前回は、美しく修繕された「陽明門」を見学しました。
本当に素晴らしい姿になりました。
修復中も見に行きましたが、
それはそれで、価値あるものでした。
普段、見られない様子を見る事ができ、
また、それは二度と見る事ができない姿でした。
そして、その先に待っていたのが、こちら!
「唐門」でございます。
こちらも、陽明門に負けないくらい、豪華\(◎o◎)/!
すごいっ!その一言です。
こちらの「唐門」も、国宝に指定されております。
(というか、どれだけあるの?国宝や重文!!)
全体が胡粉(ごふん)で白く塗られ、
「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や
「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など
細かい彫刻がほどこされています。
こちらは、通常は閉ざされており、
神職を始め、一般の参拝客も唐門をくぐることはできません。
しかし、正月時期や例大祭など、特別な時には開放されることがあります。
門の両脇には、「昇龍と降龍」の彫刻があります。
この龍は別木による寄木造りで造られており、
木の種類としては「黒壇(こくたん)」や「紫壇(したん)」が使用されているそうです。
確か、上野東照宮にもありましたね。
とりあえず、御本社にお詣りする前に、
奥の院へと参りますか…
奥の院に行く前の門には、有名なこの子が…
「眠り猫」ですね~♪
実はっ!この子も「国宝」なんですよ!びっくりですね。
ただ、実際に見ると、
この子、とても小さいですwww
それもまたびっくりしましたが…
こちらは、あの左甚五郎作と伝えられています。
牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、
うたたねをしているところから
「日光」に因んで彫られたとも言われています。
また、その眠り猫の裏側にはすずめがいて、
警戒心の強い猫がうたたねをするくらい平和で、
しかも、猫の天敵のすずめも安心していられるほど、
弱いものにも優しい世の中であるという、深い意味があるようです。
そして、これより先は、奥宮に通じます。
ここからは、少し長い階段が続きます。
ご年配の方は、登られるのが少々おツラいかもしれません。
実際、とても混雑しているときは、
立ち止まる場所もままならず、
結構厳しい場所になります。
ただ、日光東照宮の中でも、
特に神聖な場所であり、
江戸時代には、歴代将軍しか入る事を許されなかったところです。
計207段の階段。
できればがんばってお詣りされることをオススメします。
奥社の入口には銅鳥居が建っております。
こちらは、1683年(天和3年)に
5代目将軍徳川綱吉公が奉納した鳥居であり、
鳥居の扁額は後水尾天皇の勅筆になります。
造られた当初は、石造りだったようです。
こちらが拝殿になります。
こちらも重要文化財です。
かつては歴代将軍のみしか昇段が許されなかった場所で、
拝殿は奥の宝塔に眠る「神となった家康公」に
祈りを捧げるための場所となっております。
まずはここでお詣りをしましょう!
拝殿の奥には「鋳抜門」があり、
その先にあるのが、こちら!
あの徳川家康が眠るとされる「宝塔」です。
そして、その脇にあるのが「叶杉」です。
こちらは、長い間、入る事が出来なかった場所でしたので、
たくさんのパワーがここに閉じ込められているとされています。
実は、この両方を写メで撮って、
待ち受けにすると、ご利益があるとか…
こっそりやっちゃおーかな?www(^^♪
宝塔の下には8角形で9段の石が積まれて基檀とし、
その上に宝塔が建てられています。
創建当初の宝塔は木造であったとされ、
後に石造りとなり、1683年(天和3年)に現在の唐銅製に造り替えられています。
もちろん、近くまで行くことはできません。
まわりとぐるりと板に囲まれ、
その上を歩くようになっております。
こちらで家康公が眠るとされていますが、
誰も掘り起こしたことがないので、
本当にここにいらっしゃるのかは、不明だそうです(^_^;)
(そりゃそうだ…(笑))
宝塔の側にある「叶杉」
ここに自生しております。
こちらも言わずと知れたパワースポット!
この叶杉に向かって願い事を唱えると
「願いが叶う」と言われています。
もちろん、私もチャリンして、
お願いをして参りました♪
お願いごと、叶うといいな~(*^_^*)
先ほども言いましたが、
奥宮に行くには、長い石段と石畳の道を歩きます。
この階段と道はすべて石製となっており、
別名で「石廊下」とも呼ばれています。
石廊下は、真っ直ぐに宝塔にむかっておりますので、
家康公が眠る宝塔からのパワーが
この1本道の石段を通っていると言われています。
つまり、この石段を奥社へ向けて昇るだけで
強力なパワーを全身に浴びることができるということになります。
また、まわりを大きな木々に囲まれて、
まさに生命の息吹きすらも感じられる場所になってます。
日光東照宮に来たら、
ぜひ、奥宮まで足を運び、最大のパワーをいただきましょう!
さて、次は…
本殿に参ります。