どうもどうも、無類の猫好きDoremiです。
もう毎日毎日暑くてやってられない…ということで、
夏でも涼しい避暑地へ!
舞台はあきる野~奥多摩。
第1弾では緑が美しい秋川渓谷沿いにある料亭をご紹介します。
東京とは思えない大自然へ。
それでは行ってみよー!
東京から車を走らせること1時間半弱。
秋川渓谷沿いの緑豊かな自然の中に、料亭「黒茶屋」はあります。
渓谷のためか東京といえど夏でも涼しいあきる野市。
黒茶屋の玄関口では、近頃めっきり見なくなった水車が出迎えてくれます。
黒茶屋の広大な敷地内には、
季節の懐石料理が味わえる料亭をはじめ、かき氷を食べながら秋川渓谷を望めるテラスカフェ、黒茶屋名物のおやきが買える「おやき屋」など
どこか昔懐かしく見どころの多いお店が立ち並んでいます。
黒茶屋に懐かしさや親しみを感じるのは、三百年前に建てられた庄屋造りの古民家によるものでしょうか。
東京といっても現代的な建物はなく、日本の原風景をそのまま残したかのような雰囲気。
夏は名物の鮎が味わえることから予約が困難。
特に四季折々の風景が美しい個室はすぐ埋まってしまうので、前もって予約するのがおすすめです。
こちらは個室ではありませんが、仕切りがあり半個室としてゆったり食事が楽しめます。
庄屋造りの古民家はとても広く趣のある雰囲気に期待が高まります。
黒茶屋はコース料理のみ。
「あやめ」(5,720円)は、鶏肉をメインとしたコースで夏季は鶏の朴葉焼きが楽しめます。
まずは前菜。
前菜は籠盛りで提供され、見た目から美しく華やか。
ほおずきの中に入ったミニトマトの南蛮漬け、黒茶屋の人気料理「勾玉豆富」の旨出汁ゼリー、もろへいや法蓮草浸しなど、
こだわりのある一品料理が詰まっています。
黒茶屋は独自のユニークな調理方法に毎度驚かされます。
とくにおいしかったのが、あお梅みつ煮。
本来酸っぱいはずの青梅を口に含むとジュワッとみつが溢れます。
メインの鶏肉は夏期のみ朴葉焼き。
夏季以外は炭火焼きも楽しめます。
器が葉っぱだったりと四季を感じる料理に心が躍ります。
朴葉焼きは味噌に鶏肉やネギを混ぜて焼きあがるのをじっと待ちます。
濃い目の味噌が食欲をそそる…コロナが終息したらお酒と一緒に嗜みたい一品。
揚げ物はじゃが芋大葉巻き、変わり種であお梅やイチジク。
抹茶塩につけるのが通。
冬瓜や豚バラ肉、はなびら茸などが入った脂と柚子胡椒が絶妙にマッチした爽やかな汁物。
配膳のタイミングもちょうどよく一品ずつなので、時間をかけてゆっくり味わえます。
夏の黒茶屋で楽しみなのが、この鮎の塩焼き!
パリッと焼かれた皮からは香ばしい匂いがしてきます。
身はふっくらとしていて骨も気にならず、頭から尻尾の先まで丸ごと食べられます。
これぞ夏の川魚。
こちらの鮎をひとたび知ってしまえば、他では食べられないおいしさ…ぜひご賞味ください。
飯はとうもろこしご飯。
ここまでのボリュームがすごいので、食べられるか不安になりますが
小盛りの量なので箸が進みます。
塩加減が少なめの香の物、お味噌汁と体に優しい献立。
水物にはびわレモンゼリー。
こちらもさっぱりとしていて夏にぴったりのデザートです。
コースの最後には甘味のおやきを。
こちらは敷地内にある「おやき屋 竹庵」でも購入できます。
餡は、優しい甘さのあずきと、風味豊かな「ねぎみそ」を使用した昔ながらのおやき。
お土産にもぴったりです。
黒茶屋を後にし、秋川渓谷を目指し散策へ。
「野外テラス 水の音」では、渓谷を眺めながら甘味やビールなどが楽しめます。
毎年4月下旬からは、「手づくりみやげ処 楽庵」にてかき氷が販売され、
こちらのテラス席にも持ち込めます。
すぐ下が秋川渓谷なので夏でも気温が低くマイナスイオンたっぷり。
日々の疲れが吹き飛ぶような清々しいテラス席で夏の風物詩を。
秋川渓谷は意外と降りられるところや泳げるところが少なかったりしますが、
黒茶屋の利用者だけが降りられる穴場な渓谷がうれしいポイント。
川の流れも比較的穏やかで、奥に進めば泳げる深さのところも。
「東京で一番美しい川」と言われる秋川渓谷。
青い空とエメラルドグリーンの川のコントラストがなんとも美しい。
渓谷前には休憩エリアが設置されていたりと、黒茶屋には些細なところにも気配りを感じます。
帰りには黒茶屋特製のお土産から、あきる野近辺の地元の珍味や民芸品までもが揃った「おみやげ処 水車」でお買い物を。
日々の喧騒を忘れ、たまには贅沢をしたい…そんな時にこちらの「黒茶屋」がおすすめです。
あきる野市の料亭「黒茶屋」いかがでしたか?
第2弾では、奥多摩へ移動し絶景カフェなどおすすめスポットをご紹介します。
夏の東京、じりじりと焦げ付くアスファルトから逃れ大自然を感じに行きましょう。
それでは!