前回、鳴門駅前からバスに乗り徳島県を出発し、車窓から時折顔を覗かせる瀬戸内海の島々を眺めつつ約1時間…のんびりとした雰囲気のJR引田駅に到着です。
さあ、ここから香川県に突入!これから約1時間15分ほど、車窓を楽しみながら香川県最大の都市、高松をめざします。
最初はほとんどいなかった乗客も、高松に近づくにつれどんどん増えていき、高松到着時には座れない人がいるくらいの混雑ぶりに。人の流れを感じられます。
讃岐の国の名物といえば…やっぱり讃岐うどん! 早く食べたい!という人にピッタリなのがココ。
というのも、このお店があるのはなんと、高松駅構内!列車を降りてすぐに地元グルメを食べられるのはうれしい限りですね。
おススメは、海と山の幸を同時に楽しめる「梅とろろうどん(期間限定、410円)」とエビたっぷりの「かき揚げうどん(510円)」。
ずずず~っと麺をすすると、香川にやってきたことを実感します。ああ、幸せ♡
讃岐うどんでおなかを満たした後は、高松駅に隣接する高いタワー、その名も高松シンボルタワー(なんとわかりやすいネーミング!(笑))へ。
ここの1Fにある香川県の名産品を扱った四国ショップ88(ここ、眺めるだけでも面白いです!)の向かいにあるかわいいお店へ向かいます。
ここのおすすめは、濃厚ジャージ―ソフトクリームにあられの一種であるおいりがのった「お嫁入りソフト(300円)」。
おいりは、ここ香川では結婚式の引き出物によく使われ、地元の人たちにはなじみのある縁起のいい郷土菓子なのです。
もっと幸せを呼びたい人は、お嫁入ソフトの高さ30センチバージョンの「瀬戸の花嫁(583円)」にチャレンジしてみては?
高松港から高速艇で約30分。着いたのは瀬戸内海第2の広さを誇る小豆島(ちなみに1位は淡路島)の玄関のひとつ、土庄(とのしょう)港。
高速艇のほかにもフェリーもあります。こちらは約1時間。のんびり海と島の風景を楽しみたい人はこちらもおすすめですよ。
(高松では高速艇とフェリー乗り場が若干離れていますので、間違えないようにご注意を!)
船を降り立つと高松のにぎやかさとはガラッと変わって、ゆる~い雰囲気を感じます。
さあ、これから島時間と島の風景を楽しみながら、癒されましょう!
高速艇運賃:1190円(大人1名片道)、2270円(大人1名往復)
※着いたのは夜ですが、写真は次の日に土庄港を出発するときに撮ったものです。
本日のお宿は瀬戸内海を眺められる絶好の位置に建つこのホテル。
客室からも露天風呂からもレストランからもロビーからも、いろんなところから穏やかな瀬戸内海の景色を堪能できます。
テラスで優しい潮風を感じながらぼ~っと時間を過ごすのがおススメ!
朝食バイキングでは、絶景を眺めながら小豆島名物のオリーブを使った料理も心ゆくまで堪能できます。
湯豆腐にオリーブオイルと醤油を垂らすと最高!ぜひお試しあれ。
1日2回の干潮時だけ、海の中から現れる砂の道。
この道の途中で天使が舞い降りてきて、願いを叶えてくれるとか…なんともロマンチックなパワースポットです。
「おいしい地元グルメを堪能できますように…」さて、この夢は叶うのでしょうか(笑)。
でも、両方を海に囲まれ歩く…これだけでも非日常的な体験です。時間を狙って来てくださいね。
エンジェルロードのスタート地点付近にある小高い丘を登ると…
まるで天使のようにエンジェルロードを上から眺めることができます。
この展望台、「恋人の聖地」としても認定されており、ここで恋人同士で鐘を鳴らすと恋が実るとか…もちろん一人で鳴らしてもOKです。
ここは、明治時代に初めてオリーブの栽培に成功したオリーブ園に隣接した道の駅。
公園内にはオリーブの木がいっぱいあり、オリーブと言ってもいろんな種類があるのがわかります。
多くの人のおめあてスポットが「ギリシャ風車」。
貸し出してくれるホウキを使って、ジブリ映画「魔女の宅急便」のワンシーンを再現できるとあって大人気のスポットなんです。
心地よい風に吹かれ、小高い丘から海を眺めてぼ~っと時間を過ごす贅沢も、ここなら叶いますよ。
小豆島で作られる有名な麺、わかります? 正解は…”そうめん”です!
ここはそうめんの製麺所が直営しているので、作り立てのそうめんが味わえるとあって人気のお店。
しかも、製麺所だけでしか味わえない幻のそうめんがあるんです。それが…「生そうめん(並650円、大850円)」!!
オリーブを練り込んだ「オリーブ生そうめん(並:750円、大950円)」もあり、もちろんどっちも注文しました。
もっちもち感がもう感動の嵐です!
うまく表現できないので、ぜひ実際に食べてみてください。この感動が伝わること間違いなしです。
ここは壷井栄(つぼいさかえ)が書いた小説『二十四の瞳』の舞台となり、映画のロケで使われたスポット。
この場所、実際に昭和46年まで実際に小学校として使用されていました。
実際に机やイスが並び、チョークで文字が書かれた黒板、オルガン、掲示されている作品、グラウンドを眺めるだけでも、小学校の思い出がよみがえってくる、そんな場所です。
(この小説を読んで小さい小学校の先生に憧れ、「『二十四の瞳』よりも少ない人数の小学校の先生になる」という夢を叶えた自分にとっても、なんだか懐かしい場所でした。)
ここ小豆島でのもうひとつの名産品、それは”醤油”です。
小豆島にある「ヤマロク醤油」の醤油を使用した「極上醤油ソフト(300円)」が味わえるのがココ。
ソフトに醤油?と思う人も多いでしょうが、少しのしょっぱさが甘みを引き立てるというか…なかなかイケます!
さらに香川の名産品「すだち」を使ったキャンディーもおすすめ。こちらはさっぱり!
あ、地元グルメを堪能する願い、十分に叶ってます(笑)
土庄付近でレンタカーを返却し、いよいよ小豆島ともお別れです。
のんびりした島時間、さわやかな瀬戸内海風景と海風、そして数々の地元グルメを心ゆくまで堪能したあとは高速艇で高松へ。
高速艇ターミナルから高松駅へ。笑顔がかわいい高松駅が迎えてくれます。
向かう先は高松駅高速バスのりば。いよいよ四国めぐり最後の目的地、愛媛県にLet's Go!!
香川の麺グルメは讃岐うどんもいいけど、それだけだともったいない!
ぜひ小豆島に足を延ばしてそうめん(特に生そうめん!)も味わってくださいね。
瀬戸内海は一年中、波や風が穏やかで気候も温暖なので、冬の旅行先としてもおススメですよ。