釧路はかつて漁獲量日本一を誇ったこともある港町。そんな場所でおいしい魚が食べられないわけがない!
しかも、それが回転寿司で気軽に味わえるのが北海道スタイル。
「なごやか亭」は釧路発祥の回転すしチェーン。道内では釧路、帯広、札幌にあり、関西にも2店舗あります(2020年末時点)。
ほかの地域では”回らない寿司”でしか食べられないレベルの質、厚さ、大きさのネタがレーンを駆け巡っています(笑)
産地直送の新鮮ネタはもちろん、汁物やデザートにもこだわっているので、リーズナブルに海鮮を堪能したいならぜひおススメです!
お腹がいっぱいになったら、本日のお宿へ。
北海道は温泉王国ですが、釧路は市街地にも温泉が湧いているんです。
だから、旅の癒しはもちろん、出張のあとはホテルの天然温泉で疲れを…なんて贅沢もできちゃうんです。
露天風呂があるので、夕日を眺めながら、夜風に吹かれながら、朝日を浴びながら湯浴みを…もう最高です!
しかも、最上階にあるので眺めも最高。特に、ライトアップされた夜の幣舞橋は必見。
なめるとしょっぱい強食塩泉なので、体もポッカポカです!
ホテルのすぐそばを走っているのが釧路川で、阿寒摩周国立公園にある屈斜路(くっしゃろ)湖を源流とするおよそ150kmの長い川です。
そのゴールがここ。湖から出た川が釧路湿原を通り、最後は海へ。ゴールには太平洋が広がっている姿が見えます。
この釧路川、昔はラッコが出没していたようで、なんと住民票まで取得しています(笑)
この日はいませんでしたが、他の日にはいるのかな? 会えたらラッキーです!
釧路川のゴールを眺めるように渡っている橋が幣舞(ぬさまい)橋。実はこの橋、2つの「三大○○」に関係している、ちょっとした有名な橋なのです。
一つ目は「北海道三大名橋」(あと2つは、札幌にある豊平橋と旭川にある旭橋)、そしてもう一つが、この橋から見る夕日が「日本三大夕日」に選出されているのです。
現在の橋は5代目で、橋の上には春夏秋冬ごとの季節の像が設置されています。
ヨーロッパスタイルの荘厳さを感じ、像や釧路川を見ながらゆったり歩いて渡ってみるのがおススメです(時間があれば夕日もぜひ!)
春採(はるとり)湖は1周約5kmの湖。太平洋のすぐ近くなので、海水と真水が混じった汽水湖になります。
この春採湖は遊歩道が整備されているので、歩いて1周することが可能。
途中に、バードウォッチングができるスペース(鳥がたくさんいます)や春採湖の全景を眺められるゴマツリ岬、アイヌ民族のいわゆる集会場であるチャランケチャシなどもあるので飽きずに歩けますよ。
そして、もうひとつ忘れちゃいけないのが国の天然記念物でもある「ヒブナ」。
いわゆる、”緋色の鮒(ふな)”なのですが、春採湖のヒブナはギンブナの突然変異で大変貴重だそう。
この日は1匹だけですが会うことができました。ラッキー♪
釧路は2019年、日本最後の石炭輸送列車に幕を下ろしました。
ここ春採湖の湖畔には、太平洋の海底から採掘した石炭を輸送するための輸送列車が走る線路があったのです。
今は線路が取り払われて砂利道となっていますが、橋の跡や跨線橋など廃線マニアにはたまらない遺構が残されています。
石炭から石油に代わり、かつてはにぎわった産業の灯が消えてしまったのは事実。
でも、こうやって”廃線跡”という形で、歴史を伝えていくシンボルのひとつとして残っていくんですね。
歩いてお腹がすいてきたら、最後はガッツリいきましょう!
ここは、一日目の夕食に食べた「なごやか亭」の姉妹店。寿司がうまいならカツもうまいだろ、という単純な考えでやって来ました(笑)その考えは見事的中!
スタミナおろしカツ定食(1480円・税抜)のごはんをねぎ塩玉子ごはん(300円プラス・税抜)にしたものをオーダー。
運ばれてきたカツは見るからにボリューム抜群!衣はサクサクで肉は驚くほど柔らかい!
さらに、ニンニクと大根おろし、という奇妙な組み合わせは目からうろこ。ポン酢をかけて食べれば箸が止まらない…という表現がピッタリです。
キャベツと味噌汁、ごはんはおかわり自由なのも大食いにはうれしいポイント。
食後のデザートはぷるんぷるんの杏仁豆富(280円・税抜)をチョイス。別腹にしっかり収めて大満足でした♡
2018年にオープンしたおさかなの総合テーマパーク的な施設が、この釧之助(せんのすけ)・本店。
店内に入るとまず目に入るのが、ドーンとそびえたつ筒状の水槽!
魚好きにはこれだけでもテンション上がるのですが、2階には釧路水族館ぷくぷく(今回は時間の都合で入りませんでしたが、大人800円)も。
さらに、「釧ちゃん食堂」をはじめ、海鮮を堪能できる飲食店は4か所。
そして、釧之助自慢のいくらの醤油漬けや塩辛、刺身に一夜干し…目移りしそうなくらいの魚、魚、魚…そして、釧ちゃんグッズも!
短時間でおさかなを一度に見て、食べて、買えるので、時間がない人にもおススメです!
(↑高台から見た春採湖です。奥に見えるのは太平洋)
釧路に来たらまずはおさかな(これは外せません!)。
そのあとは好みで観光、アクティビティ、魚以外のグルメ…とプラスしていくとほどよいプランになりますよ。
また、釧路は夏の平均気温も20℃前後で最高気温も25℃を超える日はほどんどありませんので、夏の避暑地にもおススメのエリアです。
釧路川のラッコ、春採湖のヒブナにも会いにきてくださいね(いるかな?笑)