大阪、神戸、京都など関西の主な都市から約100kmに位置する城崎温泉。
片道3時間ほどで着くので日帰りよし、泊まりよし、のちょうどいい距離感です。
バス、電車、車といろいろな手段でアクセス可能な城崎温泉ですが、おススメは車窓も楽しめ、ゆったり移動できる電車。
城崎温泉を発着地とした特急列車も運行されています。
城崎温泉には外湯と呼ばれる、いわゆる外来入浴できる温泉が7か所あります。
今回入ったのはその7つの外湯の一つで、城崎温泉駅から川沿いの柳並木を抜けたところにある「一の湯」(大人1名700円)。
「合格祈願・交通安全、開運招福の湯」ともいわれる、なんともありがたいお湯です。
一の湯だけでなく城崎温泉の外湯のGoodなところは、朝早くから営業しているところが多いこと(一の湯は朝7時から)。
特に、時間が限られている日帰り旅行者にはありがたいです。
開湯1300年を迎えた歴史ある城崎温泉の源泉がここ。
温泉にじっくり入らなくても、ここで大地の恵みである温泉を気軽に楽しめます。
それは「足湯」!
足をじっくり入れていると、じわじわと体があたたまってリラックスしていくのを感じられますよ。
元湯では温泉グルメを自分で作れちゃいます。
そのグルメとは…「温泉たまご」!
浸ける時間で固さも自由自在にできるのが楽しいですよ。
自分で作ったとろとろ、ぷるぷるの温泉たまご、美味しくないわけがありません。
温泉たまごづくりの卵もここで購入できます(元湯は市販の卵の持ち込みは禁止されています!)。
足湯と温泉たまごづくりでリラックスしたら、スイーツを。
ここでは、フルーツや抹茶、チョコなどを素材にしたジェラート、濃厚ミルクアイス、さっぱりソフトクリームの3タイプのアイスが勢揃い!
今回は、ゆずジェラートとさっぱりタイプの茶屋ソフトのセットをチョイス。
あ~、ますます癒される…。
さて、城崎温泉駅からJRでわずか一駅。
降り立った駅が玄武洞駅。でも、玄武洞はここにはありません。
ここから目的地の玄武洞までの手段は、なんと旅情あふれる渡し船!
片道300円とリーズナブルなのもうれしいです。
風と日の光を感じながら、ゆらゆらのんびり…あっという間に玄武洞の入り口に到着です。
160万年前に起こった噴火で流れ出た溶岩が固まってできた玄武洞。
柱状節理と呼ばれる、きれいな六角形の柱がにょきにょきと縦、横、斜めにそびえ立っている姿は圧巻。
地球の力強さを感じられるパワースポットとしても有名です。
ちなみに、国の天然記念物にも指定されているほど、貴重な光景なのです。
最後はやっぱりグルメで〆ましょう(笑)
玄武洞のことをもっとよく知れる「玄武洞ミュージアム」に併設されているレストラン。
但馬牛、八鹿豚、但馬鶏、そして野菜など地元でとれた素材を生かしたメニューが楽しめます。
地元但馬牛を使った「但馬牛 ミートソースパスタ (1,000円・税抜)」をチョイス!。
渡し船で渡った円山川のゆったりとした風景をを眺めながらの(ちょっと遅めの)ランチは格別です。
火山大国と言われるほど火山が多い日本。
火山はひとたび噴火を起こすと大惨事を引き起こす怖い存在でもありますが、温泉をはじめ、大地からの恵みを与えてくれるありがたい存在でもあるのです。
城崎温泉と玄武洞に共通するのが「火山活動」。
動と静の違いはありますが、大地からのギフトを五感を使って楽しんでみてくださいね!