どうもどうも、無類の猫好きDoremiです。
マスク着用が苦しかった夏も過ぎいよいよ秋到来!
今回は秋に行きたい那須のアート旅をご紹介します。
猫好きと謳っていますが、実は現代アートも好きで暇さえあれば美術館に行ったりしています。
そんな私がずっと行きたかった「N's YARD」と、
まるでおとぎ話のような自然アートスポットを巡ったのでぜひご覧ください!
東京から車で約2時間半。
道の駅 明治の森・黒磯内、道の駅第2駐車場側(ハンナ・ガーデン側)に約300m進むと、
本日最初の目的地「N's YARD」の北側駐車場にたどり着きます。
美術館までの道のりは木々が生い茂り、外観から洗練されていて引き込まれるような建築美です。
入館料は大人・大学生1,500円、高校生1,000円、小中生500円。
まずは奈良美智さんについて少し。
世界各国に作品が所蔵されるなど日本の現代美術の第二世代を代表するひとり。
目つきの鋭い少女の連作シリーズをはじめ、青森県立美術館に所蔵される犬をモチーフにした巨大な「あおもり犬」といった作品が有名で、
その不思議な世界観に日本だけでなく世界で評価されています。
館内はファンに優しい撮影OKなエリアが多く、広々としているので心行くまで作品を鑑賞できます。
また授乳室として使える多目的個室、
バリアフリーも工夫され、貸し出し用車いすや多目的トイレ、外部との入り具とにはスロープも設計されているので
さまざまな人が心地よく利用できる美術館です。
おこがましくもたまに似ていると言われる作品。
(自粛つづきで髪も長かったのにこの日のために切った)
奈良さんの制作された作品は年代や時期によって目つきや雰囲気がガラッと変わります。
(あくまで個人の感想ですが、その時々の奈良さんの感情が作品に映し出され画風が違うのかなと思っています)
世間的には少女シリーズと認識されていますが、
奈良さん自身は
『女の子を描いている意識はないし、男の子でもなく動物でもない。
あえて(僕の嫌いな)カテゴライズすれば、「中性的であるところの子ども」と言えます。
つまり、僕は「女の子を描こう!」と思って作画したことはありません。』
…とnoteにて記述されています。(https://note.com/michinara3/n/n5fda385a8345)
美術館のお庭にはさまざまな木々が植えられ、季節によって四季折々の姿が見られます。
道沿いに歩くと、5mのブロンズ彫刻 《Miss Forest / Thinker》 が設置されていて、館内から見るのとはまた違った迫力が楽しめます。
美術館内には大きなコナラの木が眺められる「コナラカフェ」やオリジナルグッズが手に入るショップなども。
心ゆくまで奈良さんの世界が味わえる「N's YARD」、ぜひ行ってみてくださいね。
そろそろランチの時間~!
向かったのは「N's YARD」から歩いて8分ほどの場所にある「リ・キッチン」さん。
体に優しい創作家庭料理がテーマらしく、外食ではなかなかおろそかになる野菜をたっぷり味わえます。
ランチは全て1,100円。
注文したのは前菜5種盛り合わせがついたお肉ランチ。
まずは前菜の量にビックリ!小鉢も一品一品丁寧に作られたことが分かる仕上がりです。
メインは豚肉のソテーでクリーミーなソースでご飯が進みます。
店内は木のぬくもりが感じられるアットホームな雰囲気。
広々としているのでソーシャルディスタンスも◎です。
那須は比較的ランチ値段が高いですが、
体にもお財布にも優しいのでぜひ立ち寄ってほしいお店の一つです。
お腹がいっぱいになった後は車で30分ほど走らせた場所にある「那須アルパカ牧場」へ。
入園料は大人800円、子供400円です。
秋ということですっかり毛刈りされたアルパカさんたち。
もしかしてアルパカではなくラマを見に来た…?
…とは言ってもかわいいからOK~!
広大な牧場までの道のりは木々が生い茂り探検しているかのような気分に。
牧場にはたくさんの毛色の違うアルパカさん達がいて、
ふれあいコーナーなどもあり、たっぷり癒されます。
癒し不足のみなさん、ぜひ補充しにいってみては?♡
今夜のお宿は「こころのおやど 自在荘」さんへ。
Go To トラベルキャンペーンのおかげで1人20,900円のところ13,585円に!お得だ~!
入館する前に体温チェックや館内には除菌スプレーも置いてあります。
朝夕食は部屋食にも変更でき、一品一品とてもおいしく大満足。
”こころのお宿”ということもあり、スタッフの方の接客も丁寧でおもてなしを感じました。
帰り際には看板猫の寅次郎がのんびりとお見送りしてくれました。
2日目は今回の旅の大本命、「アートビオトープ那須」さんへ。
これまでにないアート×自然をテーマにした不思議なアートスポットです。
施設内には宿泊施設やカフェ、工房などもあり、保護犬から受け入れた看板犬もお出迎えしてくれます。
今回参加した「水庭」のツアーは事前予約制で2,700円。
シェフのお任せランチコースもついたツアーだと7,000円です。
ガイドさんの説明を聞きさっそく水庭へ。
元々は雑木が生い茂る里山を切り開き水田から牧草地へ。
開発によって伐採される予定だった樹木318本の木を傷めることなく元の姿のままで移植し、
構想から完成までに4年の月日をかけ生み出されたのがこちらの「水庭」です。
池の中にはオタマジャクシやアメンボなどさまざまな生き物が観察できます。
水の中を眺めているだけで楽しい、時間の流れを忘れられるそんな不思議な空間が広がっています。
制限時間はないのでゆったりと水庭を散策できます。
奥へ進むにつれ山深くなり小川も流れています。
この日は午前中に行ったので陽の光が柔らかく、水面に映る木々がとても美しかったです。
季節や時間帯によってさまざまな姿に変わる「水庭」、一瞬一瞬を切り取りたくなるそんな素敵な場所です。
那須に訪れたらぜひ行ってほしい…というより絶対に行ってほしい。
自信をもっておすすめできるアートスポットです。
「水庭」をじっくり楽しみ、あっという間にお昼時間。
最後に立ち寄ったのは超人気店「ダイニングカフェ・ボリジ」さんです。
人気店ということで平日でも1時間ほど並びましたが、併設されているテラス席で待てるのでそんなに苦ではありませんでした。
店内からは自然豊かな那須高原の林が見渡せます。
旬の食材を使った本格的なイタリア料理が味わえるということでランチにしてはちょっと奮発。
Bコース(前菜の盛り合わせ+サラダ+メインディッシュ+ドルチェ+ドリンク)で1,850円~。
パスタの種類も豊富でものによっては追加料金が発生します。
ポルチーニが香るワタリガニのパスタは普通の麺とは違って太くもっちり。
濃厚なソースと絡み合い、なんとクオリティの高いこと!
前菜からビックリするほどおいしく、ドルチェのパンナコッタが絶品!
さすがおすすめのデザートなだけあります。
大皿でシェアが基本なので何人かで行けばいろんな料理が楽しめます。