金沢駅西口から「北鉄バス」もしくは「城下まち金沢周遊バス」にのって14分、「本多町」で下車して徒歩4分ほどです。兼六園など観光の中心地に適当に降りてふらふら歩いていくのもいいかもしれません。
突如として目の前に飛び込んでくる、池につつまれた不思議な建物。設計は谷口吉生氏によるもの。この建物だけなら、入館料をはらわなくても外から見ることができます。
水辺をあるいて、鈴木大拙館の入口へ移動します。
住所:石川県金沢市本多町3丁目4番20号
時間:9:30~17:00※入館は16:30まで
休館:月曜※月曜が休日の場合はその直後の平日休、年末年始
料金:300円※高校生以下無料
まずは細い回廊を進んで展示空間へ。鈴木大拙の書や写真、著作などの資料から大拙を知ることができます。「それはそれとして」「うんとこどっこいしょ」などの言葉を作った人物であることも初めてしりました。
いろいろな角度から建物や池の空間をながめることができます。水鏡にうつる景色や背景も変わっていきます。
四角い建物の中は、このようになっています。水面をながめながら、さまざまなこと考えられる思索空間です。
鏡のような水面を見ていると、静寂を打ち消すかのように、ときおり水面に波紋ができるしくみになっています。何もない中に、人それぞれ何かを見出せる、そんな素敵な空間です。金沢の中で、もっとも好きな場所となりました。