名古屋駅から関ヶ原駅までは東海道本線で約50分。関ヶ原は、1600年に行われた関ヶ原の戦い(関ヶ原の合戦)が行われた場所です。駅の看板には、徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍の主な武将な名前が連なります。駅前には、観光交流館を建設中です。仮設の街角案内所で「関ヶ原合戦史跡めぐり」の地図をゲットします。武将の家紋を押せる、ハンコ帳も100円で購入できます。
関ヶ原町歴史民族資料館をめざします。途中、東首塚に寄り道。関ヶ原町役場には、武将の絵が描かれた、強大な塔のような看板があります。役場を過ぎたあたりに、歴史民族資料館があります。駅から8分くらい。
大型ジオラマでは、合戦時の東西両軍の陣形と戦の流れがよくわかります。ここで自転車を借りることができます。4時間500円、8時間1000円です。子どもの座席つき自転車もありました。
開館時間:9:00~17:00(4月から10月)、9:00~16:30(11月から3月)、 入場料:大人350円、小人200円
岡山(丸山)烽火場をめざします。途中、細川忠興陣跡もあります。164mほどの山の上にあります。自転車の場合は、国道21号の丸山交差点から坂道をのぼって、山頂をめざすのがおすすめ。
ここには、黒田長政と竹中重門の陣があった場所。ここで、開戦の烽火(のろし)が上がりました。関ヶ原の町と、合戦の重要なスポットを一望することができます。当時の合戦に思いを馳せることができます。
決戦地に到着しました。徳川家と石田家の家紋入りの旗がかかげられています。小早川秀秋の裏切りで、一挙に東軍が優勢となる中、西軍の総大将石田三成の首を狙って、この場所で最大の激戦が繰り広げられたといわれます。
笹尾山に到着。この山の上に、石田三成の陣跡、山の下に島左近の陣跡があります。石田三成は、東軍・黒田長政に攻め込まれて敗走し、伊吹山へ逃げ込み、やがて、近江国伊香郡古橋村(滋賀県長浜市木之本町)で捕らえられます。
関ヶ原ウォーランドでは、関ヶ原の戦いを200 体以上の等身大コンクリート像で再現。東西両軍の布陣や、地形も忠実に再現されています。合戦の中に放り込まれたような錯覚を起こします。
コンクリート像は、日本のコンクリート像作家・浅野祥雲氏が晩年に製作したもの。リアルでありながら漫画のようなユーモラスな造形です。合戦で使われた武具などの展示も見られます。
開館時間:10:00~16:00(4月から11月)、10:00~15:00(12月から3月)、 入場料:大人500小人300円
徳川家康の陣の首実験場。家康の前に、首が置かれています。笹尾山の石田三成の陣は手薄です。松尾山の小早川秀秋の陣は、なかなか動く気配なし。小早川の裏切りで、奮戦するも自害する大谷吉継。他の部隊が逃亡する中、東軍のまっただ中に中央突破を果たした島津義弘。関ヶ原の戦いのストーリーも読み取れます。
無名の兵士たちもたくさん登場。槍をもって戦う、宮本武蔵も発見しました。なぜか、戦を止めようとする、武田信玄の亡霊も・・・。この展示は、B級スポット的な扱いをされていますが、かなりの臨場感があり、人の狂気すら感じられる画期的なもの。関ヶ原に来たらはずせないスポットです。
敷地内には、観音様がまつられ、その近くの石碑の「祈 ノーモア関ヶ原合戦」のメッセージが、何とも沁みます。
ここには飛騨牛や近江牛を食べられるレストランや、お土産施設、20万本のひまわり畑もあります。
関ヶ原ウォーランドから3kmくらいのところに関ヶ原鍾乳洞があります。途中にある、胡麻の郷、エコミュージアム関ヶ原は無料で見学できます。坂道も多く、自転車いくのはちょっと大変ですが、洞窟の中に入ると天然のクーラーのご褒美がまっています。ぐるりと一周して20分ほどです。
関ヶ原鍾乳洞のすぐそばに、旧陸軍の火薬庫があります。中にはいることはできないですが、のぞきみることは可能です。見張りが立つ立哨台(りっしょうだい)は、爆発にそなえて、壁で囲われています。
関ヶ原の中心地にもどってきました。ここは、天下分け目の合戦が始まった開戦地です。東軍・井伊直政と松平忠吉様が、東軍の先鋒・福島正則の脇をだしぬいて、西軍・宇喜多秀家に向かって発砲。怒った福島正則は、宇喜多陣営に突撃を開始。こうして関ヶ原の戦いの火ぶたが切って落とされました。すぐ近くに小西行長の陣跡もあります。