日本最大級!遊びプラン投稿メディア
モデルコース20,673
月間利用者数400万人以上

鳥取の超ディープな温泉街・三朝温泉(みささ温泉) 愛国宿・西藤館の謎を解き、元ストリップ場跡をめぐる

62914
2017/02/06
鳥取の超ディープな温泉街・三朝温泉(みささ温泉) 愛国宿・西藤館の謎を解き、元ストリップ場跡をめぐる
鳥取県にある三朝温泉は、開湯850年という歴史ある温泉街ですが、いろいろとつっこみどころ満載のスポットが目白押しです。まず「三朝」は「さんちょう」ではなく「みささ」と読みます。他ではなかなか味わえない、魅力いっぱいの三朝温泉のスポットを紹介していきます。
・掲載時点の情報です。最新情報については各施設のHPをご確認ください。
・紹介している施設等について、アフィリエイトプログラムを利用した広告リンクを設置している場合があります。
河原風呂 / 足湯 河原の湯河原風呂 / 足湯 河原の湯河原風呂 / 足湯 河原の湯

三朝温泉にある河原風呂。このお風呂、すだれで囲いはしてありますが、ほぼ丸見え状態です。中心地にあるので、結構人通りもありますが、入浴する人も中にはいます。手前に足湯、奥に湯船があり、いずれも無料で利用できます。

三朝温泉

ここが昔ながらの三朝温泉のメインストリートです。この通りには、歴史ある宿が軒を連ねています。飲食店やお土産屋、スナックも一軒ありました。

いずみ娯楽場

いずみ娯楽場では、射的やスマートボール、手打ちパチンコなどを楽しめます。

料金:500円/回
営業:15:00〜22:00※最終受付は21:40
定休:不定休

芝居小屋ニューラッキー 

こちらは、もとストリップ小屋で、現在は芝居小屋として使われています。週末などに営業しているようです。現在の看板は、取り外しできるようになっています。

元ストリップ場跡

細い路地を入っていくと、その先にも、元ストリップ場の跡があります。昼間であれば、建物の中を窓ごしにのぞくことも可能です。

てりふり屋

「てりふり屋」は、昔ながらの駄菓子屋の趣があります。ご飯時は休憩をして、夜おそくまで営業しています。ターゲットは大人のようですね。

営業:8:30~21:30※17:00~19:00まで休憩
定休:不定休

元薬局

しばらく歩くと、異様や看板の建物があります。何事かと思う人も多いと思いますが、今回、その謎を解いてきました。

この近辺には、最新鋭の防犯カメラを何台も備えつけているので、くれぐれもいたずらはしないようにしましょう。ドアにもドアノブがなく、侵入できないようになっています。ちなみに、これらの看板は、ちゃんと役所や警察に届け出を出して掲げているようです。

この建物は、もと薬局でした。シャッターの中には、解体工事の際に床下彼出てきたレトロな看板が並びます(特別に見せてもらいました)。

元店舗

その建物の反対側にも、愛国心を訴える建物が。ポスターには自民党の看板が。でも、鳥取県出身の議員・石和茂さんの目には黒い線が入っています。拉致被害者の会のブルーリボンのバッチを外したことが原因のようで、目も合わせたくないという主張のようです。

シャッターを開けると、竹島や、拉致被害にまつわるポスターが貼ってあります。貴重なポスターで枚数がなくなってきたため、陽に焼けるのを防ぐため、最近はシャッターを締め切っているのだとか。

元旅館

その先にも、靖国神社にまつわる文言がかかげられた建物があります。ここは元旅館&バーだったようですが、夜逃げをして売りにだされたものを買い取ったそう。

現在、中は改装を進めており、なんと温泉が湧いています。いつか泊まれるときがくるかもしれません。

西藤館西藤館西藤館西藤館

これらの一連のインパクトある建物は、三朝温泉でもっとも歴史ある西藤館さんの所有物です。創業はなんと1658年。現在、西藤館は、黒い鉄の門で固く入口が閉ざされており、一般客は泊まることができません。

琴桜関が療養に訪れたり、俳優の三国廉太郎や、写真家の土門拳もおとずれた、由緒ある旅館のようです。その温泉の効能は、ものすごいそうですよ。

西藤館

お庭にある看板を見てみると、皇居、靖国神社など行先?の案内看板が掲げられています。台湾とは友好関係を築いていますね。

この宿のご主人の西藤さんに案内していただきましたが、思想は「右翼」ではなく、「保守本流」とのことです。看板のメッセージを通して、国民に訴えかけるために、3棟の建物を買い取ったのだそう。この一帯は、三朝温泉の中でなんとも不思議な空気をかもしだしています。

一の湯 御茶屋旅館 (民営国民宿舎)跡

西藤館さんをさらに進むと、国民宿舎跡があります。現在は、川の反対側に立派な建物が建っています。

プランナール三朝という名前ですが、ホームページを開くと「三朝小唄」が強制的に流れてきます。プランナールはフランス語で白い芸術を意味するそう。どこか城を彷彿させる建物ですが、ややこの町には不釣り合いな気もします。
http://www.blancart.jp/

年季の入ったさまざまな建物

三朝温泉のおもしろいところは、古くなった建物を壊さず、そのまま残しているところ。数十年前の建物が、看板がそのままなので、かつてどんな業態の店があったのかが一目瞭然。

また、このエリアは2016年起こった鳥取中部地震の被害が大きかった地域。建物にはブルーシートがかかるなど、被災の後が見受けられる地域です。いちはやく復興することを願います。

一般的な三朝温泉のお散歩コースはこちら
http://play-life.jp/plans/15944

このプランが掲載されている特集
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。