13:00 JR平井駅前に集合。
引率する別視点ツアー代表の松澤さん。
今回ガイド役は、松澤さんではなく、図画工作作家の「木村りべか」さんだ。
https://twitter.com/pyooi
手作りのしおりと、名札まで用意されている!なんだか、小学校の遠足を思い出す。
(ちなみに、名札の植木鉢は、参加者全員違う写真になっている)
この木村さんは、植木鉢の魅力に惹かれて以来、植木写真を8年以上撮り続けているという。
丁寧に手入れされている植木鉢もあれば、「どうしてそうなった?」という植木鉢もある。
そんな持ち主の意図や生活を想像したりするのも楽しみのひとつなのだそう。
その他の楽しみ方のひとつとしては、技名をつけること。
例えば、鉢の上に鉢を乗せているのは、「鉢 on 鉢」という技らしい。
僕、24年間生きてきて、全く意識してこなかったが、この鉢 on 鉢、けっこうあった。
木村さんいわく、「大きな鉢の上に小さな鉢を乗せがち」で、これは植木鉢あるあるらしい。
また、見るスポットはほぼ一般住宅なので、以降、スポットは「平井公園」としておく。
また、「植木でドアをふさぎがち」というのも、植木あるあるの1つらしい。
2枚目の写真なんて、ドアどころか階段ごとふさいでいる。というより、もはや植木鉢を置くために、階段を活用しているように見える。
これは「開けずの植木鉢」という技だそう。
これも、意外にけっこうあった。
新鮮すぎて、我々ツアー客は、植木鉢に食いつき、各々の思うようにイジり倒していった(食いつくスポットが多すぎたため、後半めっちゃ押した)。
1枚目
これは珍しい、犬の植木鉢。しかし、ちょっとこれはかわいくない。
2枚目
花を見るための鉢に、花のプリントがしてある植木鉢。
こういうのが下町ならではの、なんとも言えないモヤモヤポイントだ。
1枚目
鉢が斜めっている。これは、バランスが悪いのではない。
よく見てみると、植物の根っこが、鉢の底を貫通してこのようなことになっている。
2枚目
植木鉢を墓としている。ペットのお墓かな?
15年生きたということは、犬か何かだろうか。
人間だけでなく、鉢にも、それぞれのストーリーがある。
そんなこんなしながら、散策していると、家中を植木鉢で囲んでいる家があった。
家主はどんな想いで、この鉢をたくさん置いてきたのだろうか。
個人的に気に入っている写真だ。
かわいいサボテン。
鉢はこれ、豆まきとかに使う入れ物だろうか?
こちらも個人的に気に入っている写真であり、こうしてみると、もはや植木鉢は、アート写真にもなり得る!
都内で、カメラを持っておでかけできる撮影スポットは、そこらじゅうにあるのだ。
中にはアンチもいる。
途中、珍スポットもいくつか回った。
やってるのにやってないっぽいフリーマーケット「ハピネス」。
[営業中]と書いてあるが、人の気配はない。
また、明らかにお出かけ日和だったのに、[雨天中止]と書いてあった。
これは、やってる日があるのかどうか、みんな実際行って確かめてほしい。
(店主はドラえもんが好きなのだろうか)
他にも、植木を鑑賞していたら、家主のおやっさんがたまたま出てきて、これでもか!というくらい説明してくれたり、
木みたいになってるデカいサボテンがあったり、もう書ききれないほど濃厚だった。
最後のスポットが、林家という、和菓子屋さん。
こちらは、植木鉢を大事にしていて、お店が閉まったら、鉢を中にしまい、毎日配置が変わるらしい。
ここのおばちゃんは、暖かい人なんだろうな。
そういう心が、植木鉢に現れるのだ。
15:30すぎ 平井駅にて解散。
最後に、ガイドのりべかさんと、記念にパシャり!
なんかもう、人生観変わった。植木を気にせずにはいられなくなってしまった。
最寄駅から家までの道が、楽しくなった。良い1日だった。
まさに「参加型タモリ倶楽部」
別視点ツアーでは、他にも色々なツアーがあるので、要チェックだ!
http://www.betsushiten.com/
公式でレポートも上がっているぞ!
http://www.betsushiten.com/?p=851