新型コロナの流行で各国が入国制限を課す中、航空業界は厳しい状況におかれており、大規模なリストラを進めるエアラインも増えています。アズリン・モハマド・ザワウィさん(44)は、飛行歴20年以上のベテランパイロット。マレーシア航空を始め、複数のエアラインでキャリアを積んできた彼も、コロナ禍でリストラされてしまいました。しかし、15歳の長男を筆頭に4人の子どもを養うには、立ち止まっている暇はありません。コックピットからキッチンへ――自宅近くの屋台でパイロットの制服をきりりと着こなし、赤いエプロンを身に着けて働く姿はたちまちSNSで話題に。ローカルが行列する人気店になりました。
アズリンさんの屋台は、クアラルンプール近郊スバンジャヤのUSJ11「ブーンタウン」にあります。14時の開店とともに大勢のお客さんが押しかけます。
メニューはこの4品。イポー風カリーミー(カレーそば)、スープビーフン、ラクサウタラ(マレー半島北部クダ州のご当地麺)、ロジャ(マレー風フルーツサラダ) テイクアウトのお客さんが多いようで、料理はあらかじめパック詰めされています。 1品7リンギ均一で、なんと1日当たり1,500リンギも売り上げるそう。山のように積まれた料理に圧倒されますね。
今回は、クダ州のご当地麺「ラクサウタラ」をいただきましたよ。魚ベースのスープで、ペナン名物の「アッサムラクサ」に似ています。
お客さんに対応するアズリンさん(左)。コロナ禍にもくじけない彼の奮闘にエールを送りましょう。
新型コロナの流行で各国が入国制限を課す中、航空業界は厳しい状況におかれており、大規模なリストラを進めるエアラインも増えています。アズリン・モハマド・ザワウィさん(44)は、飛行歴20年以上のベテランパイロット。マレーシア航空を始め、複数のエアラインでキャリアを積んできた彼も、コロナ禍でリストラされてしまいました。しかし、15歳の長男を筆頭に4人の子どもを養うには、立ち止まっている暇はありません。コックピットからキッチンへ――自宅近くの屋台でパイロットの制服をきりりと着こなし、赤いエプロンを身に着けて働く姿はたちまちSNSで話題に。ローカルが行列する人気店になりました。