まずは愛媛の玄関口である、松山空港に降り立つところから旅が始まります。松山空港は、こじんまりとしてアットホームな印象の空港です。松山空港は道後温泉や松山城などの松山市内の主要観光スポットへも近く、アクセスにも便利なのが嬉しいポイント。
エントランスにある大きなミカン柄のステンドグラスアートが旅行のムードを高めてくれます。空港から外に出ると、むわっとした熱気に包まれ、暖かな四国の気候を感じることができますね。
松山空港の近くにはいくつかレンタカーやカーシェアサービスがあります。松山市街地は電車やバスが主要な観光地を結んでいますが、市街地から離れると電車やバスの本数が少なく通るエリアが限られるので、車移動もおすすめです。しまなみ海道などの有名スポットを巡るのにも便利ですよ。数は多くないので、便利な空港の近くで車を借りたいなら早めの予約が必要です。特に夏休みシーズンやお盆などの繫忙期は予約がマスト。
松山城は小高い丘の上にあり、天守閣まではロープウェイが通っています。えひめ笑顔の観光物産館からロープウェイ乗り場までは徒歩で約2分ほどという近さ。登り坂が多いので天守閣まで向かう際にはロープウェイを使うのがおすすめです。また、帰り道でロープウェイを利用すれば松山市を見渡せますよ。街の景色を見ながら下る帰りの利用もおすすめです。ロープウェイの足元には「想いはきっと、Wi-Fiよりも飛び交っている」などの言葉が書かれていて、乗っている間も楽しめます。足元にも注意してみてくださいね。
ところどころに階段や急な坂道のある松山城への道のりを歩くことで、在りし日の松山城やこの地を歩いた武士たちへ想いを馳せてみても。目を凝らすと生け垣にミカンの木が紛れて実をつけていることもあり、こんなところにも愛媛らしさを感じることができますよ。
松山城ではVRゴーグルで松山城に攻め込む疑似体験ができます。火縄銃のレプリカは実際に手に取ることができるので、城内から外の敵を狙って構えているような写真を撮ることも。松山城が敵襲に強い造りになっていることがよくわかる展示になっていますよ。
天守閣観覧券は520円。ロープウェイの利用は片道270円、往復で520円です。
©宇和島鯛めし もとやま
「鯛めし もとやま ロープウェイ乗り場店」はロープウェイ降り場の目の前にある鯛めしの専門店です。せっかく愛媛に来たのなら、一度は名物の鯛めしを食べたいですよね。鯛めしは愛媛県内でも地域によってさまざまな種類がありますが、ここ「鯛めし もとやま」では宇和島鯛めしを食べることができます。宇和島鯛めしは、お刺身の鯛と薬味を混ぜてご飯と一緒にいただきます。いくつかある鯛めしのなかでも、鯛の新鮮さを感じられるおすすめの食べ方ですよ。生卵やタレ、細かく切ったネギなどと絡めた鯛めしは、口の中でとろける美味しさです。
「伊織 松山お城下店」は今治タオルや愛媛県の特産品を扱うお店です。ここにも愛媛名物の「蛇口からみかんジュース」が設置されています。この店舗では、複数種類のみかんジュースを飲み比べもできますよ。みかんの産地や品種によって酸味や甘味が少しずつ異なるので、お気に入りの味を探してみては。
販売されているタオルには、有料で名前やイニシャルの刺繍もできます。大切な人への贈り物にも、自分へのプチご褒美としてもぴったり。愛媛県限定のミカンの花柄や、松山市限定の椿柄のタオルもおすすめです。
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松山城から車で約7分、電車では約17分で道後温泉へ到着します。
道後温泉は国内でも屈指の人気温泉地で、約3000年という長い歴史を持ちます。夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場したことも人気の理由のひとつ。海外からの旅行客にもとても人気の高い温泉で、レトロな温泉や情緒あふれる温泉街の雰囲気が魅力的です。
温泉に浸かってゆっくり休めば、観光疲れも癒されますね。