写真の女性は、ァッションモデル・女優として活躍中のKIKIさん。
トークショーで登壇される前に深々とお辞儀をしてご挨拶をされついる様子です。
横に並んだマネキンがかすんで見えるほど、スラリとスタイルが良くて素敵です。
今回注目して欲しいのは、KIKIさんが着ているジャケットなんです。
前身頃の左側は鮮やかな赤い布、右側はネイビーとアシメトリーなデザインで素敵ですが、これこそがこの日のトークショーのテーマ「セカンドライフファッション」そのものなのです。
10月16日(月)から12月25日(月)に展開される
「Second Life Fashion(セカンドライフファッション) ~洋服の移植手術~」という活動のタイトルは、かなりインパクトのあるものですが、これは、昨年、国内外で大きな反響を呼んだ「Second Life Toys(セカンドライフトイズ) ~おもちゃの移植手術~」 の第二弾なのでした。
内容としては、“破れやほつれなどで、着られなくなってしまったお気に入りの衣服(レシピエント)”を修理したい参加者と、“大切にしていたけども着なくなってしまった衣服(ドナー)”を寄贈したい参加者の、それぞれの衣服を組み合わせる移植手術を施し、衣服に再び命を吹き込む取り組みです。
KIKI さんが着ているジャケットは、事前に修理を依頼したものと寄贈 いただいたものを大胆に組み合わせ、リペアしたものなのです。
KIKIさんは、今回の一連の活動、洋服の修理依頼や寄贈、そしてトークショーへの出演を通じて、お気に入りの洋服への想いを振り返るとともに、ご自身も、免許証や保険証への臓器移植に対するステイタスの記載について考えるきっかけを貰うことが出来て、そのことを家族やお友達など周囲の人達と話が出来て良かったとのコメントを出されていました。
トークショーでは、既に提供されたお洋服によって生まれ変わったお洋服が紹介され、KIKIさんから、わー、素敵なスカート❗️というつぶやきがでる場面もありました。
トークショーの当日は、私も修理依頼用のお洋服を持って行くことはしませんでしたが、これから12月25日までに所定の送付先に送れば、KIKIさんが着ているような素敵なジャケットみたいに、すっかり生まれ変わったお洋服が手に入るかもしれません。しかも臓器移植に関するPR活動にも貢献できるのも、気持ちいいので、私も是非参加したいと思います。
衣服の送付先は、こちらになります。
〒104-0064
東京都中央区銀座8-18-11
銀座エスシービル7F
Second Life Fashion 事務局
(株)スリーピー内 担当 原口 様
トークショーのステージで上映されていた動画でお話もされている、日本臓器移植ネットワークの広報・開発事業部 部長の雁瀬 美佐さんが会場にもいらしていたので、少しお話をお伺いしました。
現在、臓器移植を待ち望む方々は、年間 1万4000人ほど、一方、実際に手術を受けられるのは、その2パーセントの300人ほど、とのことです。
このセカンドライフファッションの活動によって、臓器移植への認知が広がりますように!