こんにちわ!無類の猫好きDoremiです。
新潟食い倒れ旅に続き、
本記事では新潟旅行で一度は泊まりたい大正ロマンの宿~新潟駅周辺でカフェ巡りをご紹介します。
森にひっそりと佇む静寂の宿…とっても素敵だったのでぜひご覧ください。
それでは行ってみよー!
新潟駅→新津→水原と乗り継ぐこと36分。
新潟駅からやや離れた阿賀野市にある水原駅は、
乗り継ぎがうまくいかないとホームで待ちぼうけを食らうので
時刻表のチェックは必須です。(地元千葉でもよく起こる事象、地方あるある)
水原駅からは事前予約すれば送迎バスがお出迎えしてくれます。
市街地とは打って変わってのどかな風景。
15分ほど経つと今夜のお宿「杉村温泉 環翠楼」さんに到着です。
森を切り開いた中にポツンとある木造建築の宿。
その歴史を感じる佇まいに圧倒されながら、さっそく一晩お世話になるお部屋へ…。
ひえぇぇぇ…
これが日本の建築美…
環翠楼は明治・大正・昭和の木造建築が離れ形式で点在している宿。
明治からある建物ということで割と古いんだろうな~と思っていたら、
リノベーション済で設備は新しく快適。
浴衣はもちろん、化粧落としなどアメニティも豊富です。
そもそも数ある旅館の中からなぜこちらの宿を選んだのかというと、国の有形文化財に泊まれるから!
8畳2間続きのお部屋に3畳の着替えの間、畳が心地いい広々としたお部屋です。
広縁の窓からは緑が映り、自然に溶け込んだような空間が作り出されています。
縁側からはお庭が一望でき、暖かい日差しの中でのんびり過ごしたくなる気持ちよさ。
部屋を後にし散策へ。
館内すべてが畳敷きなので素足で歩くのが気持ちいい~
ふと目に留まった一角はジャズが流れる談話室。
家具の配置から内装まで計算されている美しさ…。
本棚には子供向けのものから幅広いジャンルがあり、ゆったり読書を楽しめます。
おもしろいな~と思ったのが猫型のオセロ!
窓からは雄大な自然、のんびりとゲームを楽しむなんていつぶりでしょう…
館内はそれほど広くはないのですが、宿泊客とすれ違うことなく快適な時間が過ごせました。
お庭へ出るとひんやり寒空。
春といっても新潟はまだまだ寒い!
越後湯沢の方はまだ雪が積もっているほど。
あたりは一面、杉林。
花粉症のDoremi、まさか森の正体が杉とは思っておらず…
やっちゃった~まだ気温が低かったのだけが救い。
花粉症の方、春よりは他の季節がおすすめです笑
さて、お待ちかねの夕食!
環翠楼さん、うれしいことに朝夕お部屋食。
このご時世ありがたいです。
まずはこちらの宿限定酒、「白瀧酒造」さんの「翠」を。
白瀧酒造、蔵見学したなあ…また越後湯沢編でご紹介します。
本醸造の生酒、火入れしていないのでフレッシュな香味。
やや辛口ですが名前通りのすっきりした日本酒です。
本日は「翠の膳」を。
食前酒はノンアルコールの自家製苺酒。
これがも~うおいしくって!
一口目から感動…ジャムっぽさのないイチゴ搾りたて。
先付から前菜とはじまり豪華なお品書き。
お刺身のお造りはさすが新潟。
肉厚でプリプリ。
とくにおいしかったのが、あんこうの柚子仕立鍋!
さっぱりとした身に濃厚なあん肝。
しゃぶしゃぶにくぐらせると柚子の香りがふわっと広がる秀逸なお料理。
和食に感動していたら、今度は洋食まで!
仲居さん曰く料理長は洋食がお得意なんだそうです。
越後もち豚クリーム煮は、ほろほろの豚肉に濃厚なクリームがたっぷり。
梅肉ソースと合わせると酸味が加わり二度おいしい。
旅館ならデザートは和物かなあ…と思いきやクレープ!
これがまたお腹いっぱいの胃袋にも入る甘さ控えめのデザート。
どれも繊細な味付け。
仲居さんの対応も素晴らしく、贅沢な時間を過ごせました。
お腹を休ませ、旅の醍醐味である温泉へ。
24時間入れる大浴場のほかに貸切風呂もあり、疲れた体をゆったり癒せます。
杉村温泉郷はラジウム温泉!
ラジウム温泉(放射能泉)とは、自然にある放射能を持つ元素・ラドンを含む温泉のことで、
新陳代謝を活発にし、心身の疲労回復や美肌効果、老化防止、精力強化などを促します。
温度が低ければ低いほど温泉中に含まれるラドン含有量が多くなるため、
全国的にみても効能の高いラジウム温泉は、どれも温度が低いものばかりなんだとか。
檜香る貸切風呂はゆったりしていてちょうどよい湯加減。
大浴場は大きくはないですが、誰とも被らなかったのでつい長風呂に…
熱くないので長湯しても湯あたりしないのが最高!
旅中歩きまくったのに温泉効果かいい目覚め!
朝ごはんは五頭の恵みを感じる料理の数々。
とろとろでじ~んと甘みが広がる女将特製の卵焼き、春の山菜、脂がのった銀鮭。
阿賀野市にある車でしか行けなくて断念したヤスダのヨーグルトまで!
旅館のご飯っていいなあ…。
スタンダードプランは1人/23,000円。
有形文化財のほかに完全離れで温泉付きの客室なども。
温かい接客に豪華なお食事。
プライベート空間を存分に過ごせる環翠楼さん、ぜひ一度は泊まってほしい旅館です。
さて2日目はまた市街地に戻りてくてくお散歩していきます。
向かったのは新潟駅から徒歩20分ほど。
名前が”ぬったり”とおもしろい「沼垂テラス商店街」へ。
こちらは旧沼垂市場のレトロな長屋を活性化すべく新しくスタートさせた商店街!
昭和レトロな町並みを残しつつも、おしゃれなカフェや雑貨店が立ち並ぶ今注目のスポットです。
伺ったのは名前からセンス光る「紡ぐ珈琲と。 」さん。
コンクリの外観とはがらりと変わり木のぬくもりを感じる店内。
おすすめはバナナとキャラメルのしっとりしたケーキ「バナーヌ」(400円)。
駅から少し離れているので混雑しておらず、ゆったりカフェタイムが楽しめます。
商店街沿いには他にも魅力的なカフェがあるので、はしごするのも楽しそうです。
甘いものを食べたらさっぱりしたものが食べたくなってきた。
この新潟旅、記事書いてる途中でまじで食べてるな…と自分の胃袋のキャパに驚きました笑
新潟駅の良いところは、ご当地グルメがほぼ構内で食べられるところ!
こちらの「小嶋屋」さんで味わえる「へぎそば」もご当地グルメのひとつ。
へぎそばとは、つなぎに布海苔という海藻を使った蕎麦をヘギといわれる器に盛り付けた切り蕎麦のこと。
単品は800円。
一口サイズに盛られていて食べやすく、普通のそばよりコシが強い。
喉ごしがよくあっという間に食べ終えてしまうので、天ぷらセットなどがおすすめです。
ラストは旅館で食べて感動した「ヤスダヨーグルト」のショップへ!
こちらは構内南館に位置しています。
ヨーグルトをはじめお土産にぴったりな乳製品の数々。
お土産と一緒にぜひ味わってほしいのが「キャラメルソフト」(350円)
牧場ならではの濃厚なソフトクリームに全国民が好きであろうキャラメルソースがたっぷり。
ミルク好きにはたまらない最高のお味です。
本記事はここまで。
新潟美食旅、まだまだ続きます。
また次回をお楽しみに~それでは!
第一弾はこちら↓
春の新潟でご当地グルメ食い倒れ!新潟駅からひたすら歩いて巡る2泊3日の旅