どうもどうも、無類の猫好きDoremiです。
愛知県へ旅行といえば名古屋が一般的ですが、
こんなご時世、王道観光地は避けたい…!
…というわけで愛知の”屋久島”といわれる「乳岩峡」へ。
初心者向けのハイキングコースと聞いていたので、
普段全く運動しないDoremiでも行けるか…?と思いきや、
事態は思わぬ方向へ⁉
コースや所要時間、注意点など徹底解説していきます。
それでは行ってみよー!
新城市の奥三河に位置する「乳岩峡」
お隣、豊川市からは車で45分ほどと比較的行きやすい秘境です。
目的地までは車がギリギリすれ違えるほどの山道が続き、運転に自信のある方がおすすめ…
免許取ってからほぼ初運転のDoremi、なかなかアグレッシブな経験をしました(笑)
到着したのは日曜の朝9時半。
この時間でも駐車場はいっぱいで路駐している人が多々。
これが原因でお昼過ぎになると大混雑、もはやすれ違えずバック事案が発生するので
早朝がおすすめです。
ハイキング前にお手洗いタイム(☆入り口にしかないので必ずお花を摘みましょう)
初心者向けのハイキングときいていたので、格好は動きやすい長袖&長ズボン。
登山の服装をしている人がちらほら…。
おやおや~?と不安になりながらも足を進めると…
入り口からちょっと歩いた場所にエメラルドグリーンの清流が…!
め、めっちゃきれい~!
ハイキングが難しい小さいお子様やわんこ達でも、
すぐに水遊びできるのはいいな~
さ~て、いざハイキング出発!
序盤は徒歩20分ほど、乳岩川に沿った林道を歩きます。
道は整備されていて安全なハイキングといったかんじ。
人のいないタイミングでマスクから脱皮。
この時期は新緑が美しく空気がおいしい~外で深呼吸なんていつぶりだろ…。
新緑に架かる橋の神秘的なことといったら…まさにジブリの世界。
小川のせせらぎや鳥のさえずり。
マイナスイオンたっぷりで気分は爽快!
…とここまでは順調だったものの、だんだんと険しくなる足場。
分岐表示されている場所を左へ。
右へ行くと鬼岩方向になり、上級者向けとなるので注意。
写真を撮りながらゆっくり登ること30分。
そろそろ休みたいという、まさにそのタイミングで休憩スポットが見えてきました。
ここ以休める場所はないので水分補給は必須です。
もうこの時点で運動不足にはただの登山です…。
2か所目の分岐表示を右に進むと、突如現れる急なはしご。
もうハイキングじゃないじゃ~ん!っていう絶望の絶壁。
第一関門「通天洞」
かなりの傾斜と落差。
片手にはフルサイズの一眼レフ…いや~もう見返しても良く登れたなという光景です。
通天洞は巨岩な隙間を縫うように鉄のはしごが掛けられていて、岩の間をくぐるというスリリングな場所。
錆びつき崩れている段もあるので、慌てず確実に上りましょう。
はしごを登り終わったら、通天門はすぐそこです。
「おつかれさまでしたー!」と叫びたいほどの眺望。
ここまで45分かかりました。
空洞から見える山肌に澄み切った青空。
ここでちょっと豆知識。
乳岩峡は、国の名勝天然記念物。
凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出して天井部に乳房状の鍾乳石を作っており、それが乳岩の由来となったそう。
「乳岩」は完全な岩山で登頂はできず、この通天門がゴール。
ここからは下りとなり、行きのような危ない場所はなく楽ちん!
ゴールで終了!と思いきやまだまだ見所つづきます。
通天洞の二つある鍾乳洞の一つで、中には無数の観音地蔵が祀られています。
洞穴や洞窟…人はなぜぽっかりと空いた穴に惹かれるのか…。
さてそこから3分ほど、いざ最終目的地へ!
最後の力を振り絞って急な階段を登っていくと、乳岩二つ目の鍾乳洞「乳岩洞窟」にたどり着きます。
ここで豆知識2
乳岩の白色は流紋岩質の凝灰岩で、昔はこの白い岩を煎じて飲むと母乳の出がよくなると言われていそう。
そのため無数の石仏のほか、奥には子安観音が祀られています。
観音様に圧倒され、振り返ってみると…
あれま!こちらも絶景!
山を背に見る薄暗い観音様の光景と、観音様を背に見る洞内に差し込む光と山々の光景。
なんて対照的…これぞパワースポットです。
登山初心者なもんで、この洞穴の中でピクニックする人を見て
「え⁉観音様と一緒にご飯食べんの?」と若干引きましたが主流のようです。
神秘的すぎて食欲わかない(笑)
さ~下ること15分。
途中で行きに見た案内板を発見。
ほんとに乳岩をぐるっと一周したんだな~!
もう汗だくなので道を少しそれて川べりへ。
熊がでそうなほどきれいです(笑)
浅瀬でちょっと歩けば浮き輪でプカプカ浮かべるほどの甌穴も。
ゆったり写真を撮りながらでも所要時間、1時間半ほど。
乳岩峡をハイキングしてわかったこと3点
①服装は動きやすい服よりも登山の恰好、軍手もあるといい
②小さいお子様や犬連れは通天洞から行くのは困難(はしごが急すぎるため)
③着替えの服必須
そして初心者にはハイキングじゃない!初級登山!です。
乳岩峡、行って損はない最高なスポットなので以上を参考にしてお楽しみくだい。
ここまで長々お付き合いいただきありがとうございます…。
実はまだご紹介したい場所がありまして、乳岩峡から手前に15分ほど走るといい温泉街があるんです。
その名も湯谷温泉でぜひ泊ってほしいのが「旅荘みつい」さん。
お部屋からは宇連川が望め、
川のせせらぎや鳥のさえずりなど
まさに”なにもしない贅沢”が味わえる旅館です。
湯谷温泉の開湯は1300年前。
開湯伝説によれば、鳳来寺の開祖である利修仙人により発見されたと伝わっています。
源泉掛け流しの内湯に、川に突き出したかのように作られた露天風呂。
男女入れ替え制でどちらも小さな温泉なので、
スリッパの数で察して入るというスタイル。
コロナ禍のため、みなさん察しまくって実質貸し切り状態でした。
湯加減もちょうどよく、なんといってもこの眺望。
何度も入りたくなる温泉です。
お待ちかねの夕食タイム!
うれしいことにテレビ付きの個室が用意されていました。
夏は鮎尽くしで有名な旅館、さて4月中旬メニューは…
あまご尽くし!
あまごってはじめて食べたんですが、新鮮で臭みがなくお刺身でも塩焼きでも絶品!
「旅のご飯は贅沢に」がモットーなのでお高めのプランにしたら、
なんと「鳳来牛」のステーキまで。
鳳来牛を飼育している農家さんは現在4軒しかなく貴重なお肉。
噛めば噛むほど甘い赤身、口の中でとろける美味しさ。
まさに素材の味が生きている!どれを食べても感動。
翌朝の朝食は密を避けた朝食会場へ。
ああ~ご飯が進むものばかり!
朴葉味噌にあまごの煮つけなど。
このあまごの煮つけ、ご飯に合うようにちょっと濃い味付けでお土産にもあるほど人気なんだとか。
おいしすぎてご飯おかわり3杯しました(笑)
おもてなし最高な旅荘みついさん、
【ご当地ブランド☆】迷ったらコレ!オススメNo1★極上の『鳳来牛』をステーキで♪【1泊2食付】
上記のプランで1人17,050円!
料理のクオリティを考えるとお値段はかなり良心的。
また伺いたい素敵な温泉旅館です。
豊橋市から旅荘みついや乳岩峡方面へ向かう方は、途中にある「マウイ牧場」へ。
ヤギのご飯代300円を払うだけで、『アルプスの少女ハイジ』の世界観が味わえます。
あたりは一面原っぱ、そこにたくさんのヤギ達が放牧されています。
観光客もほぼいない、まさに知る人ぞ知る穴場スポット。
木につるされたブランコにフリスビーなど、ちょっとだけ寄るはずが気づけば長い間遊んでいました。
映えスポットが多い豊橋市&豊川市に、ちょっと行けば大自然が広がる新城市など、
アクセス良く楽しめるスポットが多い愛知県。
ぜひコロナが落ち着いたら密を避けて遊びに行ってみてくださいね。
それでは!
第1弾→NO密な観光地、愛知県豊橋へ。ご当地グルメ「あんかけスパ」&ランプが灯る話題のカフェ編
第2弾→NO密な観光地、愛知県豊川へ。絵本の世界「さんぽ道」の絶品スイーツ&豊川稲荷へ