加計呂麻島に行くには、古仁屋港からフェリーに乗ることが絶対条件です。
フェリーに乗る際にいくつか知っておいた方がいい点をご紹介します。
加計呂麻島には、実は港が2つあります。
「生間(いけま)港」「瀬相(せそう)港」の2つで、古仁屋港からどちらの港にもアクセスすることができます。
加計呂麻島は奄美大島に比べると小さな島ですが、車で走ると港と港の間でも車で約40分はかかってしまうほど、意外と移動に時間を要します。
目的地までのアクセス方法や所要時間をしっかり調べて行くことをオススメします。
「時間の都合上、こっちからの港からは乗れるけどあっちの港には間に合わない・・!」
なんてトラブルに陥ってしまう人も中にはいるかと思います。
往復チケットは、往復で出発港が違っても問題なし!と港のスタッフさんに聞きました。
近くの港からサクサク帰りましょう。
フェリーは車を積んで移動できるところが利点ですが、なんと奄美大島で借りたレンタカーはフェリーに乗せることができません。
先述した通り、加計呂麻島は地図で見るよりも体感的に大きな島なので、加計呂麻島側のレンタカーをあらかじめ手配しておくことをオススメします。
奄美大島に比べてレンタカー屋さんが少ないので、早めに予約をしておきましょう。
もしフェリーに乗り遅れた時はどうしたら良いでしょう?
そんな時は、最終便にさえ間に合えば、「海上タクシー」という手があるので安心を。
フェリーと違い、島人が個人船を運転して送り届けてくれます。
海上タクシーは価格が高いイメージがありましたが、加計呂麻島の海上タクシーはフェリーの金額とあまり変わらないリーズナブル。
定員が少ない&船の揺れやにおいに旅の情緒が溢れ出る特別感は、エモさを感じます。
まずは、生間港から一番近い集落「諸鈍集落」へやってきました。
『諸鈍シバヤ』という集落行事が有名な集落ですが、浜の綺麗さもまた有名です。
寅さんのロケ地にもなった場所で、隣にある公園には記念碑が建てられています。
諸鈍長浜からテクテク歩くと、集落の横に広がるデイゴ並木に出会います。
デイゴは春〜初夏にかけて咲く花が有名ですが、数年に一度しか咲かない気分屋さんな花で、この時期に見ることができた人はとても幸運。
花が咲いてなくとも、木漏れ日や波の音、ゆったりとした時間に癒されるので、ぜひ晴れた日に散歩をして欲しいスポットのひとつです。
堤防や砂浜で買ってきたお弁当を広げて食べるのも、オススメの楽しみ方です。
諸鈍集落で島っぽさを楽しんだら、次は島の歴史を知りながら、島の自然の豊かさを感じることができる「安脚場戦跡公園」へ。
東端にある安脚場(あんきゃば)集落には、大島海峡内の連合艦隊の泊地を防衛するために軍事施設が置かれていました。
今でも弾薬庫や金子手崎防備衛所の建物跡がしっかり残っている跡地で、現在は公園として整備されています。
当時この場所がどんな場所だったか、どんな歴史を持つ場所か、説明書きや跡地を目にしながら体感することができます。
公園内は坂が多く、登ったり下ったりと割とプチ運動になります。
ヒールの高い靴や不安定な靴は控えることをオススメします。
この公園は、昔から変わらない島の壮大で厳しい自然と、昔の島の歴史を伝える跡地があり、その相対的な要素から、加計呂麻島を体感できるポイントが魅力的な場所です。
ぜひ天気の良い日に、満足するまでじっくり公園や自然を散策し尽くすことをオススメします。