybioはお値段手頃で、にんじん、スイートコーン、ジャガイモ&にんじん、にんじん&かぼちゃなんかを使っていました。月齢が上がっても、パスタのソースにまぜたりして便利なので、ピューレはいくつか買い置きしています。
だんだん食べられるものの種類が増えてきたら、複数種類のミックスのものを使いました。
日本の離乳食ガイドでは、パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツはアレルギーのおそれがあるから2歳くらいからとなっていますね。一方、マレーシアはさすが南国というか、赤ちゃんもトロピカルフルーツをがんがん食べます。長男の離乳食を始めるにあたり、小児科の先生が「マンゴーから始めたらどうか」とアドバイスしてきたくらい。
さすがにマンゴーから始めるのはアレルギーが不安だったのですが、赤色のドラゴンフルーツは6カ月くらいから食べていました。マンゴーは7~8カ月くらいかな。パイナップルもそれくらい。
市販のピューレにもマンゴー入ってますしね。
赤色のドラゴンフルーツは、口の周りと食べた後のお通じが真っ赤になるので驚かないように!
マレーシアの離乳食でハードル高いのが魚。サーモンはスーパーで手軽に買えますがちょっと高いし。
お店によっては、鮮度が気になることも多々あります。
離乳食に便利なしらすは日本からの輸入品が伊勢丹で買えますが高い!!一方、地元の市場の乾物やさんをのぞくと、こんな感じで小魚が山積みにされています。
ナシレマについてくるイカンビリスですが、中には日本のちりめんじゃこにそっくりな白くて小さいのもあるんですよ。我が家ではこれを買ってきて、湯通しして塩抜きしたあとに冷凍保存しています。(店頭で野ざらしなのでホコリも気になるし)
そのほかの魚は、白身魚のみの時期は冷凍のドリーフィッシュ、その後サーモンやツナ缶を少し。ツナ缶はアヤムブランドのこちらを使っています。日本のものより大きくて固いんですが、塩分無添加なので離乳食に使えます。
私はまだ食べさせたことはないですが、 Ikan Tenggiri (イカン テンギリ)や太刀魚なんかも離乳食に使えるようです。
私の大好きなローカル豚肉チェーンの「YSK Freshmart」については、こちらの記事で紹介しました→【マレーシア在住が教える】TTDIの半額で豚肉スライスが買える!豚肉買うならYSKがおすすめ https://play-life.jp/plans/30501%E3%80%80
こちらでイチオシなのが、キロ20リンギの上肩ロース。柔らかくて脂も少なすぎず多すぎずというところ。ひと口大にカットされてて包丁いらず。500グラムパックなので、冷凍保存も楽ちん。。。といいことずくめなのですが、このお肉、離乳食づくりにも活躍しています。
ひき肉を卒業して薄切りにトライしようかなーというころに最適。なんせすでにひと口大にカットされてるし、大きさが気になったら冷凍のまま袋の上から軽く握りつぶすと粉々になるので包丁いらず(笑)
肉質がやわらかいので、レンジで加熱しても固くなりません。
やっぱり日本の離乳食は便利!お出かけ用のパウチのものなんかは日本の越境通販で買ってました。DOCODEMOは離乳食の取り扱いも多いし、高くないので数回購入しました。
ただ、うちの長男は食べる量が多くパウチでは足りないので、あまり使わなくなりました。
マレーシアの飲食店はほとんどの店にベビーチェアがあるので、子どもとの外食もラクチンです。子どもに優しい店員さんやまわりのお客さんも多かったりして。
長男はもうすぐ1歳なので、最近は離乳食を持参せずにお店でとりわけることも増えています。華人系のお店ならたいてい、白いご飯や豆腐料理、スチームチキン、蒸し卵なんかがあるので、タレのかかっていないところを選んだり、お湯で伸ばしたりして食べさせちゃいます。
これは、屋台飯の定番のヨントーフ。マレーシアのおでんです。オクラと豆腐に魚のすり身が挟んであります。ゆでてカレーソースや甘いタレをかけますが、「赤ちゃんが食べるから」と言ったらゆでただけのものを刻んで出してくれました。