JR中央線の高尾駅に到着しました。天狗の巨大なお面があります。高尾山に行く人は、この駅で乗り換えて、高尾山口までいきます。今日の目的地「八王子城」は、ここから「八王子城跡行き」バスでいきます。バスは土曜・休日のみほぼ1時間に一本なので、事前に時間を調べておきましょう。
【バス時刻表】http://bus.ekitan.com/rosen/Rp610?t=0&b=310171&f=0&com=31&cn=%90%BC%93%8C%8B%9E%83o%83X&r=124
その前に駅に隣接する「Ichigendo(一言堂)」で朝食、または食料調達。素材にこだわたったパンやおむすび、軽食などをいただけます。バスの時間調整にカフェがわりにもつかえます。営業時間 7:30~20:30
バスで10分ほどで到着。タクシーを使ってもよいかもです。八王子城ガイダンスは、なかなか充実した施設。ビデオやゲーム、展示資料などで、八王子城の歴史的な背景がよくわかります。八王子城は、豊臣秀吉の関東制圧の一環で、前田利家・上杉景勝軍に攻められて落城。これによって小田原城も開城し、北条氏は滅亡。八王子城を築いた北条氏照も自害しています。
この鳥居から山頂までは、約40分ほどかかります。本格的な登山道が続くので、登山靴は履いておいたほうがよいです。
15分ほど登ると、金子丸に到着。ここは金子三郎左衛門家重が守備をしていたところ。最初の休憩所でベンチが設置されています。すこし進むと七合目です。
柵門台は八合目、ここでも休憩できます。柵のような門が、かつてこの場所にあったのでしょうか・・・。真相は不明です。
標高445mの山頂に到着。小さな社がひとつあります。城というほどの建物はありません。この山頂に八王子権現を祀ったことが、八王子城と名付けられた由来だそうです。
八王子神社にもどり、その左奧の松木曲輪(まつきくるわ)へ。ここは中山勘解由家範が守備していた場所で、前田利家軍を相手に奮闘したものの、多勢に無勢で防ぎ切れなかったといいます。
ここは広場になっており、テーブルもあります。眺めがよいので、ちょうどお昼をとるのによい場所です。
下山します。途中、来た道と別の方向へ行くと、昔ながらのお堂を発見。福善寺というお寺(地図の大悲閣観音堂の位置)。壊れそうな石橋をわたると、ボランティアガイドの控え室があります。ここから御主殿跡をめざします。
曳橋(ひきはし)が修復中だったのでわたれないため、古道から御主殿跡にむかいました。御主殿とは、城主などが普段生活をする屋敷です。
虎口石垣や石畳は当時のものをそのまま利用し、できるだけ忠実に復元されたもの。御主殿入口の冠木門(かぶきもん)は、当時の門をイメージし復元。築石や水路の跡、建物跡などがわかるようになっています。
広々とした芝生のエリアなので、ピクニックにもおすすめの場所です。
帰りも、バスは1時間一本なので、時間調整もかねて、北条氏照の墓も見ておきましょう。八王子ガイダンス施設を通りすぎ、しばらくすると竹炭の無人販売。さらに進んで左手の道にはいっていきます。
かなりきつい階段があるので、体力が有り余っている人は、ぜひ登っておきましょう。八王子ガイダンス施設裏にある停留所からバスで高尾駅に戻ります。