どうも、どうも無類の猫好きDoremiです。
全国にはさまざまな珍スポットが点在していますが、
その中でも静岡県はコンパクトにまとまって回りやすい、まさにマニアック好きのための聖地!
城といっても何かが違う「熱海城」やその周辺スポット、また伊東市の「怪しい博物館村 まぼろし博覧会」をご紹介します。
それでは行ってみよー!
熱海駅から車で10分。
やってきたのは錦ヶ浦山頂にそびえ立つ「熱海城」
他県よりやや小さめ…?と思ったら、
城といっても歴史的に実在したものではなく観光目的に作られたお城なんだとか。
駐車場は250台分、1回500円です。
入場料は大人 1,000円。
お隣の「熱海トリックアート迷宮館」に行くなら共通券(大人 1,700円)がお得です。
入り口を抜けるときんぴかのしゃちほこがドーン!
しゃちほこって天守に飾られるものじゃなかったっけ…?
なんとなくB級感が漂うものの、1階~2階の展示コーナーは本格的。
1階の「武家文化資料館」では武士が戦場に挑む際の武具などが見られます。
また興味深かったのは2階にある「日本城郭資料館」!
日本全国のお城に関する資料を展示しており、なかでも名古屋城や松本城など各地の城をマッチ棒で再現したものは精巧な造りで本物そっくり。
もちろんミニチュアサイズではありますがマッチの数で規模の違いなども分かる面白い展示です。
3階は歌川国芳による浮世絵展。
何やら怪しい雰囲気の暗幕の先は、R18指定の春画の世界。
歌麿や北斎が手がけたエロティックな春画は江戸時代の赤裸々な生活が垣間見えてきます。
4階は「江戸のなぞ絵 遊び絵展」
判じ絵は今でいうなぞなぞのようなもので江戸庶民の娯楽の一つ。
やってみた感想は、難しく考えずにひらめきが大事!考えれば考えるほど深みにはまります…。
5階は「江戸体験コーナー」があるなど、
歴史好きはもちろん、お子様連れも楽しめる展示が目白押しです。
6階にある天守閣展望台からは、熱海市街、真鶴半島、房総半島、伊豆半島までぐるっと見渡せます。
熱海城は観光客もまばらで時間が余った時などに寄るのがおすすめ。
ちょっと寄ったつもりが意外と見るものが多く、思っていたよりもはるかに楽しめました。
さてさて帰り際、忘れてはいけないのが地下にある無料遊戯施設!
ボルダリング・卓球・わ投げ・キッズルーム。
これだけでも十分なんですが、なんとゲームセンターにあるようなゲーム機も遊び放題。
お城を見に来ただけのつもりが思いがけずちょっと得した気分…!
所要時間は全体的にじっくりと見て1時間~です。
お次はすぐ隣にある「熱海トリックアート迷宮館」
目の錯覚を利用した不思議なアートが楽しめます。
館内はそこまで広くないものの作品数が多く、絵画や生き物などエリアごとに分かれています。
平面画のはずなのに立つ位置によって飛び出して見えたりと変な感覚。
写真を撮ってみると目で見るよりも顕著に現れます。
あれ、なんかこれ自分から食べられに行ってない…?
床に寝そべって撮るトリックアートは上級者向け。
後から写真を見返したらトリッキーなことに…。
作品数は約50点。
1時間ほどでサクッと回れます。
人間の目がいかに信用できないか…後から見返すとクスッと笑えるユニークな場所です。
坂を下り行きついた先は、外観から雰囲気がヤバめな「熱海秘宝館」
こちらは18歳未満は入館禁止、また写真撮影も禁止の謎が多いスポット。
行ってみた者しか知ることができないディープゾーンです。
入館料は1,700円。HPの割引券を使えば200円お得です。
お値段が高いだけあって館内は広く内容もハード。
先人たちの性への情熱から産まれた展示の数々…18歳以上で勇気のある方のみお立ち寄りください。
ちなみに行ってみた感想は「いろんな意味で神秘的」です!
さて熱海から車で海沿いを走ること40分。
伊東にある激ヤバスポット「怪しい博物館村 まぼろし博覧会」にやってきました。
B級スポットとして名高く規模は国内最大級ともいわれています。
まぼろし博覧会は、出版社のデータハウスの社長自らがプロデュースしたテーマパーク。
館長の「セーラちゃん」が社長との噂も…。
いざ”キモ可愛い”の世界へ…!と思ったらチケットを買うまでの道のりが長い。
恐竜やらやばめの人形やらがたくさん潜んでいます。
これは長くなるぞ~と意を決して館内へ。
入館料は大人 1,200円 子供 500円。
HPの割引券を提示すれば100円引きになります。
まずは「大仏殿」エリア。
ジャングルのように鬱蒼とした茂みの中に、
超巨大な聖徳太子の顔が浮かんでいたり、はたまた世界の古代文明の道があったり。
なかには東京藝術大学学生や作家による作品なども寄贈されています。
あらゆる摩訶不思議な異次元空間に序盤で頭がこんがらがってきます。
昭和の町エリアは、昭和三十年代を象徴とするモノが溢れんばかりに展示されています。
懐かしいおもちゃや日用品ならまだしも、昭和の生活を再現したマネキンたちが地味に怖い。
子供なら泣くであろう呪怨エリアや完全にアウトなR18な展示品も多数。
「ほろ酔い横丁」には年がら年中ハロウィンエリアや未確認生物博覧会「村崎百郎館」など。
「メルヘンランド」は可愛いcuteなモノをコンセプトにしたお部屋が展示されていますが、
cuteとは何か概念が覆りそうな空間が広がっています。
日本のメルヘン「おばあちゃんの部屋」に関してはメルヘンではなくただのホラー。
どの部屋にも住める自信がありません。
「おっさん神宮」にはそれはもうたくさんのおっさんが潜んでいます。
柔和な笑顔なんだけど見ているうちに気分が悪くなってくるのはなぜでしょう。
参拝するとご利益があるそうですがはたして…。
…とまぼろし博覧会にはエリアがたくさんあり、その数は今後も増殖していくそう。
じわじわと広がるキモかわな世界。
もうキモかわだけでは言い表せないスポットです。
この記事で紹介したスポットはほんの一部。
静岡県にはアバンギャルドなテーマパークがたくさんあるので、
ぜひその世界観を堪能しに行ってみてください。